2006年高校総体では「錫のメダル」が授与される
<大阪大会・2006年8月1日〜25日開催>

◎総体メダルに伝統工芸の技 素晴らしきPR
ー2005年11月08日朝日新聞より−

錫のメダル

色紙を渡す赤井英和さん(右)

 大阪の伝統工芸の技も光る入賞メダルーー。来年8月に大阪府内で開かれる全国高校総合体育大会(高校総体)に府内の伝統工芸を駆使した入賞メダルが採用され、試作品が完成した。

 伝統工芸は「なにわ錫器」と「大阪唐木指物」。全国の高校生に大阪の伝統技能の素晴らしさを伝えようと言う試みで、実行委は「軽くて小ぶりだが、手間を掛けた一品。入賞者にもきっと喜んでもらえるはず」と話す。(竹内脩・大阪府教育委員会教育長/色紙を受け取っている方)

 メダルは高級木材の「紫檀」の台座に、直径5cmの錫製の円板をはめ込んだ。銀メダルは錫の素材の色を生かし、金は金箔張り、銅は漆が塗ってある。いずれも表面に、大阪出身の元プロボクサーでタレントの赤井英和さんが書いた「青春」の文字が刻まれた。赤井さんは高校総体での優勝経験もある。


◎オリンピックでの入賞メダルは「金」「銀」とくれば・・・・勿論「銅」ーーでも値打ちは?

トリノ五輪・金メダリスト
荒川静香選手

トリノ五輪
穴あき(?)金メダル

トリノ五輪・フィギュアスケート
「金」「銀」「銅」メダリスト達

 オリンピックでは当たり前のように優勝から第3位の入賞者に「金メダル」「銀メダル」「銅メダル」が
授与されますが、果たして地金価格の一般序列はどうなんでしょうか・・・・

❖金属地金価格(1グラム) ❖結婚記念日(名称)
  金(Au)  3754円
  銀(Ag)   100円
  錫(Sn)  2,78円
  銅(Cu)  0,81円
 <’11/3/31現在調べ>
  金婚式   50周年
  銀婚式   25周年
  錫婚式   10周年
  銅婚式    8周年

上記の例でお解かりのように、地金価格の序列では「金」「銀」の次は「錫」なのです。
銀メダルとの色合いの事もあり、オリンピックでの
「錫メダル」の採用は難しいと思いますが、今回の高校総体での「錫メダル」の採用は関係者としましては本当に嬉しい出来事でした。
今後は「金」「銀」とくれば
・・・
「錫」と覚えてください!