協会タイトル-日本福祉囲碁協会

協会住所:〒150-0011東京都渋谷区東1-27-9 奥山ビル2階

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研修会の実施

曲励起プロ9段の指導碁

身体障害者及び高齢者の施設や個人宅にボランティア棋士が訪問しています。囲碁のお相手をする地域活動は、いわば囲碁の出前として一年中、毎日行っています。

訪問施設の声

「協会の活動に感謝」 東障囲碁サークル 
 会長 渡邉汎泰さん

私たちのサークルは毎週金曜日と第2・4日曜日に活動しています。これまでサークル創設から16年間にわたり福祉囲碁協会からボランティア棋士4~7名を派遣していただいております。サークルの発展があるのは協会の皆さんの懇切丁寧な指導の賜です。
 私たちは視力や聴力、身体的な不自由などの障害を持っていますが、協会の皆さんには私たち一人ひとりの個性や棋力に合わせたねばり強い指導をいただいております。年1回の研修旅行や大学生との交流碁会にも運営の要として携わっていただいておりますが、サークルのメンバーと協会の皆さんとは強い信頼関係で結ばれております。

 これからも末永くよろしくお願いいたします。
「囲碁のある楽しみ」 松風園囲碁クラブ  
 小山總三郎さん

私は施設の囲碁クラブに入会し、隔週の囲碁教室に通っています。高段者の懇切丁寧な講義の後複数の有段棋士による対局の指導があります。この棋士の皆さんが福祉囲碁協会の方々です。
 この教室に通うようになって、渋谷で開催される協会主催の福祉囲碁東京大会にも参加するようになりました。その大会で目の不自由な方が囲碁を打っている姿を見て、本当に驚きました。まさに心眼です。そんな体験をしながら囲碁を楽しんでいますが、協会皆さんの多年の福祉活動に心から感謝しております。

「ボランティア棋士の派遣をいただいて」  
 鍼灸マッサージ治療院 汪徳慧さん

 私は中国にいたとき囲碁のルールを覚えたのですが、実際に打つようになったのは日本に来てからです。というのは中国には視覚障害者用の碁盤がありませんでしたから。それで日本に来て視覚障害者用の盤石をみたときは感動しました。
 私は福祉囲碁協会のボランティア棋士に関わりをいただいてから、さらに囲碁を極めたいという気持ちが強くなりました。さらに棋力を高めて次のステップに立てたらとの思いでいっぱいです。
協会では、いろいろな方に囲碁を触れる機会をつくり、広く囲碁を楽しむ仕事を行っていると伺っています。今後も協会の発展をお祈りいたします。

訪問施設の声

「河野武会員」

「囲碁を楽しみながら社会貢献ができる」…… そんな情報を耳にして入会以来 早5年、今は月6〜8回の介護施設や在宅訪問が“生き甲斐”となっています。 ⅰ)身障者や高齢者との対局を通じた社会貢献 ⅱ)囲碁の勉強によるボケ防止  ⅲ)約1時間の徒歩運動による健康増進  退職後の訪問活動はメタボ気味 の私にとって、まさに一石三鳥(長)の効用です。

「真砂祐子会員」

老人ホームに入ってから碁を覚えたという女性のお相手をして、勝利の○印をあげたときの笑顔に、思わず一緒に喜びました。また、目の見える人と見えない人との対戦では、それぞれの碁盤に同時進行で相手の打った石を置いていくことも経験しました。今後弱いといわれる人たちがもっともっと楽しめる場を増やしていければいいと思っています。

 

福祉囲碁東京大会

 毎年1回訪問先の囲碁愛好者をお招きして、一堂に会した囲碁対局の行事を開催しています。平成27年度は第33回に当たり13路盤及び9路盤クラスを加えた全六部構成で実施しました。参加者は総勢83人で、選手の皆さんは緊張のなかにも対局の楽しみを存分に味わいました。対局後は互いの健闘をたたえ合い、交流の輪を広げ、再会を期しました。第33回の開催概要は以下のとおりです。

 

第33回福祉囲碁東京大会
開 催 日 時 平成27年10月19日(月)
会   場 渋谷区リフレッシュ氷川
対 戦 方 法

第一部 障害有段者クラス(3回戦)

第二部 障害級位者クラス(3回戦)

第三部 高齢有段者クラス(4回戦)

第四部 高齢級位者クラス(4回戦)

第五部 13路盤クラス(3回戦)

第六部    9路盤クラス(4回戦)

表   彰 各クラスの優勝者にカップとメダル、準優勝者にメダルをそれぞれ贈呈しました。
主   催 NPO法人日本福祉囲碁協会
後   援 東京都 東京都社会福祉協議会 渋谷区社会福祉協議会
協   賛

毎日新聞東京社会事業団 NHK厚生文化事業団 一般社団法人 昭和会館

 

第29回福祉囲碁東京大会の写真

 

福祉囲碁東京大会

 平成25年3月3日(日)のNHK Eテレ「囲碁フォーカス」で、柿島光晴会員の視覚障害者への囲碁普及活動の紹介とともに、視覚障害者用改良型碁盤の製作支援のお願いが放映されました。放送後昭和会館や恵比寿ロータリークラブの団体をはじめ、多くの個人の皆さんから製作協力金の申し出がありました。これら協力金のほかに碁盤製作用の金型を福岡県のサンテック社から無償の供与を受け、同年末までに碁盤と碁石を製作することができました。
 改良型碁盤はプラスチック製で、表が19路盤、裏が9路盤となっており、初心者から高段者まで楽しめるように工夫しました。また19路盤は盤上9か所の星の位置が盤の渕の突起を触っても分かるようにしました。さらに、運搬が容易にできるように二つに折りたためる構造になっています。
 協会では、従来の9路盤、13路盤に加えて改良型の19路盤を活用して、全国の視覚障害者への囲碁普及活動に一層力を入れていきたいと考えています。

〔柿島会員と改良型碁盤〕

福祉囲碁東京大会

 協会では、川崎市の施設にお集まりの視覚障害者囲碁クラブの皆さんに初心者を含めた普及に努めています。皆さん熱心に取り組まれていますが、なかなか対局のコツをつかむのが難しいようです。上達には実戦を重ねるとともに自宅での復習が大切なのは健常者も同じです。しかし、視覚障害者にとってそのどちらも簡単ではありません。以前から自習用のテキストを音訳してほしいとの要望を受けて、協会員と視覚障害者ボランティアグループの皆さんと共同して取り組みました。このほどその第一段が出来上がりました。  テキストは石倉昇九段著「ヒカルの囲碁入門」を採用しました。石倉先生には音訳を快く承諾していただきました。この音訳では、初心者が9路盤で布石から終局まで打てるようになることを目標にしましたので、石倉先生の本に沿いながらも必要最小限の内容にとどめ、視覚障害者の負担を少しでも軽くするよう心がけました。
〔柿島会員と改良型碁盤〕
 目の不自由な方にとって、視覚障害者用の碁盤に石をはめ込んだり外したりする作業自体が大変なように見受けられます。疲れて途中で投げ出すことなく最後まで打ってほしいという思いで、音訳の過程でも出来るだけ手戻りが少なくなるよう、また簡便な方法で手を戻したり、並べ替えが出来るように工夫をこらしました。今回の音訳は9路盤のみのまだ不完全なものですが、待っていてくださる方に早くお届けしたいとの思いでとりあえず配布を始めました。繰り返し聞いて棋力向上に役立っているとの反響も届いています。 (平成27年7月)