地中海地方原産の一年草。花期4~5月。未熟果実に傷をつけて出る乳液を集めて乾燥したものがアヘンであり、モルヒネ、コデイン、パパベリン、ノスカピンなどアヘンアルカロイドと称する物質群を多く含み、鎮痛薬などの製造原料となる。アヘン法により栽培が厳しく規制されている薬用植物である。ケシの各品種はこちらを参照。(→関連ページとしてアヘンの科学;アルカロイドについてを参照)