特定非営利活動(NPO)法人日本福祉囲碁協会

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予定表

活動内容

1. 施設・在宅訪問

 身体障害者及び高齢者の施設や個人宅にボランティア棋士が訪問しています。 囲碁のお相手をする地域活動は、いわば囲碁の出前として一年中、毎日行っています。

訪問先、施設251箇所、個人宅〓箇所

訪問地域は東京144箇所

訪問先グループの声

「協会の活動に感謝」 東障囲碁サークル 会長 渡邉汎泰さん
 私たちのサークルは毎週金曜日と第2・4日曜日に活動しています。これまでサークル創設から16年間にわたり福祉囲碁協会からボランティア棋士4~7名を派遣していただいております。サークルの発展があるのは協会の皆さんの懇切丁寧な指導の賜です。  私たちは視力や聴力、身体的な不自由などの障害を持っていますが、協会の皆さんには私たち一人ひとりの個性や棋力に合わせたねばり強い指導をいただいております。年1回の研修旅行や大学生との交流碁会にも運営の要として携わっていただいておりますが、サークルのメンバーと協会の皆さんとは強い信頼関係で結ばれております。
「囲碁のある楽しみ」 松風園囲碁クラブ 小山總三郎さん
 私は施設の囲碁クラブに入会し、隔週の囲碁教室に通っています。高段者の懇切丁寧な講義の後複数の有段棋士による対局の指導があります。この棋士の皆さんが福祉囲碁協会の方々です。  この教室に通うようになって、渋谷で開催される協会主催の福祉囲碁東京大会にも参加するようになりました。その大会で目の不自由な方が囲碁を打っている姿を見て、本当に驚きました。まさに心眼です。そんな体験をしながら囲碁を楽しんでいますが、協会皆さんの多年の福祉活動に心から感謝しております。
「ボランティア棋士の派遣をいただいて」 鍼灸マッサージ治療院 汪徳慧さん
 私は中国にいたとき囲碁のルールを覚えたのですが、実際に打つようになったのは日本に来てからです。というのは中国には視覚障害者用の碁盤がありませんでしたから。それで日本に来て視覚障害者用の盤石をみたときは感動しました。  私は福祉囲碁協会のボランティア棋士に関わりをいただいてから、さらに囲碁を極めたいという気持ちが強くなりました。さらに棋力を高めて次のステップに立てたらとの思いでいっぱいです。  協会では、いろいろな方に囲碁を触れる機会をつくり、広く囲碁を楽しむ仕事を行っていると伺っています。今後も協会の発展をお祈りいたします。

会員の声

「河野武会員」
「囲碁を楽しみながら社会貢献ができる」…… そんな情報を耳にして入会以来早5年、今は月6〜8回の介護施設や在宅訪問が“生き甲斐”となっています。 ⅰ)身障者や高齢者との対局を通じた社会貢献 ⅱ)囲碁の勉強によるボケ防止 ⅲ)約1時間の徒歩運動による健康増進  退職後の訪問活動はメタボ気味 の私にとって、まさに一石三鳥(長)の効用です。
「真砂祐子会員」
老人ホームに入ってから碁を覚えたという女性のお相手をして、勝利の○印をあげたときの笑顔に、思わず一緒に喜びました。また、目の見える人と見えない人との対戦では、それぞれの碁盤に同時進行で相手の打った石を置いていくことも経験しました。今後弱いといわれる人たちがもっともっと楽しめる場を増やしていければいいと思っています。

2. 福祉囲碁東京大会

 毎年1回訪問先の囲碁愛好者をお招きして、一堂に会した囲碁対局の行事を開催しています。平成28年度は第34回に当たり13路盤及び9路盤クラスを加えた全六部構成で実施しました。参加者は総勢82人で、選手の皆さんは緊張のなかにも対局の楽しみを存分に味わいました。 対局後は互いの健闘をたたえ合い、交流の輪を広げ、再会を期しました。 第34回の開催概要は以下のとおりです。

第34回福祉囲碁東京大会
開 催 日 時 平成28年10月24日(月)
会   場 渋谷区リフレッシュ氷川
対 戦 方 法

第一部 障害有段者クラス(3回戦)

第二部 障害級位者クラス(3回戦)

第三部 高齢有段者クラス(4回戦)

第四部 高齢級位者クラス(4回戦)

第五部 13路盤クラス(3回戦)

第六部    9路盤クラス(4回戦)

表   彰 各クラスの優勝者にカップとメダル、準優勝者にメダルをそれぞれ贈呈しました。
主   催 NPO法人日本福祉囲碁協会
後   援 東京都 東京都社会福祉協議会
渋谷区社会福祉協議会
協   賛

