山遊倶楽部の登山教室は?
登山教室に参加を希望される皆様からの共通した質問のなかで特に、自分の体力と経験で、はたして大丈夫だろうか?グループのみなさんに迷惑はかからないだろうか?という相談をよく耳にします。
山遊倶楽部の登山教室は、参加された皆様方が家族的な雰囲気のなかで助け合いながら
“安全第一” “目標達成” “快適登山” となるように実施しています。
- ①どのくらいのペースで歩くのか?
- ②休憩時間は?
- ③昼食の時間は?
① ② 回答
一般的に約50分~1時間に10分の休みです。これは各参加者のレベルが同等で、パーティ全体に乱れがない場合です。が、最初からこのペースで行動すれば乱れが生じることも事実です。初めて参加された方の体力及び技術レベルはガイドも判断できませんから最初の1時間程度を目安に、パーティ全体と個々の様子を見ながら行動します。徐々にこれから先のペースを今回の目標に合わせて行動するように心がけています。
安全第一は当然ですが参加者は“お客様”ですから”無理なくより快適に、目標を達成させること”を課題としています。
パーティ全体を見ると体力のある人、無い人(当日にかぎり調子がよくない人)が必ずいます。しかし、もしペース配分に失敗すると、たった一人のために残る全員が十分余力を残しながらも時間切れ“目標未達”ということにもなります。
体力のある人は何でも無いことなのですが、余裕の無い人は誰よりも苦しい思いで頑張っています。ガイドはこの状況から判断して、登山道の距離、傾斜、難易度を見ながら、適当なペース配分で皆さんに行動していただき、全員で”目標を達成”していただけるように考えております。どうしても一般的なペース配分では無理がありますしガイドは途中に不調の参加者を一人だけ残すようなことは、絶対に出来ません。
ですから、ペースと休息時間は必ず一定とならない場合もありますので、このような考え方をご理解いただきたいと思います。
個人の技術レベルについては、ガイドが的確に判断し、必要とすればどのような場所でもザイルの使用など“安全第一”で行ないますので問題はありません。
③ 回答
ハイキングコースとは違い、縦走や冬山などでは特に天候状態により行動が大きく制限されることが十分予測できますので、一般的には昼食に約2~30分程度をとるように心がけてはいますが時には無理な場合もあります。できれば行動中の休息時間を利用してこまめに取る、という考え方で慣れていただければ、食料の選択にも高カロリー、栄養のバランスなどを考え、どんなものを持っていけば良いかが判断できると思います、参加について
- 私でも行けますか?
- 自分の年令、登山経験など何も言わずにそう聞いてくる方が多いのですが、それだけではお答えできませんので、まず年令、最近登られた山、登山経験の年数などを教えていただければ、ガイドが判断してお答えいたします。
- 高齢者ですが参加できますか?
- 当倶楽部に参加されている方の年令層は、30歳代から70歳過ぎまでいらっしゃいますが、比較的に50代から60代の方が多いようです。
- 一人でも申し込めますか。
- OKです。当倶楽部は登山誌やホームページで全国から募集しておりますので、参加者の方はほとんどが個人での申し込みです。
- 何人ぐらいのパーティで行っていますか?
- 一般登山及び、縦走などは参加申込を4~5名で締め切ります。これは安全第一を考えると,ガイドが参加者を至近距離で常にサポートできる体制をとるためです。遠足登山のような大人数での登山はありません。
※バリエーションの登攀においては、基本的にガイド1名につき参加者2~3名のパーティーで行動します。
- 申込の締切はいつまでですか?
- 特に締切日はありませんが、少人数募集のために定員(計画書に記載)で締切となりますので申込はお早めに。又参加者の方の保険登録手続きがありますので、出発日の2日前以降は受付できません。
- 女性の方は何人くらいの参加ですか?
- 一般登山から縦走、及び各種講習会や、ロッククライミングを含めた全てで、女性の方が半数です。最近は特に女性の活躍が目立ちます。
- 天気が悪かったらどうなるのでしょうか?
- 基本的に雨天でも決行です。集合場所の天気はともかく、実際には目的地の天候がどうであるかです。これは現在の天気をみながら現地でガイドが判断して決定します。全てスケジュールが決まっておりますので、“後日に延期”ということはできません事をご了解願います。
- 間際にキャンセルをした場合どうなりますか?
- キャンセル料などは特に規定しておりませんが一般的に出発日の3~4日前であれば参加費をお返しいたします。しかし保険の登録手続きを完了した後のキャンセルについては、保険料と手続きに要した費用はお客様の負担となります。
キャンセルが出発日の3日前以降の場合はガイド料及び交通費の一部負担をお願いする場合がありますが宿泊代などはお返しいたします。
- 帰りは何時ごろになりますか?
- 毎回、参加者の方で新幹線を使って集合地にこられる方がおりますので、基本的には解散場所に夜8時ごろには到着できるようにしております。
※シーズン中の場合は交通渋滞で遅れる場合もあります。
- 帰りはお風呂に入れますか?
- 帰りの時間に余裕があれば、出来るだけ下山地に近い温泉などの入浴は心がけております。
食料について
- 持参する食料は、途中で買うことができますか?
- 出発前に声をかけていただければ、途中コンビニなどに寄りますので調達はできます。
- ラーメン、カップヌードルなどでもいいですか?
- 山の天候が悪くなるかもしれませんので、原則として火を使わないで行動中の短時間で食べられるものにしてください。 過去に途中から大雨になって火が使えず、全く食事が出来なかったこともあります。
- コーヒー、紅茶、お茶などの持参は?
- 1泊以上の山行では、山小屋などで、時間の余裕をみながらガイドがサービスいたしますので、マグカップなどは持参してください。
- 行動中の食事はどのようにとるのですか?
- 登山中は特に昼休み時間といった長い時間が取りにくいので、小休止の都度行動食の形ですぐに食べられるものをおすすめします。比較的カロリーの高いもので特に自分の好みのものであれば良いと思います。