横浜サイエンスフロンティア 中・高インフォメーション

横浜サイエンスフロンティア高校
及び
 附属中学校 
インフォメーション  by 中山学院



 

高校の特色検査、及び中学校の適性検査T・Uの問題解説
中山学院トップページリンクよりご覧ください。


     

 


                                           


 
JAXAが開発した地球観測衛星”だいち”(ALOS:Advanced
Land Observing Satellite・
エイロス)から撮ったYSFHです。

もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、
生涯消えることのない「
センス・オブ・ワンダー神秘さや不思議さに目を見張る感性」を授けてほしいとたのむでしょう。
この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない
人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。 
Rachel Carson(レイチェル・カーソン)



                                   

                     令和6年度 サイエンスフロンティア中・受検状況 2024年2月3日 発表

  横浜サイエンスフロンティア中学校
   募集定員  志願者数 受検者数   競争率
 全体  80名 450名 429名  5.36倍




                      令和5年度 サイエンスフロンティア中・受検状況 2023年2月3日 発表

  横浜サイエンスフロンティア中学校
   募集定員  志願者数 受検者数   競争率
 全体  80名 467名 446名  5.58倍




                                     
令和4年度 サイエンスフロンティア中・受検状況 2022年2月3日 発表

  横浜サイエンスフロンティア中学校
   募集定員  志願者数 受検者数   競争率
 全体  80名 521名 496名  6.20倍
 内訳        
 男子  40名  290名 282名   7.05倍
 女子  40名  231名 214名   5.35倍



                                                   
                                                            その他詳細は、click ↑



 横浜サイエンスフロンティア中学校 適性検査実施要項


 試験実施時間

内容   時間  所要時間
 集合時間  8:35 午前8時より入室可 
 検査についての注意  8:40〜8:50  10分
 適性検査T  9:00〜9:45  45分
  適性検査U  10:25〜11:10  45分
 連絡事項  11:15〜11:20  5分


 検査内容

 適性検査T 文章・図・表やデータなど与えられた資料を的確に読み解き、課題をとらえて適切に表現
する力をみる。(31年より、適性検査Tは
南高附属中学校と共通問題になりました。)
 適性検査U 与えられた情報を科学的・数理的にとらえ、分析力や思考力、判断力などを生かして課
題を解決する力をみる。

 選考方法

選考資料   取扱い
調査書 A値
(160点満点)
調査書に記載されている小学校5学年、6学年における8教科
の評定を次のように点数化し、合計した値を
A値とします。
評定3→10点   評点2→5点   評定1→1点
適性検査B値
(200点満点) 
適性検査T、適性検査Uによる評価を点数化しB値とします。
適性検査T、適性検査Uはともに100点満点です。
 S値(400点満点) A値とB値を利用し、次の式により算出した数値をS値とします。
S値=
A値÷160×100×1 + B値÷200×100×3
※ A値は、100点満点換算 B値は300点満点換算 合計400点満点


 具体的な選考方法

 選考  選考方法
 第1次選考 S値の高い順に並べ、男女関係なく上位から各36名(定員40名)
を合格者とします。(定員の
90%を、S値で決定します。) 
資料が整わない者の選考  第1次選考後、参考にできる資料を比較対照し、第1次選考に
よる合格者に相当する者であるかを判断し、適正に選考します。
 第2次選考  第1次選考及び、資料の整わない者の選考により合格者となっ
ていない受検者を対象に、
B値の高い順に並べ、上位から募集
定員までを合格者として決定します。


                                                   
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    令和4年度 横浜サイエンスフロンティア高校 志願状況

        
 神奈川県教育委員会 令和4年 2月 2日 発表


募集定員   2/1志願者数 最終志願者数  2/1競争率
 158名 259名 1.64倍  

                                  ※ 志願変更は、2022年2月4日(金)〜8日(火)  入試日は2月15日(火)  合格発表は3月1日(火)




説明会アーカイブス 

     令和元年度 横浜サイエンスフロンティア高校 夏の説明会

            2019年 7月27日 (土) 午後の部


 横浜サイエンスフロンティア高校 特別科学技術顧問挨拶

横浜創英大学学長  横浜市立大学 名誉教授


小島 謙一 (こじま けんいち) 先生

皆様、こんにちは。今日はお暑い中、天候不順にもかかわらずお越しいただきましてありがとうございます。

今から16,7前、横浜にこの高校をつくるために
準備委員会を作りまして、その時にどんなコンセプトを基に建てるのかということで、たまたま当時横浜市立大学にいた私に声がかかりました。

また、本校の近くの
理化学研究所・横浜研究所の所長をなさっていた和田昭允(あきよし)先生にも御縁で加わっていただきまして、その時、和田先生が提唱されたのは、「今までの日本にないような、また世界にも類を見ない高校を造りたい。」「サイエンスに特化した高校にしたい。」ということでした。これには私も含めて皆さん感銘を致しまして、それではそのような方向性でいきましょうという事で一致し、今年で開学して11年目になりますが、今まで様々な方々と一緒に協力してやってまいりました。

そのようないきさつで、ある意味、大学に近いような環境のユニークな学校になったわけです。それでこの学校にはいくつかの仕掛けと言いますか、いろいろなシステムがあります。ひとつは常任
スーパーアドバイザーの存在です。浅島 誠(あさしま まこと)先生、和田 昭允(わだ あきよし)先生、有馬 朗人(ありま あきと)先生、藤嶋 昭(ふじしま あきら)先生、小林 誠(こばやし まこと)先生の5人の先生は、科学全般にわたっての講演をしていただいたり、イベントなどに出席していただき、生徒たちの質問にも丁寧に対応してくださっています。

※ 浅島先生:東大・横浜市大名誉教授、日本学術振興会顧問 
   和田先生:東大名誉教授、理研名誉研究員
  
有馬先生:元東大総長、文部大臣、科学技術庁長官、俳人
  
藤嶋先生:東京理科大栄誉教授、東大特別栄誉教授、光触媒開発(ノーベル化学賞候補)
  
小林先生:名古屋大学特別教授、KEK(高エネルギー加速器研究機構)特別栄誉教授
         素粒子宇宙起源研究機構機構長,ノーベル物理学受賞(2008年 CP対称性の破れ)


今一つは、科学技術顧問という制度です。これはですね、国が援助している
理化学研究所JAXA(宇宙航空研究開発機構)・JAMSTEC(海洋研究開発機構)など、日本でも有数な理系の研究施設にサポートしていただいていまして、生徒が見学しに行ったり、本校に来てくださって講義をされることもあります。

