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ハエトリソウ(別名:ハエトリグサ)/Dionaea muscipula

 アメリカ合衆国のノースカロライナ州とサウスカロライナ州の限られた地域に自生しています。自生地を見つけるのは最近は困難になっていると聞きます。ワシントン条約とアメリカによって保護されており、現地の植物を採取、輸入することは法律で厳しく罰せられます。オランダやオーストラリアで大規模に組織培養で増やされたものを簡単に輸入できることと、国内でも増殖が進んでおり、食虫植物の中では最も手に入りやすい植物です。
 変異種には2つあり、葉柄部分の葉の幅が広く地面に広がるタイプと、葉柄が細く立ち上がるタイプがあります。それに加えて、最近は組織培養のためか、様々な変異種が生まれています。以下にご紹介する写真は、園芸店で購入したもので、タイプの特徴がよく出ています。さすがはプロの技術です。しばらく家で栽培していると、色や形が崩れてしまいました。


標準タイプ

比較的標準的なロゼットタイプです。全体は緑色で、トラップの内側のみ赤くなります。
植物が元気かどうかは、トラップの接合部分につやがあるかどうかを見るのが確実です。写真の株の右下のトラップの接合部分も光っていますよね。


Akai Ryu

アメリカのアトランタ植物園が発表し、命名しました。この日本語の響きがかっこよかったのでしょうか。日本では「赤い竜」と書かれて売られています。海外でもそれを英訳して「レッド・ドラゴン」という呼び方もされています。
葉柄の部分も含めて、全体が赤い色を帯びます。葉はもう少し立ち上がるようになります。育て方が良ければもっと赤くなるはずです。

レッド・トラップ

ロゼットタイプで、トラップ(捕虫器)の中が明るい赤色になります。透明感のある色がいいですね。葉柄の割にトラップが大きく、ぱっくりと開く形も最高です。葉は立ち上がりません

綴化タイプ

小型の植物体が群生します。無限に株分かれを続けて、花などは咲かないのではないでしょうか。一面のトラップは、それなりにおもしろいものです。

ロイヤル・レッド

「Akai Ryu」とは系統が違うようです。トラップの外側のふちに緑が残ってツートン・カラーのようになり、きれいです。葉は立ち上がり、写真のように、トラップ部分の後ろへの弓なりの反り返りがいい感じです。


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