「格言・故事成語」講座(2

 四字熟語以外の『論語』由来の成語




(その34) 鳥の将に死なんとする、その鳴くや哀し
人の将に死なんとする、その言ふや善し

『論語』泰伯にある、次のことばが出典です。

曾子言曰、
「鳥之将死、其鳴也哀。
人之将死、其言也善」。


曾子言ひて曰く、
「鳥の将(まさ)に死なんとする、其の鳴くや哀し。
人の将(まさ)に死なんとする、其の言ふや善し」。


[意味]
鳥の死にぎわの悲鳴には、人の胸をえぐるような悲痛さがこもっている。
人が死を前にして言うことばには、真実がこもっている。
(『故事ことわざ辞典』・東京堂出版)



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