アイナメのみぞれ煮
アイナメが釣れたら、木の芽焼きでもしようか?と思っていたところ、意外にも早く釣友が釣ったアイナメを受け取るハメになった為、木の芽(山椒の葉)の季節に間に合わず、では!と、みぞれ煮を紹介する事にした。みぞれ煮(大根おろし)もアイナメとは相性が良い調理法で単に煮るだけとは違う味わいがあるので試してみては如何でしょうか。
40cmを超える立派なアイナメだったが、アイナメはその特有の臭みが嫌われる場合もあるので前回のカレイ同様ウロコをよく払い、エラの部分に包丁をして腹部を切り裂き、内臓をできるだけ壊さないようにして取り除き流水でよく洗う。ササラの中心部分を抜き出し魚の血合い洗い用に作った小型ササラは自家製で、御家庭では安価な歯ブラシなどを用いると良いと思う。とにかくここで手を抜くと後々臭いなどに悩まされる事になるので丁寧に処理したいところです
(左から順・・・以下同様)
水気をよく拭き取り頭を落として2枚に下ろす。頭は2等分に割り、適当な大きさに切り揃える。今回は一口
大に切ったがど〜んと大き目の人数分に切っても構わない。むしろそちらの方がダイナミックで釣魚料理らしい
かも知れないので食べ易さを重視するか否かは自由で良いでしょう。
揚げる前に煮汁と大根おろしを用意する。煮汁は甘目の濃い目にするのが合っているように思うが、好みで構わ
ない。今回は出汁(水でも可)4カップに砂糖大匙3〜4酒1カップに醤油半カップ、出し昆布を入れ、煮上がる
前に味醂半カップを入れたが目安にして頂きたい。後から砂糖を加えるのは禁物だが、味が少し薄いと感じたら
醤油と少量の砂糖を加えるのはプロのコツで対比効果で味を引き立たせる技の一つである。何か一つ味が足り
ないと感じた時は試すのも良いだろうが砂糖の入れ過ぎは禁物。
甘みは後で味醂で調節しましょう。
大根は大目が美味しいので大きめの大根なら半分をおろして準備する。
続いて魚に万遍なく片栗粉をまぶして置く。
高温で一気に揚げる。後で煮るのでこの工程では内部に火が通らなくても構わないが旨みを閉じ込める意味
で外側を高温で揚げるのが必要。
カラッと揚げたら沸騰した煮汁へ放り込む。中火で5分ほど煮たら大根おろしを入れ10分ほどコトコト煮るが
魚が躍るような強火だと煮崩れが起きるので気をつけたい。
仕上げに味を見て味醂で味を調え、5分ほど煮れば出来上がり。
煮汁がツヤを帯びてるのに気が付くだろうか?片栗粉などから出た濃度がそうさせるのだが、そこがみぞれ煮の
真骨頂で単なる煮付けでは無い美味さに気が付いて頂けるでしょう。
出来上がり。菜の花の茹でた物と茗荷たけ。
青じその千切りを沿えてみましたが如何でしょう。
味まではお伝え出来ませんが、なかなかの出来
でした。
小アイナメが数釣れたらこれの鍋も美味しいんです
よ。
一度試してみては如何?勿論カレイでもいけます。