それからもう一つ大事なのは、慶応・東大・東工大・理科大・横浜市大・横浜国大などいろいろな大学の学長・副学長や教授に顧問になっていただいていることです。お名前だけ顧問になっているのではなく、実際に本校の
サイエンスリテラシーTUの授業で実験や講義などを通して指導していただくことも多いです。

さらに大切なこともありまして、それは多くの企業からのサポートがあるという事です。実際に生徒が会社にいって、ものを作っている現場を見学したり、企業の研究員の方がこちらへ来てデモンストレーションをしていただいたりしています。以上のように、本校は、
国の研究機関・多くの大学・企業の方々に支えられているという恵まれた環境のもとで学んでいます。

このような外のサポートも大事なのですが、本校には非常に素晴らしい能力をもった先生方がたくさんいらっしゃいます。本当に真摯に教務に取り組み、生徒一人ひとりを大切に指導しています。生徒が
自分で問題を課し、自分で解決し、自分でまとめ、最後に発表するという作業に対してサイエンスフロンティアの先生方は手を貸し、身体を動かし、心を尽くして協力しています。内からのサポートも充実しています。これは私が外から見ていつも素晴らしいと感じていることです。 

これからは、本校を卒業し、大学または大学院を経て社会で活躍する生徒が出てくる時代となってきます。我々がこの学校を設立した時の目標として、
「世界で活躍する人財を輩出する」というのがありますが、10年後の皆さんにも心から期待しています。一緒に勉強していきましょう。来年、お待ちしています。



 横浜サイエンスフロンティア中学校・高校 校長

永瀬 哲 学校長 


皆さん、こんにちは。校長の永瀬と申します。本日はお忙しい中、また非常に蒸し暑い中、御来校いただきまして
誠にありがとうございます。本校は平成21年4月に開校いたしました。今年で
11年目を迎えます。理数科の専
学科高校としてです。


現在、在学している生徒数は
707名、男女比はおよそ3対1です。次に教育方針についてですが、これは開校
当初からずっと変わらず、「先端的な科学の知識・智恵・技術、技能を活用して、世界で幅広く活躍する人間を
育成する」というものです。


そのため、生徒には先端科学技術の実験や、国際交流、あるいは海外研修などを通して
驚きと感動を体感して
もらいます。そして「この驚きと感動をもっと知りたい
という気持ちが生徒を「
知の探究」へと導きます。この
驚きと感動・知の探究の相乗効果によって、創造力・探究力・コミュニケーション能力・自立力のこの4つの力を
身につけていただき、私達が目標とする人財育成をめざしています。

本校が育てる人間像ということについては、これは先ほど教育方針でもお話ししました通り、生徒を育成するた
めに本校が最も重視している2つの力があります。それは、「
サイエンスの力」と「言葉の力」です。サイエンス
の力というのは、正確な情報を基にして、「自分の頭でまず考える」そして答えを出して、更に「将来を予測する
力」
を言います。このサイエンスの力に言葉の力が加わる事によって、グローバル人財の育成を目標としてい
ます。


平成29年4月には、附属中学が開校しております。サイエンスエリートの育成を目指して開校した中学校ですが
、今年度で中学3年生までの全学年が揃いました。来年度は
2クラス分80名の中学生がそのまま高校へ進学する
予定です。その分、
来年度の高校の募集人員は減る予定です。正確な募集人員については、秋ごろ神奈川県教育
委員会
から公表する予定となっています。また、来年度は附属中学からの生徒と高校から入学してくる生徒は分け
ずに、
混合したクラス編成にする予定です。お互いに高めあっていただきたいと思います。

以上、概略ではございますけれども、本校の根幹に関わるところをお話しさせていただきました。前向きにご検討
頂ければと思っております。私からの説明は以上とさせていただきます。


                       




 本校の特色ある教育について

高口(こうぐち) 健一 先生 (数学科)

みなさん。こんにちは。本日はお暑い中、本校に足をお運びくださいまして誠にありがとうございます。
まずは、本校に通っている生徒さんの出身中学校についてです。横浜市立中学校さんから進学してくる生徒さん
6割くらいで、昨年は7割くらいでした。横浜市の中では、地元の鶴見は多いのですが、北部の都筑区青葉
港北区からの割合が多いと言えます。本校は神奈川全県学区なので、市外からの通学者ではお隣の川崎
が最も多く、遠くからは寒川や小田原から通っている生徒もいます。

           
通学者が多い区・市

 横浜市内    横浜市外  
 都筑区  52名  川崎市 80名 
 鶴見区  48名  横須賀市  25名
 青葉区  44名  相模原市  20名
 港北区  40名  藤沢市  20名
 戸塚区  35名  茅ヶ崎市  16名
 金沢区  30名  鎌倉市  10名


本校は全国でも珍しい理数科のみの高校となっております。理数科と言いましても、国語とか英語は当然他の
科目も履修し、そのほかにサイエンスリテラシーという科目も受講していただきます。また本校は理数科なので、
数学・理科は、
理数数学T、理数数学U、理数化学、理数物理など、理数という言葉がつきます。

受付をしていただいた部屋に本校で使用している1年生から3年生までの教科書が展示してありますが、使って
いるものは他校の教科書と変わりません。ただ勉強する順番は異なります。例を挙げれば、方程式を学習する
時は方程式に関連する単元を学年に関係なく勉強していきます。その方が効率的と考えています。
独特なカリキ
ュラム
と言えます。

本校の授業の特徴として、
95分授業がいくつかあります。95分というと少し長いなと感じるかもしれません
が、理科の実験ですとか、体育のような実技を伴う授業はそのほうが余裕をもって行えます。サイエンスリテラ
シー・数学・ライティングスキルズ・芸術科目などでもあります。

英語も重要ですね。なので1年生から3年生まで6単位ずつ履修します。1・2年ではコミュニケーションの後に
OCPDというのがありますが、これはオーラル・コミュニケーション・プレゼンテーション・ディベートといって
英会話やリスニングによって授業で英語を使うことを前提としたディスカッションです。

本校では
土曜講習というのも行っておりまして、希望者を対象にした苦手科目の克服講座、更に得意科目がある
生徒には発展講座なども用意してあります。そして夏休みには夏期講習もあります。

さて、本校には
理科室・実験室が合わせて20ほどあります。1年生では実験の基礎を叩き込まれ、2年生にな
るとSL(サイエンスリテラシー)2で個人研究を行いますが、自分のやりたい研究を先生のアドバイスを受けな
がらそれらの部屋を自由に使うことができます。

