山陰体育学会第47回大会
2008.12.6/島根大学


高校野球における特待生の競技成績についての考察
○朝西知徳(米子松蔭高校)

 本校の技能特待生(以下、特待生)とは、「中学校在学中、生活態度優秀で部活動に精励し、中学校長の推薦がある人」が、本校の入学試験を受け、合格した生徒のことである。したがって、野球部員であるならば、中学校生活を正しく営んでいたという「姿勢」が評価された結果であって、野球技術の優劣とは関係のないことが多い。
 また、本校野球部の活動目的は、「@野球を通して自己を磨き人生を切り拓く。A野球人となるためのスポーツマンシップを養う。B大学・社会人で通用する社会的技術を身につける。」であり、私立高校の野球部でありながら、甲子園出場のみを追求しているわけでは決してない。
 
発表者は、19978月に本校野球部の監督に就任し、今日まで11年あまり指導を続けている。その間に117(うち特待生49名、非特待生68)の卒部生を送り出してきた。
 近年、野球特待生問題について議論されているが、野球特待生の範疇とされた本校の特待生の競技成績が、声高に叫ばれるほど非特待生と差があるのかどうか。また、特待生が勝利至上主義の礎となっているのかどうかを検証する。


とじる