ジェラール・ラフェ
試飲日 2004年06月13日
場 所    神奈川県某所
照 明 自然光
種 類 フランス ブルゴーニュ地方AOC赤ワイン
生産者 Domaine Gerard RAPHET (Morey Saint Denis)
Vintage 2002
テーマ ジャン・ラフェの息子
ワイン CLOS DE LA ROCHE Grand cru

<特級クロ・ド・ラ・ロッシュ>
 
抜栓後1時間くらい経過後、某氏の計らいにより最後の一杯だけ頂戴しINAOグラスへ。透明感のある明るいルビー色で、自然光を受け美しく輝いている。イチゴのニュアンスがたっぷりの赤系果実の優しい香り立ちが印象的で、清んだニュアンスも心地よい。口に含めば、気持ち甘めのテーストながら、すっきりとした辛口でミネラル感もたっぷりあり、程よい酸味も心地よい。優しい癒し系ともいえる穏やかな味わいは、とてもエレガントで、すでに今飲んでかなりの美味しさを表現してくる。丸みを帯びたタンニンもしっかりと存在し、2002年のバランスのよさを思う時、世代交代もスムーズに行っているような気がして嬉しくなる。余韻も長く、ずしりとした重みとは無縁な味わいながら、美しいピノ・ノワールのひとつの形を体感できる思いだ。

 父ジャンから息子ジェラールへ。

 ラフェ親子には、自然派特有の癒し系の味わいとは、また違った癒され方があり、ちょっといい感じである。ちなみにエチケットはキュベ・ノースバークレイとは違うドメーヌの絵がかかれたバージョンで、父のときとほとんど同じだったりする。(作者名が隅っこに書いてあるが・・・)


以上
 


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