そして2年生では10月の末に
マレーシア研修旅行に行きます。そこでは現地の連携校にお邪魔し、ネイティブ
の生徒の前で、サイエンスリテラシーで学習した自分の研究を英語で発表します。マレーシアは多民族国家でそ
れぞれの文化や宗教など学ぶことが非常に多いです。彼らとの交流はとても楽しいです。研修と言いましても折
角海外に行くのですから観光や街歩きなどもありますのでご安心ください。      (以降省略します)


 入学者選抜について   佐野先生


選抜方法は今までと変わりませんので、先生のお話の中で選抜方法に関する内容は省略します。
新しい情報のみ、お知らせ致します。


(1) 横浜サイエンスフロンティア高校:合格者入試得点平均(100点満点換算)


※ 横浜サイエンスフロンティア高校では入学試験において、一旦100点で採点し理科
・数学だけは2倍されて
200点満点になります。

                   
2019年 合格者平均

科目 横浜サイエンスフロンティア高校合格者平均  神奈川公立校合格者平均 
 国語    80.6点 59.1点
社会  69.8点 42.5点 
数学  69.9点 50.3点 
理科  91.4点 61.3点
英語  87.2点 49.8点 
合計点500点満点  398.9点 (平均79.8点)   263点(平均52.6点)
 700点満点換算 560.2点 (理科・数学のみ2倍)  
特色検査  92.0点  

参考


※ サイエンスフロンティア高校では数学・理科で高得点をとると有利になります。
※ 神奈川全体では100点(満点)をとった生徒の割合は、数学・社会は
0%、英語・理科は
1%(100人に1人)、国語では0.1%(1000人に1人)でした。


           
参考  2019年 神奈川全日制高校 受検状況

募集人員   受検者数  合格者数  合格率 受検倍率   実質倍率
42759名  50446名  42229名 84%   1.18倍  1.19倍

※ 合格率 = 合格者数÷受検者数×100
※ 受検倍率 = 受検者数÷募集人員 
※ 実質倍率 = 受検者数÷合格者数 31年度:横浜サイエンスフロンティア高校は、1.32倍



(2) 横浜サイエンスフロンティア高校:過去3年間合格者内申書平均(135点満点換算)


 横浜サイエンスフロンティア高校では、中学校の成績で理科・数学・英語は、2年生時
で2倍、3年生時では4倍になります。よって実際は
180点満点になります。

 平成29年度  119.2/135
 平成30年度  119.9/135
 平成31年度  118.6/135

参考


※ 昨年に比べて1.3ポイント下がりました。(2倍4倍しない通常の換算では、5が3つで
他が4の場合、
117/135で平均より少し下回り、5が4つで他が4の場合、120/135
になり、平均を上回ります。理科・数学・英語で5をとった生徒さんは、180点満点に換算
した時、有利になります)


 サイエンスフロンティア高校の調査書(内申書)と学力検査の割合は、
3:5なので、
内申書評定1点分に相当する学力検査の得点は、2.22点になります。内申点が
足りない場合は、入試得点を上げることで補うことが出来ます。逆の場合もあります。
(内申点135点・学力検査500点満点とした場合)算定方法は下記の計算式によります。

(500点÷135点)×(3÷5)
2.22・・

ちなみに、内申書:学力検査が4:4の場合は、(500÷135)×(4÷4)で、
内申書評点1点分は、学力検査で
3.70点になります。2:6(横浜翠嵐)では同様に
計算すると
、内申1点が学力検査では
1.23点となり、差が非常に少なくなります。




    平成31年度 横浜サイエンスフロンティア高校 志願状況

        
 神奈川県教育委員会 2月6日発表


募集定員   1/30志願者数  2/6志願者数  2/6競争率
 238名  318名  315名(−3名) 1.32倍 
(昨年度1.52倍)
 

                                       ※ 入試日は2月14日(木)  合格発表は2月27日(水)




   平成31年度 横浜サイエンスフロンティア中学校 受検の状況

        
教育委員会事務局高校教育課 2月3日発表


募集定員  志願者数   受検者数  競争率
 全体  80名  517名  490名  6.13倍
 男子  40名  301名  285名  7.13倍
 女子  40名  216名  205名  5.13倍






平成30年度 横浜サイエンスフロンティア高校 夏の説明会

              7月22日 (日) 午後の部


横浜サイエンスフロンティア高校常任スーパーアドバイザー挨拶

東京大学名誉教授  (独)理化学研究所名誉研究員


和田 昭允 (わだ あきよし) 先生


この横浜サイエンスフロンティア高校を表す「YSFH」という4文字も、今では世界でも知る人ぞ知るというほどに
なりましたが、振り返りますと16年前の2002年、当時、理研(理化学研究所・横浜)に所属していた私に横浜
市から、
「理研の近くに科学技術系の高等学校を造りたい。」という相談があり、私はとても嬉しく感じました。
そこで、懇談会から参加し、名前を考えることになりました。「横浜科学技術高校」という案もありましたが、将来
世界からお客さんも見えるだろうし、注目されるであろうということを期待し、
サイエンスという名前をいれ、今の
校名になりました。

理研には開校以来大きな支えをしてもらっています。一般の方々にも来ていただける
「一般公開」の際には、横
浜サイエンスフロンティア高校の生徒が多数、お手伝いとして参加しています。研究者からこういう説明をして
欲しいという要望にしっかり応えて活動しています。また、理研には外国人の研究者も多いのですが、YSFHの
生徒の英語力も一役買っています。一般公開にいらしゃった方の評判はとてもいいようです。

私は、この学校で、授業は受け持っていませんが、
和田サロンといって、生徒諸君とサイエンスの話をする機会
を設けています。1クラス40人を2つに分けて20人ずつ、6クラスありますから、12回開催します。紅茶を飲み
ながら、クッキーをつまみながら、お互いに議論します。これは、欧米の大学では
「アフタヌーンティー」といって
よく行われていることです。「鉱物の結晶」「細胞のつくり」「生物の進化」などテーマは多岐にわたります。

サロンの壁には、
アインシュタインの言葉を日本語に直した額が掛かっています。「想像は知識に比べて重要で
ある」
という内容です。想像力がいかに必要であり、かつ求められているということを述べています。

(注)
Imagination is more important than knowledge. Knowledge is limted. Imagination encircles the world.
想像力は知識よりも重要です。知識には限界がありますが想像力は世界を包み込むことさえできるからです。


知識と知恵はちがうもので、知識をもとにして
探究心というエネルギーを推進させなくてはなりません。それに
必要なのが知恵なのです。そして
知識と知恵のサイクルを利用してものの考え方を学びます。そして、また新し
い知識が身に付くとそれに知恵が結びつき、
知識と知恵のらせん階段が出来ていきます。

