天文研究クラブ






 平成24年  2月4日(土)  金星・木星・M42星




今日は気象条件がよく金星・木星がはっきりと観測できました。月が明るかったので
肉眼で見たオリオン座は鮮明とは言えませんでしたが、天体望遠鏡ではリゲルなど
の1等星が綺麗に見えました。また、三つ星の下、小三つ星の中央にある
M42星雲
(オリオン大星雲)は周りのきらめく星々を従えて存在感を示していました。デジカメ
では撮れませんでしたがM42の中の
トラペジウム(台形に並ぶ4つの星の赤ちゃん
たち)の放つ光の輝きは、まるで宝石のようでした。




                                              
 本日の模様です

   
青少年センター屋上  天体望遠鏡はタカハシFS・200mm
   
 金星  ガニメデ・イオ・木星・エウロパ
   
 オリオン座のM42星雲  最近の天体現象のお話




  広瀬先生が撮影された写真


   
 皆既月食の合成写真  木星





  天文研究クラブ   澤野氏作品・最新コレクション


   
 すばる(プレアデス星団)  NGC 281
   
 M42星雲  馬頭星雲(オリオン座)
   
 バラ星雲  アンドロメダ銀河






















  平成23年度 第3回  9月10日(土) 月面撮影 





           

今回はコリメート撮影による月面の詳しい観察でPCに接続していろいろなクレーターを見ました。
途中、7時5分頃、夏の大三角
アルタイル(わし座)の近くを、2等星ぐらいの明るさの物体が地上から見るとかなりのスピードで移動していくのが観測されました。皆さんよくご存じの宇宙に浮かぶ高性能天体望遠鏡”ハッブル宇宙望遠鏡”でした。

             

   
 一眼レフカメラを接続して月面撮影  クレーターの観測






















                         

 平成23年度 第2回  7月17日(土) 水星・土星・他




   
 今日は球状星団の写真と解説  天体望遠鏡の仕組みと使い方
   
 屋上からの富士山と大山・丹沢連峰  今夜は満月で明るい夜です。
 
 水星  土星
   
 ビデオ撮影してPCで処理した画像  アルビレオは低倍率だと一つに見えます




















    

 平成23年度 第1回   5月28日(土) 土星の観測




5月28日(土)は、あいにくの雨模様で天体観測が出来ませんでしたので、講座ではメンバーの方々の撮影された天体写真をPCで拡大しながら解説していただき、研修室での天文教室となりました。

下記の写真は、広瀬先生の撮影された写真です。土星は1年前と今年の5月18日に撮った写真との比較です。月面のクレーターは最近の大気条件がよい時に撮影したものです。

広瀬先生は、以前、青少年センターのプラネタリウムの解説をしていらっしゃいました。天文研究クラブでは講師を務められています。





                           

   
 1年前は輪が水平でした。 輪に傾きが出て土星らしくなりました。






                                              輪の傾きの変化

                                      

                                             アストロアーツより


環の傾き具合は約15年周期で変化します。2009年には地球から見て環が真横を向き、
あたかも消えたかのように見える現象が起きました。今年はだいぶ傾いてきているので
、「いかにも土星らしい」土星の姿を見られます。

土星の環は一枚板ではなく、無数の氷や岩石の粒でできています。そこにはいくつもの
すきまがあり、一番大きなものは発見した17世紀の天文学者にちなんで「カッシーニの
間隙」と呼ばれています。

環の傾きが大きければ、口径10cmの望遠鏡でも楽に見られますが、今年の傾きでは
気候などの条件に左右されます。お近くの科学館などで大きめの望遠鏡をのぞく機会が
あれば、すきまを見つけられるか挑戦してみてください。

もうひとつ注目したいのは、土星の衛星です。木星のガリレオ衛星のような明るい衛星は
ありませんが、土星最大の衛星タイタンは8等級なので、望遠鏡を使えば見ることができ
ます。双眼鏡でも見えるかもしれません。土星本体が明るいので、土星から離れていると
きを狙って観察するのがよいでしょう。

                                               アストロアーツより







                                                          
                                               YouTube - 「かぐや」HDTVによるプラトークレータ

   
月面中央の有名な3つのクレーターです 月面北部のクレーター”プラトー”です
上は、アルザッケル   直径97km
中は、アルフォンスス  直径110km
下は、プトレマイオス   直径153km
アルフォンススでは時折LTPが見られます。
プラトーは月面北部にあり、南北を”雨の海”
と”氷の海”に囲まれているクレーターです。
直径は110kmで、平らな内部には直径2km
ほどの4つの小さなクレーターがあります。 
 
 
 直線の壁(中央)です  上弦の月です
この付近は雲の海の東端で、アルザッケルの
右上方向あたりです。長さ約110km、高さは
約300mあり、幅は約2.5kmほどです。
 

天文研究クラブ 広瀬先生撮影







 LTPとは?
 
