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サラセニア

 原種8種がアメリカ南部のテキサス州からフロリダ州にかけての湿地帯に自生しています。プルプレアのみは五大湖からカナダに至る北方にまで自生しています。消化酵素は、プルプレアとフラバにのみに確認されています。
 日本での栽培は容易で、日光と水さえあれば、東京以西の地域では冬も無加温で越冬できます。


サラセニア・レイコフィラ / S. leucophylla
白地に網目模様が入り、色彩的にはサラセニアの中で最も美しい植物です。写真の個体は、オーストラリアから輸入した「レッド・ルビー」という品種で、通常のレイコフィラよりもかなり赤いです。
 レイコフィラは、春と秋に1メートルもある新芽をひょろひょろと上げてきて、白く鮮やかに色づいてご覧のような筒(瓶子葉)になります。
小学生の頃、初めてこの植物を見たときは、白い葉を花だと思い込んでしまいました。

サラセニア・プルプレ/ S. purpurea

サラセニアの中では最も広い地域に分布しています。アメリカの南方系の品種は「ベノーサ」と呼ばれ、写真の個体のようにずんぐりとしています。北方系のものは「ギボサ」と呼ばれ、細長くやや立ち上がります。
産地によって様々な変異があり、変異種を収集する楽しみもあります


サラセニア・フラバ/ S. flava

フラバとは「黄色」を意味する言葉で、花が鮮黄色であるから命名されたのでしょうが、植物体も緑色というよりは黄色っぽい色をしています。個体によっては、全体に赤茶色の筋が入ったり、全体が赤い色をしたものがあります。
 筒の口は大きく広がり、後ろで結わえられたように極端に細くなって、その上に丸いフードを覆い被さるように作ります。


サラセニア・オレオフィラ/S. oreophila

高地性のサラセニアで、形はフラバに似ています。
夏に出す剣状葉が地面に届くくらい反り返ります。
暑さに弱い個体があるようですが、横浜では他の種類と同様の環境で育ています。


サラセニア・ルブラ

産地によって、5つの亜種に分けられています。変異の幅が大きく、数十センチの高さのものからがっしりした大型のものまであります。
 比較的地味な種類ですが、野趣に富んだ草姿と変異体の収集のしがいがあり、上級者には人気があります。


サラセニア・アラタ/S. alata

緑色のサラセニアでルブラに似ていますが一般的にはルブラよりも大型です。
捕虫葉はこれといった特徴がなく地味なのであまり販売されることもないですが、花は結構大型で美しいものが咲きます。 花色はクリーム色から白色なので、ルブラとは簡単に区別ができます。

右の写真は一正園のアラタです。


サラセニア・ミノール/ S. minor

「ミノール」は小型という意味で、高さは20センチくらいにしかなりません。背中の白い網目がきれいなものを集めています。ミノールはうしろ姿がかわいいと思います。暖地性なので、冬は凍らないように保護します


サラセニア・プシタシナ/ S. psittacina

 サラセニアの中でも特異な形をしています。丸くなった頭の内側に口が開いていて、ここから虫が入り込みます。葉はほとんど地面に横たわるように出て、しかも植物体が水没するほどの湿地帯に自生しているので、水中の大き目のプランクトンや地をはうアリなどを捕食しているのではないかと言われています。我が家では、この植物が虫を捕ったのを見たことがありません。
 サラセニアの中では暖地に自生しているので、冬は10度くらいに加温すると、翌春に調子よく成長をはじめます。

 


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