サイエンスを日本語に直すと、「理科」ではなくて、
「ものの考え方」になります。この学校は、「ものの考え方」を
探究していく学校です。本日はお暑い中、お越しいただき、本当にありがとうございました。この夏、山や海に
出かけるかたもいると思いますが、健康にはじゅうぶん気をつけて、勉強も頑張ってください。それでは、また
お会いできるのを楽しみにしております。



 横浜サイエンスフロンティア中学校・高校 校長


栗原  峰夫(みねお) 学校長 


みなさん、こんにちは。一番暑いお時間にお越しいただきましてありがとうございます。

スーパーアドバイザーの紹介と、科学技術顧問の企業22社・大学の紹介がありました。その中で
京三製作所について、次のようなお話がありました。

鶴見区平安町にある
京三製作所さんには、会社の100周年を記念して、横浜サイエンスフロンテ
ィア高校にプレゼントをしていただけるということになりました。そこで、自動車や飛行機が受ける
風力を測る風洞実験装置を寄付していただきました。

本校は、平成21年に開校した理数科の学校です。今までは
6クラスの募集でしたが、附属の中学
校の生徒が31年より高校に進学してきますので、31年度入試の募集は
4クラスになる予定です。
定員減になるので、30年度の受験生の皆さんが6クラスでの募集での最後になります。

ここで、現在の在籍性の男女別の人数をお知らせします。男子に比べ、女子の人数が少ないです
が、女子生徒の活躍には目覚ましいものがあります。皆さんにも期待しています。


   男子  女子
 1年生  172名  64名
 2年生  171名  67名
 3年生  181名  56名


次に、YSFHが育てる人間像として、1.サイエンスの力と言葉の力、2.多様性と寛容性が必要で
あるということを詳しく述べられました。

また、卒業生の進路先の大学の紹介がありました。初年度に掲げた
国・公立大学へ現役で30%
合格させるという目標は、ずっと達成されていて、今年度は、東大・東工大を初めとして、国・公立
大学へ
104名の合格者を輩出し、40%を超えたという報告がありました。

選考基準については、昨年度と変わりません。


競争率についての変遷です。


 25年  26年  27年  28年  29年  30年
1.67倍   1.46倍  1.60倍  1.47倍 1.44倍  1.52倍


在校生の居住地域別の人数です。

横浜市内     横浜市外  
 都筑区  49名  川崎市 93名 
 鶴見区  44名  藤沢市 27名 
 港北区  41名  相模原市  21名
 青葉区  36名  横須賀市  20名
 金沢区  32名  鎌倉市  17名
 緑区  29名  茅ヶ崎市  17名
 港南区  27名  大和市  11名
 戸塚区  23名  海老名市  8名
 神奈川区  22名  平塚市  6名
 旭区  22名    
 保土ヶ谷区  19名    
 泉区  19名    

みなさんへ

本校を志望される皆さんに是非、身につけていただきたいと思っているのは、次の2つです。

◎ 感謝と社会に貢献する気持ち
〇 知的好奇心と探究心


学習と研究を続けることのできるタフさも必要です。

秋の説明会では、
特色検査について言及したいと考えています。本校を目的とされる生徒さんの
来校をお待ちしています。本日はお越しいただきまして誠にありがとうございました。



 平成30年度 横浜サイエンスフロンティア高校 学校説明会


 日程  内容 申し込み受付期間 
2018年7月21日(土)
2018年7月22日(日)
朝の部
昼の部
午後の部 

全体説明
校内見学ツアー
生徒による研究発表

生徒による研修報告
部活動等の見学

2018年6月29日(金)

2018年7月19日(木) 
 2018年10月27日(土) 朝の部
昼の部
午後の部 

全体説明

平成30年度入学者選抜を中心に

 
2018年10月1日(月)

2018年10月24日(水)

                                  申し込みは、高校のHPから、直接申し込みページにアクセスしてください。

                                                       
                                                 
                                                          click ↑



  平成30年 横浜サイエンスフロンティア高校志願状況(1月31日)

 募集定員  志願者数   競争率  昨年度競争率
 238名  380名  1.60倍  1.56倍


 平成30年 横浜サイエンスフロンティア中学校受検状況(2月3日)
   募集定員  志願者数  競争率
 男子  40名  317名(−13)  7.93倍
 女子  40名  216名(−20)  5.40倍
 合計  80名  533名(−33)   6.67倍(平均)



平成30年 横浜サイエンスフロンティア中学校志願状況(1月15日) 

   募集定員  志願者数  競争率
 男子  40名  330名  8.25倍
 女子  40名  236名  5.90倍
 合計  80名  566名   7.08倍(平均)


 昨年度(平成29年度)

   志願者数    受検者数    
全体   男子  女子  全体 男子   女子
 685人  450人  235人  659人  433人  226人
8.56倍  11.25倍  5.88倍  8.24倍  10.83倍  5.65倍




 29年度横浜サイエンスフロンティア高校 秋の説明会

10月28日(土) YSFH アリーナ

 横浜サイエンスフロンティア高校常任スーパーアドバイザー挨拶

東京大学名誉教授  (独)理化学研究所名誉研究員


和田 昭允 (わだ あきよし) 先生

横浜サイエンスフロンティア高校高校の
スーパーアドバイザーをしています和田昭允です。1か月に1回
幹部会で、この学校の様子を伺い、アドバイスをしています。また、生徒諸君とも和田サロンで、新しい
宇宙のことから生物までさまざまな分野にわたり、交流を深めています。


皆さんの頭の中には、
知識と知恵の二つが存在しています。しかし、知識は頭の中に入っているだけで
はだめです。知識は自分の行動様式の中で使えるようにしなければなりません。私は和田サロンで皆さ
んが学校で得た知識をどのようにして知恵に結び付ければよいのかということをお話しています。


また、私がこの学校で一生懸命やっているのは、学問をしているという
雰囲気作りです。その雰囲気を
私はとても大事にしています。というのは、私は学生時代を含めると
東京大学に35年いました。その後
ハーバード大学を経て、理化学研究所のゲノムセンターの所長を8年間務めました。

その長い経験の中で、私が強く感じたのは、勉強する・学問する・研究するという経過で最も大切なのは
、雰囲気だということでした。同じ志を持った仲間と共に学ぶ楽しい雰囲気を皆さんにもわかっていただ
きたいと思い、週に1回、和田サロンを開催しています。


