Bより速くする為に

○前書き
 ここからは、試行錯誤の結果、りとるてっくの常連さん達が見いだしたノウハウを公開していきます。京商から発売されているコンバージョンキットは3種類有りますが、特にFW-05及びVoneRRRの2ケースについての詳細です。以下の内容がもっとも速くする方法ではありませんが、4stを速くするために試行錯誤を繰り返している皆さんの参考にになれば幸いです。

目次
A.コンバージョンキット標準状態
B.FW-05&VoneRRR共通事項
C.FW-05の場合
D.VoneRRRの場合

A.コンバージョンキット標準状態

コンバージョンキットの取扱説明書通りに組立した場合、経験上、下記の様な症状に見舞われがちです。

 ・ベンチで空ぶかしすると、息継ぎをしながら回る。

 ・コーナーの立ち上がりでスムーズに吹け上がらず、加速しない。
 ・ストレートで息継ぎを起こし、スピードが上がらない。

しかし、上手にセッティングすることで、以前のFS26S-Cではなかなか回せなかった回転域まで回るようになります。

B.FW-05&VoneRRR共通事項

まず、両コンバージョンとも共通している事項を列記します。

1.
燃料を変更する。

数年前にOSの方に伺ったところ、ニトロ30%が良いとの話でしたが、おすすめはズバリ、
「コスモブラックスペシャル」。
空用燃料で、ニトロ含有率が3種類あります。
15%:STANDARD 20%:POWER 25%:HIGH-POWER
ニードル調整のスイートスポットが感覚的には3倍に広がります。15%のスタンダードは、4L缶で3千円以下で購入出来る安さも魅力(^^)。更に、最大の魅力は実に18%も含有しているオイル分。4stはオイルが燃焼するため、オイルが多いと独特の煙が大量に出ます。これが嫌が応にも4stの雰囲気を盛り上げてくれます。

15%で十分に回りますが、25%を使用すると更にトルク感、トップエンドの伸びがアップする感じです。価格がかなり上がりますので、ランニングコストと後述するバルブ折損の危険性などを総合的に考えてチョイスしましょう。
尚、25%の方が燃調が取りやすく、パンチも出やすい傾向にあります。特に圧縮が落ちてきた状態では、この差が顕著に出ます。ご参考まで。

2.マフラーをOS製F2000に交換する。

中高速のトルクは、京商製よりもOS製F2000が優れているようです。トップスピードを重視するなら交換して損はないでしょう。

3.エアクリーナーは側面までスポンジが露出しているものを使用する。

4stはキャブから燃料の吹き返しがあり、エアクリーナーに付着します。この燃料がエアクリーナーにたまってしまうと、燃調が狂ってしまいます。スポンジ側面が露出しているものを使用すると、側面から燃料が落下し、一定の量以上溜まらなくなります。ちなみに私はイーグル模型製のエアクリーナを使用しています。

C.FW-05の場合

1.FS26S-C Ver.2エンジン付属のキャブアダプタを使用する。

これはOSさんも推奨されています。余談ですが、エアクリーナ位置の問題で、FW-05はミッドシップ系の車種、VoneRRRは側面の絞りがきつい車種では、エアクリーナとボディが接触してしまい、使用できるボディが多少限定されます。

ちなみに、私はHPI製FD3Sを愛用してます。自分がFC乗りなのが最大の理由ですが(笑)。
CHARGEカラーに見えますが、ちょっと配色を変えてます。


京商製のボディでは、特にこのSC430がおすすめのボディー。
若干エアクリーナとの干渉が有りますが、実用上問題なく、特に空力特性文句無し!


エアクリーナの干渉を極力排除するならランボルギーニ・ムルシエラゴ。
難点はリヤの重心が高くなるため、ターンインでふらつきやすいこと。
スーパー10を走らせていた方だったら、マクラーレンF1ロングボディをイメージして貰えれば特性が分かるでしょう。
若干安定方向にサス&デフセッティングを振る必要があります。
注意したいのはリヤホイールアーチのカットライン。
ボディーをリヤタイヤに巻き込み易いので若干後端を斜めにカットした方が良いでしょう。

2.プレッシャーチューブ及び燃料チューブの取り回し変更

配管の長さが重要になりますので、下記の写真を参考にして変更してください。脈動を押さえるため、大型燃料フィルターをプレッシャーチューブの途中に入れる場合もあります。尚、経験上燃料チューブ長さで息継ぎするポイントが変わります。この長さでは低速域で息継ぎしやすい傾向がありますが(エンジンの状態による)、高速域では綺麗に吹けます。

こんな感じです。ヘッドカバーが逆ですが、気にしないでください(^^;

3.ストレートスピード重視するならファイナルを37Tに交換

ただ、ハイギヤになると燃調をきちんと取って回しきるのは難しくなります。普段走っているサーキットにあわせてファイナルギアをチョイスしましょう。ストレートの短いサーキットでは40Tでも問題ないでしょう。コストを抑えたいなら、標準の29/34Tピニオンギヤを31/36Tへ変更するだけでも効果があります。
りとるてっくitaサーキットはかなりの高速セクションが有りますので、トップエンドの伸びは非常に重要。目一杯ハイギヤ化しても問題有りません。おすすめは、

ピニオン:1速 29T/2速 36T
スパー :1速 51T/2速 45T
ファイナルギア:37T

4.タペットクリアランス

FW-05の場合、狙い目は限りなく「0」。私は0.005〜0.01を目標に調整してます。これが0.05mm以上になるとばらつき気味になったりして、明らかに調子が悪くなります。どうもエンジン不調だな、と思ったらまずタペットを点検しましょう。

5.マフラーは出来るだけ排気パイプに近づけ、短くセット

低中速重視では多少余裕を持った位置にしても良いのですが、中高速でのトルクを重視するなら、出来るだけ短くセットしましょう。テフロン樹脂製のアダプタは出来るだけ排気パイプの奥まで差し込んだ位置にセットします。同様に、排気パイプを京商製からOS製(スーパー10用)に交換するのも効果があります。OS製の方が若干短く太い為です。

D.VoneRRRの場合の場合

1.FS26S-C Ver.2エンジン付属のキャブアダプタを使用

取り付けは下記の写真を参考にして下さい。


ループ長さとプレッシャーチューブは試行錯誤中の暫定仕様です。現在ブラックスペシャル25%を使用し、長いストレートのトップエンドと低速域のレスポンス両立を狙った長さにしてありますが、その他の要素もあり、これがベストというわけではありません。ご自分でもお試し下さい。

2.タペットクリアランス

 まだ研究途中にあり、最適値は見つかっていませんが、0.01〜0.02mmで調整しています。FW-05に比べ、20Pキャブでは燃調を取るのが難しい傾向にあります。その為、他のキャブレターを模索することに・・・(以下4st馬鹿への道に続く)

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