表参道ヒルズで生ビール (2006/08/09)

 
 先日、表参道ヒルズの地下にあるワインバー「BISTY'S」にいろいろなご縁があって寄らせていただいた。表参道ヒルズは、話題のスポットでもあり、BISTY'Sは、従業員が全員女性ということもあって?、気持ちがウハウハしているのを隠しつつ、訪問したのだった。ここは巷では、銘醸ワインがグラスで20ccから楽しめるということで知られているが、私はあえてビールを注文してみた。それは試飲会でワインを大量に試飲して、少し疲れていたということもあり、夏本番ということで、ここはビールということに決めたのだった。

 で、ここの生ビールは、某SPドライなのだが、ビアグラスに相当こだわっている様子で、薄型のおしゃれなグラスに注がれた生ビールは、サーバーが毎日洗浄されていることも絡まりつつ、非常においしいものだった。冷たすぎず、程よく冷たく、クリーミーな泡立ちが、夏の暑さを一瞬忘れさせてくれたのだ。生ビールがおいしいと、とても幸せ。

 ビアグラスは、おそらく湯島の名店「EST」さんで水割りに用いられているものと同系タイプのバージョン違いと思われ、その繊細な口当たりは、器に関心を寄せる私の心にときめきをもたらしてくれる。小ぶりのグラスで一杯630円という価格は、何も考えなければ高いと言わざるを得ないが、ゆったりとしたソファに座れることも考えると、東京の中心につき、やむをえないかと思いつつ、平塚の○喜さんだと椅子もない代わりに恵比寿ビールが250円で飲めてしまうので、ここに表参道と平塚のそれぞれの個性を知ったりもした。

 表参道で、素敵なソファに座って、素敵なグラスで飲むビール = 630円
 平塚で、おしゃれな佇まいの立ち飲み処で、飲む恵比寿ビール = 250円

 上記二店に共通しているのは、店長さんが女性でしかも美人ということと、ビールがとてもおいしいこと。
 価格の違いは、それぞれの価値観の違いで、両者はそれぞれ納得できるところが面白い。

 話は少しずれてしまったが、表参道でおいしいビールが飲みたくなったら、表参道ヒルズの地下を狙うのがよいかもしれない。ただビールを飲むだけなら駅の売店やコンビニでビールを買えばいいのだけれど、ビールを最高においしく、そしてリッチに楽しむならば、その価値観にお金を払いたくもなってくる。おいしいには理由があり、そしてその価格には理由があるのだから。

 ただ酔うためだけでない、不思議な価値観が、表参道ヒルズにあることをここに記しつつ、またと近いうちにお邪魔したいと思ったりする。(ただし二杯飲むと、いい値段になるので、軽く一杯引っ掛けるだけにしようかと思いつつ、ここはワインも注文したいと思うのだった・・・)


おしまい
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