皆さんには、是非頑張っていただいてこの学校にいらしていただきたいと思っています。そして和田サロ
ンでお会いできるのを楽しみにしています。今日は土曜日のお休みのところ、お越しいただきましてあり
がとうございました。


 横浜サイエンスフロンティア高校 校長

栗原  峰夫(みねお) 学校長
こんにちは、横浜サイエンスフロンティア高校・校長の栗原です。

まず、@本校の教育方針 Aスーパーアドバイザーの紹介 B科学技術顧問の先生方の紹介 C育てる
人間像 Dサイエンスの力+言葉の力についての詳しい説明がありました。

その後、大学での研修授業のご紹介がありました。慶応大学・北海道大学・東北大学・筑波大学・宇都宮
大学・東京理科大学・金沢大学・福井大学など多くの国・公・私立大学でサイエンスフロンティア高校の生
徒がさまざまな分野で学んでいるという説明がありました。


次に市立の姉妹校との交流として、9月19日〜26日まで、生徒18名と共に
カナダのバンクーバーまで行
ってまいりました。そこで、今回は両校協定10周年のセレモニーに出席し、同時に行われた社会の授業に
も参加しました。また、コロンビア州議会が開催されているところを上の席から拝観し、本当の民主主義とは
何かということを肌で感じる事ができました。

また、10月23日から27日にかけて実施された2年生234名の
マレーシアの研修旅行に団長として同行
しました。昨日戻ってきてばかりです。あいにく写真は間に合いませんでしたが、簡略に校長レポートとして
報告致します。 


マレーシアでは、提携校で英語による研究発表を行いました。また、今回両校交流の証として桑の木を玄
関横に植樹しました。私がマレーシアに来て一番感じたのは、ここは人種を乗り越えた多文化の社会であり、
また
ホスピタリティー(親切なもてなし)に溢れているということでした。非常に有意義な訪問でありました。
ここは、
Divercity(多様性)&Generosity(寛容性)に富んでいます。皆さんにもこのような気持ちを持って
本校にチャレンジしていただければと思っています。

皆さんが入学して下さると、横浜サイエンスフロンティア高校の記念すべき
10期生となります。附属中学生
もかなりの力をつけています。その中学生と一緒に是非学びの体験をこの学校でしてほしいと願っています。



             平成30年入試について

         
入試要項については今までと変更はありません。

                  
合格者平均データ

 過去4年間  29年  28年  27年  26年
 調査書(135点換算)  120  119  120  121
※ 実際は英語・数学・理科の5点評価が、中2で2倍、中3で4倍されます。よって180点満点になります。


 学力検査  100点満点
 国語 91.9点
 数学 87.0点 
 社会  81.5点
 理科  82.7点
 英語  86.4点
※ 実際は、数学・理科が2倍されます。よって、700点満点になります。



 特色検査について (栗原校長)

まずはじめに、平成29年度から26年度にかけての問題の紹介がありました。そして解答する際に注意すべき点をいくつか述べられました。

(1) ポイントを明確に示すこと

(2) 正確に丁寧に書くこと

(3) 根拠を示すこと

(4) 具体的にわかりやすく説明すること(読む人の立場になって)

(5) 時間配分を十分に考慮すること(時間60分)

(6) 設問の意味を正しく読み取ること

 アドバイス

平成26年以降、
現代社会と関わりあっている問題が出題が続いています。昨年は普段の生活にさまざまな分野で取り入れられいる「IOT」でした。よって、新聞・雑誌など文字媒体に日常的に触れておくことが必要です。幅広い視野と柔軟な思考力を養ってください。




 
  平成21年 第1回 蒼煌(そうこう)祭


                                                 
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   平成29年度 横浜サイエンスフロンティア高校 夏の説明会

              7月23日 (日) 午後の部

         横浜サイエンスフロンティア高校常任スーパーアドバイザー挨拶

          東京大学名誉教授  (独)理化学研究所名誉研究員


        
   和田 昭允 (わだ あきよし) 先生

                
                    YSFH学校案内2018より


ご紹介にあずかりました和田昭允です。私はこの横浜サイエンスフロンティア高校の常任スーパーアドバイザーという役割を担っています。学校の教育・運営にも協力するという他にも、生徒諸君とのふれあいを大切にしています。スーパーアドバイザーとして生徒の皆さんに願っているのは次の二つの点です。

一つは、サイエンス高校として、
物の正しい見方・考え方を身につけサイエンスの最新の高みを身を持って体得してほしいこと、今ひとつは、将来、国際的に活躍する人に育ってもらいたいということです。

私は、授業は持っていませんが、
”和田サロン”と称して、鶴見川を見渡せるコーナーで、コーヒー・紅茶を飲みながら、クッキーをつまみながら、サイエンスの講義、そして生徒諸君と多岐にわたるテーマで語り合っています。これは欧米の一流の大学で、「アフタヌーンティー」と言って普段日常的に行われている風習と同じことなのです。

私は、東京大学に30年以上いましたが、これと同じことをしていました。今でも
東大の卒業生たちが、「先生、あれは本当に楽しかったです。」と言ってくれることが多かったので、横浜サイエンスフロンティア高校でもしてみようと思い現在に至っている次第です。

横浜サイエンスフロンティア高校の近くに、
理化学研究所(横浜)がありますが、当時、私はこの理化学研究所の所長をしていました。その時、横浜サイエンスフロンティア高校設立に是非協力してほしいというお話が横浜市からいただいておりましたので、それから考えるとこの高校とはずいぶん古い付き合いとなります。

そういうこともあって、横浜サイエンスフロンティア高校と理化学研究所(横浜)とは深い関係にあります。理研の一般公開の日には、大勢の横浜サイエンスフロンティア高校の生徒がお手伝いとして参加し、実験や研究発表もしてもらっています。また、理研の若い研究員も横浜サイエンスフロンティア高校に来て、交流を深めています。

また、多くの
海外の学校、公的機関とも連携を保っているのも、この高校の特徴のひとつです。例えば、ケネディ女史(アメリカ駐日大使)が本校を視察されたのをきっかけに、当時のオバマ大統領との交流イベントを実施することが出来、これは本校の生徒にも大きな感動を与えたようです。

これからは益々暑くなってきます。健康には気をつけながら、一生懸命勉強し、この学校がよいと思ったら受験してください。来春、和田サロンでお会いできるのを楽しみにしています。本日はお越しいただきましてありがとうございました。