毎日新聞東京社会事業団 NHK厚生文化事業団 一般社団法人 昭和会館

福祉囲碁東京大会風景

3. 平成30年度 視覚障害者囲碁大会を開催

空

 早々と梅雨明けし、真夏日が続く6月30日(土)、「渋谷区リフレッシュ氷川」において、日本点字図書館と共催で「平成30年度視覚障害者囲碁大会」を開催した。 視覚障害者囲碁大会は、始めてから6年目を迎え、昨年までは2年連続で「国際視覚障害者囲碁大会」として日本点字図書館と共催してきたが、本年度は国内大会の更なる充実を目指して開催することとなった。
 大会は、朝日新聞厚生文化事業団、NHK厚生文化事業団、毎日新聞東京社会事業団の協賛、川崎市視覚障害者協会の協力のもと、出場選手49名(過去最高)、介助者・見学者・準備スタッフを含め140名の参加を得て、午前10時、日本点字図書館田中理事長と日本福祉囲碁協会佐野会長の開会挨拶でスタートした。
<歳の差“84”の対戦>
 今大会のハイライト(9路盤)は、92歳の石滝敏郎さんと8歳の田村悠真君の対戦。
(囲碁ならではの面白さ…)。前半は田村君が優勢だったが後半石滝さんの逆転勝ちとなった。
 石滝さんは90歳から囲碁を始めたとのこと、田村君は次回の活躍が楽しみだ。

<決勝戦は半目差>
 19路盤第一部Aクラス決勝戦は、中山さん(1級)と並木さん(1級)、正に決勝戦にふさわしい熱戦となり、結果はなんと半目差で中山さんの優勝となった。
 各所で熱戦が展開され、終局の時間となると判定を要する組が続出し、審判に当たられた曲先生と森野先生は大忙しでした。
<嬉しいハプニング>
 思いがけないことに、日本棋院のプロ棋士が本大会を見学に来て下さった。
 午前中に小林覚九段(日本棋院副理事長)が熱心に見学され、曲、森野両先生と歓談された。
 午後には岡田結美子六段が来所され、「選手に指導しているので、とても興味深い」と最後まで見学された。更に、王銘琬九段が顔を見せられ、「指導碁の研究に力を入れており、本大会は興味深い」との感想。また、入口の看板を見て入って来られた日本棋院インストラクターの木下かおりさんも、感激されて最後まで見学された。
 これは私たちの活動に対するご褒美なのか、いずれにせよ、予期せぬ嬉しいハプニング、プロの先生方に感謝します。

4. トピック〜視覚障害者用改良型碁盤と碁石〜

  平成25年3月3日(日) のNHKEテレ「囲碁フォーカス」で、柿島光晴会員の視覚障害者への囲碁普及活動の紹介とともに、視覚障害者用改良型碁盤の製作支援のお願いが放映されました。 放送後昭和会館や恵比寿ロータリークラブの団体をはじめ、多くの個人の皆さんから製作協力金の申し出がありました。これら協力金のほかに碁盤製作用の金型を福岡県のサンテック社から無償の供与を受け、同年末までに碁盤と碁石を製作することができました。
 改良型碁盤はプラスチック製で、表が19路盤、裏が9路盤となっており、初心者から高段者まで 楽しめるように工夫しました。また19路盤は盤上9か所の星の位置が盤の渕の突起を触っても 分かるようにしました。さらに、運搬が容易にできるように二つに折りたためる構造になっています。
 協会では、従来の9路盤、13路盤に加えて改良型の19路盤を活用して、全国の視覚障害者 への囲碁普及活動に一層力を入れていきたいと考えています。

【柿島会員と改良型碁盤】

5.視覚障害者用囲碁テキスト音訳CDの19路盤の部ができ、
 これで、9、13、19路の3部作が完成
1月「いつかは19路盤で打っていただきたい」方たちを思い起し頑張りました(井上雅朗 記)

写真

 「視覚障害者の自習用に音訳テキストを作成して欲しい。」という「川崎視覚障害者囲碁の会」代表の松本さんのご要望をきっかけに始まったこの音訳作業。これまで朗読ボランティアグループ「ひいらぎ」さんと共同で、齊藤会員、加納会員が石倉昇九段著「ヒカルの囲碁入門」(集英社インターナショナル発行)の9路盤部分を第一弾として、NHK出版の囲碁シリーズ「囲碁ビギナーズ13路盤で最速上達」を第二弾として音訳してこられました。
 そして、この度、お二方からのお誘いを受けた加藤(龍)会員と井上も加わり、計4名によって「ヒカルの囲碁入門」の19路盤部分、第三弾の音訳が完了しました。今回も丁寧で分かりやすい朗読をしてくださったのは「ひいらぎ」の岡本暢子さん。今回の音訳によって「ヒカルの囲碁入門」も「囲碁ビギナーズ13路盤で最速上達」と同様に完訳本になりましたので、川崎市視覚障害者情報文化センターさんにお願いして、インターネット上の視覚障害者用図書館「サピエ」にご登録いただきました。