フィリピンルソン島Mt. Makiling

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ここで簡単なスライドの説明を致します。
ルソン島中部のMt. Makiling(標高1090m)にはフィリピン大学ロスバニョス校林学部付属演習林が置かれている。キャンパスから山頂まで登山道が整備され、ルソン島のフローラを垣間みるには絶好の地域である。標高400mの地点(写真の地点)までジープニーで行き、そこから徒歩で山頂まで登るのであるが、頂上に近づくにつれて勾配がきつくなる。山頂周辺は雲霧帯となっている。
クワ科イチジク属の一種であるが、たこの足のように出た枝に花序(果実)がつくちょっと変わり種の種である。
イワタバコ科Cyrtandra属の低木で、マキリン山では普通に見られる。
クズウコン科Phrynium属の一種。
センリョウ科Chloranthus属の一種。ヒトリシズカやフタリシズカの仲間であるが、木本(低木)である。
クワ科イチジク属の一種であるが、これもかなりの変わり種であり、参加者の多くが撮影していた。
タコノキ科Freycinetia属の一種。沖縄のツルアダンや小笠原のタコヅルの仲間である。
ハマウツボ科Christisonia wightii。花が大きく目立つ。
一見してショウガ科ショウガ属(Zingiber sp.)とわかる。花はスライドのように大きく深紅で目立つ。園芸価値もありそうだ。
ツユクサ科の一種。葉の感じがヤブミョウガに似ている。
地生のラン科植物。地味なので見向きもされないようだ。全体の感じがシュスラン(Goodyera)属に似ている。
アカネ科Argostemma solaniflorum。種小名は花がナスの花に似ていることに由来する。西表島にも分布しイリオモテソウの和名がある。
ノボタン科の一種。つる状の低木。
アカネ科イリオモテソウArgostemma solaniflorumの花の名残。以前、Mycetia javanicaとしていたのを訂正する。
イラクサ科低木Dendrocnide meyeniana。現地ではLipang Kalabawと称し、紫色の花にさわるとひどくかぶれる有毒植物として一般にもよく知られている。唯一のchemistであったため、参加者からどんな毒性分が入っているのかとよく質問されたが、おそらく微小な刺による物理的刺激によるものであろう。
日本にも普通にあるセリ科チドメグサに似た種。熱帯植物を知らなくてもこれならすぐにわかる。熱帯ではあまり見かけることはないので、熱帯植物の専門家でも知らないのがいた!
つる状の低木でイワタバコ科Aeschynanthus sp.。これがイワタバコ科とはちょっとわれわれ日本人には想像がつかない。
マタタビ科タカサゴシラタマ(Saurowia)属の一種。つる性ではなく直立低木である。
ヤシ科ラタン(Calamus)属の一種で、花と実が同時についている。高級家具の原料になるため、大型の個体は採集されてほとんどみられない。
イラクサ科ウワバミソウ(Elatostema)属の一種。ウワバミソウを始めわが国にも何種かあるが、こんな巨大なものはない。
マキリン山は独立峰であるが、ほとんど鬱蒼とした樹木に眺望が遮られ、このような眺めが見られるポイントは少ない。バエ湖畔を望む。
シソ科Coleus属の一種。本属は熱帯に多く見られるものである。本種はかなり長く伸び1メートルほどになる。
山頂近くの雲霧林。湿度が高く、樹木には苔がびっしりつく。このあたりはヤマヒルが多い。
葉が対生で、果実のつき方からするとアカネ科Psychotria属のようにみえる。
バラ科キイチゴ(Rubus)属の一種。山頂に生えていた。赤熟した実もあったが、熱帯産キイチゴの味は今ひとつであった。
葉は対生、3脈が目立つことからノボタン科であることは間違いない。東南アジア熱帯に多く生えるMedinilla属の1種か。
フィリピン特産のシュウカイドウ(Begonia)属の一種で、タイプ標本の産地はここマキリン山である。ややつる性で園芸価値も高そうだ。
標高1090mのマキリン山頂にて。
ツユクサ科の一種。
ショウガ科シュクシャ(Amomum)属の一種。花茎は短く、花は小さく地味である。この仲間は果実を縮砂と称し薬用とするが、フィリピンでは特に用いることはないようである。
ショウガ科ハナミョウガ(Alpinia)属の一種。
ブドウ科でつるにならず直立性低木となるLeea congestaとその果実。マキリン山では随所に見られた。