       
   横浜サイエンスフロンティア高校 校長


               
栗原  峰夫(みねお) 学校長 

                       
                     YSFH学校案内2018より

本日はお休みのところ、お忙しい時間を割いていただきありがとうございます。私の前に和田先生にお話をしていただきましたが、皆さん、本校の和田常任スーパーアドバイザーはすごい先生なのです。是非、今日、お帰りになりましたらウィキペディアで「和田昭允」で検索してみてください。

まず、本校での男女比率の割合について申し上げます。

 学年  男子  女子
 3年生  185名  48名
 2年生  183名  56名
 1年生  171名  67名

この表をご覧になってもお分かりになると思いますが、徐々に
女子の割合が増えています。私が横浜サイエンスフロンティア高校の校長になって6年が経ちますが、女子生徒は、数が増えただけでなく、彼女たちの活躍には目を見張るものがあります。例えば、和田先生も触れられていましたが、ケネディ駐日大使が本校にいらっしゃた時に、おもてなしの中核を担ったのは堪能な語学力を身につけた女子生徒たちだったのです。

今日、この説明会にもたくさんの女子中学生が見受けられますが、是非、臆することなく本校に挑戦してみてください。楽しみに待っています。


※ この後、横浜サイエンスフロンティア高校の教育方針、教育提携先の大学・研究機関・大手企業、スーパーアドバイザーの先生方、科学技術顧問の紹介がありました。


横浜サイエンスフロンティア高校が育てる人間像は、次の二つの能力を持った人財(人材)です。一つは
サイエンスの力(科学的思考力)、今一つは言葉の力(コミュニケーション能力)です。そして今年のキーワードは「協同(力・心を合わせて事にあたる)」です。自分一人がよければいいという考えではなく、他の人との繋がりの中で個々の能力を伸ばしていくという気概をもって臨んでいただきたいと願っています。

最近巷では、AI(人工知能)が多くの人の職場を奪うのではないかという話を聞きますが、私はそれほど心配する必要はないと思います。それは人には「他人を思う気持ち、他の為に行動できる力」があるからです。それには、まず
「サイエンスを理解し、それを活かせる人」にならなければなりません。皆さんにも期待しています。

本校では、今年、国・公立大学の合格者が卒業生の
40%を超えました。その中には文系の大学に進学した生徒もいます。横浜サイエンスフロンティア高校は理数系の高校ですが、文系・理系を問わず、それぞれが自分の将来に適した学校に入学を果たしています。

横浜サイエンスフロンティア高校の生徒の特徴は、今、申し上げたように、
多様性があること・最後まであきらめないこと自分の学びたいことのために頑張る・研究活動の実績が評価されているなどがありますが、最近、それが教育雑誌などにも紹介され、AERA(アエラ)では、注目される全国の中高一貫校30校という記事の中で、本校が神奈川公立校の中で、唯一選ばれました。今年から中学校も開校しましたが、現在、同じ校舎で学び、高校生が中学生に教えているような風景もよく目にします。お互いによい相乗効果となっているようです。


※ この後、過去の入試競争率、在校生の居住地域などの説明がありました。(横浜市内では、相変わらず都築区が1位ですが、鶴見区の伸びが著しく、都築区に迫っているようです)


※ 次に横浜サイエンスフロンティア高校の教育について、主任の先生から詳しいご説明があり、引き続き、生徒会事務局生徒による横浜サイエンスフロンティア高校での生徒の生活の紹介(部活動も含む)がありました。


再び、栗原学校長による、入学者選抜についての詳しい説明(特殊検査を含む)がありました。今までと変わりないので内容は省略致します。特殊検査については、お話の中に、少しヒントを与えてくださいました。




最後に、本校を目指す生徒さんに申し上げます。それは次の3つです。

@ 感謝と社会に貢献する気持ちを持つこと。

A 知的好奇心と探究心を持つこと。

B 学習と研究を続けるためのタフさを身につけること。



知力・気力・体力をしっかりと身につけてください。来春、本校に入学される皆さんは、晴れて10期生となります。是非挑戦してみてください。

重ねて申し上げます。暑い中、本日お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。


説明会終了後、校内案内ツアーがあり、サイエンス委員である在校生の皆さんのツアーガイドで、さまざまな実験室や図書室などを見学し、楽しいひとときを過ごすことができました。屋上では、天体望遠鏡でみんなでスカイツリーを見ました。曇り空でしたが、はっきり確認することができました。


                     



   平成29年度 横浜サイエンスフロンティア附属中学校 説明会

              7月30日 (日) 午後の部


      横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校 校長


               
栗原  峰夫(みねお) 学校長  



本日はお休みのところ、本校に足をお運びいただきましてありがとうございます。私は、
横浜サイエンスフロンティア高校・及び横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校の学校長を兼務しています。今年9年目に入りました高校は、男子・女子を分けて採っておりませんが、最近、女子の割合が増えています。(附属中学校は、男子・女子、別々に40名の募集となっています)

附属中学校は、
「勉強しなさい。」からは入りません。では何から始めるかというと「驚きと感動」です。そして「知の探究」に目覚め、そこからが本格的な勉強です。


※ この後、科学技術顧問会議、和田先生・小島先生・YSFHの管理職による幹部会の説明がありました。


科学は、知識だけでは通用しません。身につけた知識を上手に活用できなくてはいけません。それが「
サイエンスの力」です。また、人の話をよく聞き、自分の考えを論理的に発表できる力も必要です。それは、「コミュニケーション能力」です。この二つを中学・高校を通して養っていきたいと考えています。

また、附属中学校の校訓、「
品性高潔にして、博学篤志(とくし)であれ」は、常に私が中学生、高校生を問わず、生徒に伝えていることであり、本校全体の教育精神を表しています。是非、来春受験される皆さんにもご理解いただきたいと思います。


※ 最後に、SSH・SGHとしての役割と、今までの実績、またサイエンスリテラシーの詳しい内容紹介とお話が続きました。



  横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校・在校生のスピーチ


                      男子生徒A

みなさん、こんにちは。私たちは、現在、高校生の皆さんと同じ校舎で勉強しています。私はこの横浜サイエンス
フロンティア高校
中学校の雰囲気が大好きです。

早速ですが、皆さんに一つお聞きしたいことがあります。「もし、みなさんが会社の社長だったとしたら、求める人材
像はどんな感じですか?どのような社員を採用したいですか?」ということです。

私が社長だったら、「
周りの人の意見を聞きながら、課題を解決できる人」「多角的な視点を持って問題を処理でき
る人
」「リーダーシップとコミュニケーション能力を身につけた人」などです。そして、このような能力を身につける
ことが出来るのが、この学校だと思います。私も努力してリーダーシップを伸ばしていきたいと考えています。