月の表面が光ったり、煙が出たり、色が変わったりするといったような異常な現象が、これま
でにも時折観測されています。このような現象を、月の一時異常現象(LTP: Lunar Transient
Phenomena)といいます。

LTPは短い場合には1秒程度、長い場合には1日以上にわたって観測されることがあります。
また、LTPが起きる場所には特徴があり、特に海と高地の境界付近で起こることが多いことが
わかっています。また、LTP全体の60パーセントはアリスタルコスクレーター、アルフォンスス
クレーターなどに集中しています。













  ルーリン彗星




                                  

                                 天文研究クラブ 澤野氏撮影 2009年 2月21日 f 300mm 240s


 彗星とは (2009年・国立天文台HPより)


 
彗星(すいせい)は、「ほうき星」とも呼ばれる天体です。多くの人は、夜空に伸びる長い尾を持った天体を
思い浮かべるかもしれません。また、綿雲のようにぼうっと淡く見えるのも特徴的です。
では彗星とはどんな天体なのでしょうか。

彗星とは、太陽系の中を運動しながらガスや塵(ダスト)を放出する小天体のことを指します。彗星本体の
構造は「汚れた雪玉」とも例えられ、たくさんの塵を含んだ氷の塊だと考えられています。この中心部は

(彗星核)」
と呼ばれます。


ガスや塵を放出する天体と説明しましたが、いつも放出しているわけではありません。彗星が太陽にある
程度近づいたときに、核の中にある氷が溶け出してガスとなり、吹き出るのです。この時、ガスといっしょに
塵も吹き出てきます。核から吹き出たガスやダストは、核の周りを覆いぼんやりとした
「コマ」を形成します。
私たちはそのコマを見ているので、ぼうっとした姿として見えるのです。

彗星のもう1つの特徴である「尾」には、2種類あります。1つ目は、核から吹き出したでできた尾で、ダスト
の尾
と呼ばれます。太陽と逆の方向に伸びますが、彗星が移動しますので少しカーブします。ダストの尾は
白っぽく見え、吹き出した塵の量が多いほど、また尾が伸びている方向と地球との位置関係がよいほど、
長く伸びた尾をみることができます。


2つ目は、核から吹き出した
ガスでできた青っぽい尾で、ガスの尾とかイオンの尾と呼ばれます。太陽風に
よって吹き飛ばされて、太陽とは逆の方向にまっすぐ伸びます。一般的にはダストの尾の方が明るく見えま
すが、彗星によってどちらかしか見られないこともあります。なお、今回のルーリン彗星の場合は、地球と
の位置関係から、尾はあまり見られないかもしれません。


ルーリン彗星は、2007年7月に、台湾にあるルーリン天文台(鹿林天文台)で行われた観測から発見された
彗星です。発見当時は18.9等ととても暗く、太陽からの距離も
6.4天文単位(注)で、木星よりも遠い位置に
ありました。

ルーリン彗星は、発見後およそ1年半かけて太陽に近づいてきました。そして先ごろ2009年1月10日に太陽
に最接近しました(
近日点通過)。そのときの太陽からの距離は、1.21天文単位でした。一般的に、彗星は
太陽との接近距離が近いほど、ガスや塵が活発に吹き出し、明るく見られます。ルーリン彗星の場合は、
その距離が1.21天文単位で地球軌道(太陽から約1天文単位)よりも遠い位置にあり、残念ながらあまり近
づきませんでした。

しかしながらルーリン彗星は、太陽からの距離が遠くなり始めた頃に地球に比較的接近しますので、地球
から見て明るくなると予想されています。地球への最接近は、2月24日のお昼頃(日本時)で、その距離は
0.41天文単位です。その前後で彗星は最も明るく見えるようになります。また、ルーリン彗星は、公転方向
が地球とほぼ逆向きのため、すれ違うように接近します。地球との接近の頃は、夜空の中での移動が速く
なります。


その後彗星は、太陽からも地球からも遠ざかっていきます。ほぼ放物線軌道を描いているため、再び太陽
に戻ってくるのは少なくとも数万年以上先となります。


(注) 天文単位は太陽から地球までの平均距離に相当し、キロメートルに換算すると1億4959万7870キロ
メートル
になる。

ルーリン彗星は、2月24日、地球に0.41天文単位にまで近づきます。この前後数日間が最も明るくなり、予想
通りならば
4等から6等級となることが期待されます。この明るさは、空の暗いところならば、肉眼でかろうじて
見えるくらいの明るさと言えます。











  アンドロメダ銀河(M31) Andromeda Galaxy





                                    

                                          天文研究クラブ 澤野氏撮影  f 300mm 240s


アンドロメダ銀河は地球から約230万光年の距離に位置し、約1兆個の恒星を含む渦巻き銀河で、直径22〜26万
光年
で、我々の銀河系の約2倍あるお兄さん銀河です。また宇宙全体の広さから考えるとすぐ隣の銀河といえます。

中央の核(バルジ)には二つの巨大な
ブラックホールが存在していることがわかっています。アンドロメダ銀河の下に
見える小さな銀河は伴銀河の
M32です。いずれアンドロメダ銀河と衝突し吸収されてしまうと考えられています。

アンドロメダ銀河と我々の銀河系はお互いに
秒速約300kmで接近しています。約30億年後にはこの2つの銀河は
衝突して合体し、1つの巨大な銀河を形成すると予想されています。地球から観測すると徐々に大きく見えるようにな
ってきます。

アンドロメダ銀河は、秋の夜空に約4.4等星で輝いています。空気の澄んだ暗い場所では肉眼で見ることができます
。口径20cmの望遠鏡では渦巻き構造が確認できます。

アンドロメダ銀河中のどこかの星に高等な生物がいるとすると(恒星の数とそれに付随する惑星の数を考えると存在
する確率はかなり高いと思われます)、その星からも我々の銀河系を確認しているはずで、「あの銀河のどこかには
何か生物がいるのかしら?」と言っているかもしれません。そのうち合体しますからその時にお会いしましょう・・



















  らせん状星雲 NGC7293





                                   

  
                                        天文研究クラブ 澤野氏撮影  f 300mm 240s



らせん状星雲は、地球からの距離がおよそ650光年と近いところにあり、見かけの大きさは満月の
半分にも達する。実際の大きさは直径3光年ほどだ。中心の星から放出されたガスやチリが広がり
それらが光って見えているのである。研究によれば、この惑星状星雲は円筒状の形をしており、ち
ょうどその筒を上下方向から見ているような向きになっているということだ。

                                               解説 アストロアーツHPより