また、この学校の特色として、95分授業があります。私は理科の授業が大好きで、95分の授業は、
深く掘り下げて
実験をする
時に有効利用できます。豊富な実験機器を使って仲間と一緒に実験に没頭できるので非常に楽しい瞬間
です。「科学している」という実感を味わえます。




                        
女子生徒 B


私が考える横浜サイエンスフロンティア中学校の魅力は2つあります。一つ目は、理数系の学校なのに、理系の分野
にこだわらず、実にさまざまな分野の内容を学ぶことができるということです。

コミュニケーションを高める授業では、社会性が身に付き、国語では学習するさまざまな説明文を読んでいると、私た
ちの生活の中で、それらの文中に含まれている非常に大切なテーマに気づかされます。また、
社会の授業では、自分
が得た知識を人に伝えることによって、より一層その知識が身につくことがわかりました。


二つ目は、さまざまなコンテストにチャレンジできるということです。わたしは、
科学の甲子園に挑戦したいと思って
います。それには表現力を身につけなければなりません。皆さんも、来年の受験目指して
作文能力に磨きをかけて
いると思いますが、それは横浜サイエンスフロンティア中学校に入学してからも、きっと役に立つと思います。お互い
に頑張りましょう。


                   スピーチを聞いての感想

お二人のスピーチと進行役を含めての3人のお話は、とても中学1年生とは思えない程、落ち着いた調子で、また
内容もしっかりとしていて、聴衆に十分に伝わりました。感心している表情のご父兄が数多く見受けられました。
横浜サイエンスフロンティア中・高の
校訓である「品性高潔にして、博学篤志であれ」をすでに体得しているようでした。みなさんのこれからの成長が楽しみです。
 
                              



                             ※ 横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校の適性検査T・Uの詳しい問題解説を作成しています。

http://www2.odn.ne.jp/~hax69870/tekiseikennsakaisetu.html 
適性検査T・Uの詳細解説

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                                                           click ↑
                                                            






                               横浜サイエンスフロンティア高校 2017年度競争率

 2017年度サイエンスフロンティア高校  募集定員 志願者数   競争率
 理数科  学力検査 2月15日(水)   238名  372名
2月1日現在
 1.56倍
合格発表 2月28日(火) 午前10時 
封筒手渡し
 
 238名   369名 
2月8日現在
 1.55倍 
    昨年度競争率   1.55倍

                           

                                横浜サイエンスフロンティア中学校 2017年度競争率

 2017年度サイエンスフロンティア中学校 募集定員   志願者数  競争率
 適性検査 2月3日(金) 午前8時35分集合  計80名  計685名  全体8.56倍
 合格発表 2月10日(金) 午前10時構内掲示及びHP  男子40名  男子450名  男子11.25倍
 入学手続 2月10日10:00〜17:00 11日9:00〜15:00  女子40名  女子235名  女子5.88倍

                                                                 2017年 1月16日現在


                                               
   合格者集計結果 (中学校HPより)

 2017年度サイエンスフロンティア中学校  募集定員   志願者数 競争率 
 全体   計80名   計659名  全体8.24倍
 男子  男子40名  男子433名   男子10.83倍
 女子  女子40名  女子226名  女子5.65倍





 
        横浜サイエンスフロンティア高校 秋の説明会

          平成28年10月29日(土) 午後の部 


       場所 横浜サイエンスフロンティア高校アリーナ

  

               


        横浜サイエンスフロンティア高校常任スーパーアドバイザー挨拶

         東京大学名誉教授  (独)理化学研究所研究顧問


        
      和田 昭允 (わだ あきよし) 先生


皆さん、こんにちは。本校でスーパーアドバイザーの役をしている和田です。どういうことをしているかと言うと、生徒諸君と一緒にサイエンスを語り合っています。

さて、今日はこの横浜サイエンスフロンティア高校に、なぜ
「サイエンス」という名前が付いたのかというお話をします。私にとっては大変思い出深いことなのです・・  この学校は2009年に発足しましたが、その準備は7年前の2002年から始まりました。私も設立メンバーの一員として関係していました。

そこで、新しい高校の名前をどうするかという議論になりました。「横浜科学高校」 「横浜科学技術高校」「横浜フロンティア高校」など、他にもいくつか名前の候補が上がりました。私は「サイエンス」というカタカナの言葉に強い思いがあります。そこで是非「サイエンス」という言葉を入れたらどうかということを発案したら全員一致で決まったのです。

「サイエンス」とは、
「ものを考える」という意味です。古代ギリシャで作られ、現代まで「サイエンス」は受け継がれています。この高校でも「サイエンス」は息づいており、その言葉には、「将来、世界で大活躍してほしい」という願いが込められています。

今、皆さんは一生懸命努力されていると思いますが、勉強の合い間には大いに遊んで頭をほぐすことも必要です。来春、また皆さんにお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました。




       横浜サイエンスフロンティア高校 校長


               
栗原  峰夫(みねお) 


「みなさん、こんにちは。土曜日の大事な時間を本校の説明会に割いていただいてありがとうございます。」


                     
説明の順序


@ 横浜サイエンスフロンティア高校での学び


A
 スーパーアドバイザーの紹介と、新しく今年度からスーパーアドバイザーに就任された小林 誠先生(ノーベル物理学賞受賞者)が本校での11月の会議に出席され、また、3月に横浜サイエンスフロンティア高校にお越しになり、基調講演をされるというお知らせ



B 9月に掲載された二つの新聞記事(朝日・読売)の引用

「2016年9月16日の朝日新聞に本校が「呼び込め世界の修学旅行生」という見出しで、また、9月26日の読売新聞では「大学の研究室並みの設備で学校生活」というテーマで紹介していただきました。」

C 設立当初からの横浜サイエンスフロンティア高校・教育方針


D SSH(スーパーサイエンスハイスクール・)SGH(スーパーグローバルハイスクール)の役割

(1)国がめざす科学技術を携えた人財(人材)の育成として、サイエンスを理解・活かせる生徒を育てる。
(2)グローバル人財(人材)の育成+リーダーの養成という目的に沿って、「世界の仲間と手を結ぶことのできる人、ひとつ上を目指すことのできる人を養成する。
(3)SSHとSGHを融合させた取り組みを進める教育を実施することが出来る。


E 今年度の入試結果の報告


内申点(135点満点換算)・学力検査得点(100点満点換算)の合格者平均

内申点/135  国語   数学  理科  社会  英語  合計
 119  80.9  79.9  80.0  84.8  76.9  402.5

※ YSFHにおいて、内申点では、5点評価が英語・理科・数学が2年次で2倍、3年次で4倍、学力検査では、100点満点で理科・数学が2倍されますので、内申点の最高は、180点、学力検査では、700点となります。




F 「本校を目指す生徒へ」というメッセージ


「本校は横浜市立高校のパイオニア校、さらに、国からはSSH及びSGHに指定され、非常に恵まれた学習環境をいただいています。まず、そのことに感謝し、社会に貢献しようとする気持ちを常に持つことが大切です。それには、知的好奇心と物事に対する探究心、自分の掲げた理想に真っ直ぐに進む高い志を兼ね備え、また教科の学習や研究を続けるためのタフさも必要となります。横浜サイエンスフロンティア高校の自慢は「人のための人であろう」という生徒です。皆さんにもそれを期待しています。」








横浜サイエンスフロンティア高校附属 中学校説明会

    平成28年 8月6日(土)  鶴見公会堂


適性検査の説明と試問公開

 説明概要は今までに行われたものと同じなので同ページ下部に記載してあるものをご覧ください。

 適性検査 T 試問


はなこさんとたろうさんは、総合的な学習の時間で「これからの社会」をテーマとして調べ学習をし、調べて分かったことや考えたことをクラスに発表することにしました。2人は学校の図書室に行き、21世紀の社会に関する本を見つけました。その一部の文章[資料1]を読んで、あとの問題に答えなさい。

  資料1

※ この文章では、急激な社会の変化にともなって、将来、仕事を取り巻く環境も大きく変化することが説明され、これからの学び方について述べられています。

                     文章は省略されています。


 問題 1  はなこさんとたろうさんは、資料1に関する資料2 資料3を集めて、話をしています。
       はなこさんとたろうさんの会話を読み、あとの問題に答えなさい。


 会話

たろうさん
:資料1に「少子化傾向が収まり、出生率が急激に増えていく可能性は今世紀全般を考えても、
       とても低いだろうと思われます。」と書いてあるけれど、本当なのかな。
はなこさん:資料2を見てみると、0〜14歳人口は1980年以降減り続けて、これからも減り続けていく
       みたいね。
たろうさん:そうだね。2010年の0〜14歳人口の割合は約13.2%だけど、2060年には人口の約
      
 ( あ )%になってしまうね。
はなこさん:資料2をよく見ると、少子化だけでなく高齢化も深刻な問題ね。
たろうさん:本当だね。( い )。日本では少子高齢化が問題になっているけれど、世界と比べてみると
       どうなんだろう。
はなこさん:それがわかるのが資料3だね。資料3を見ると1950年から2010年までは、日本は( う )
       ことがわかるね。今後はどうなるのかな。

                       出生率・・・全人口に対する、1年間に生まれた子の数の割合

 資料2

                                         内閣府ホームページ引用


 資料3       日本と世界における人口の割合の移り変わりと見通し
            〜総人口を年齢ごとに3つのグループにわけたもの〜

   世界        日本      
   総人口 15歳
未満
15歳
 〜
64歳 
65歳
以上
 総人口  15歳
未満
15歳
 〜
64歳 
65歳
以上
    (千人)  %  %  %  (千人)  %  %  %
 1950  2525149  34.3  60.6  5.1  84115  35.4  59.7  4.9
 1960  3018344  37.1  57.9  5.0  94302  30.2  64.1  5.7
 1970  3682488  37.6  57.1  5.3  104665  24.0  68.9  7.1
 1980  4439632  35.4  58.8  5.8  117060  23.5  67.4  9.1
 1990  5309668  32.9  61.0  6.1  123611  18.2  69.7  12.1
 2000  6126622  30.2  63.0  6.8  126926  14.6  68.0  17.4
 2010  6929725  26.7  65.7  7.6  128057  13.2  63.8  23.0
 2020  7758157  25.5  65.2  9.3  124100  11.7  59.2  29.1
 2030  8500766  23.6  64.7  11.7  116618  10.3  58.1  31.6
 2040  9157234  22.1  63.7  14.2  107276  10.0  53.9  36.1
 2050  9725148  21.3  62.7  16.0  97076  9.7  51.5  38.8
                                「世界統計2016」をもとに作成

(1) 会話中の( あ )に当てはまる数字を答えなさい。答えがわりきれないときは小数第2位を
四捨五入して、小数第1位まで答えなさい。



(2) 会話中の
( い )に当てはまる最も適切なものを次の1〜5から一つ選び、番号を書きなさい。

1.2060年以降も高齢化が進むことがわかるね
2.1980年代に65歳以上人口が0〜14歳人口を上回ったんだね
3.2010年以降を見ると、65歳以上人口の総人口に占める割合が増え続けているね
4.2060年には、65歳以上人口と0〜64歳人口の割合が同じぐらいになるんだね
5.2010年以降を見ると、65歳以上人口は増え続けているのが分かるね


(3) 会話中の
( う )にふさわしい言葉を会話の流れを考えて20字から25字で書きなさい。


 問題2 たろうさんは、調べ学習の中で、資料1に関連した資料4を見つけ、「これからの社会」について
     さらに考えを深めていきました。そして、クラスの人たちと21世紀を生きる上での「これからの学
     び方」について考えてもらいたいと思いました。
      そこで、たろうさんは、調べ学習のまとめとして、資料1と資料4の内容をもとに自分の考えを
     まとめた文章を書くことにしました。あなたならどのように書きますか。あとの条件と注意事項に
     したがって、450字以上500字以内の文章を書きなさい。

           資料4 日本の平均寿命の移り変わりと見通し(2013年)


                                          内閣府ホームページ引用

  条件 

 
 全体を三段落の構成とすること
 
 一段落では、書き出しを「この文章では、〜」として、資料1で述べられている内容を紹介する。
 
 二段落では、資料4から読み取れることを資料1と関連付けて説明する。
 
 三段落では、一段落、二段落の内容を受けて、自分の考えを述べる。

 注意事項

 
 題名は書きません。一行目、一マス空けたところから書くこと。
 
 原稿用紙の適切な書き方にしたがって書くこと。(ただし、解答用紙は、一行二十マスではあり
    ません。)
 ○ 文字やかなづかいなどに気をつけて、漢字を適切に使い、丁寧に書くこと。
 
 解答は横書きで書くこと。



 適性検査 U 試問


たろうさんは、最近、夏がとても暑いと感じていたことから、都心部の気温上昇について興味を持ち、
調べていました。このことについての先生とたろうさんの会話を読み、あとの問題に答えなさい。

                         会話

先生   :都心部の気温上昇について、よい資料は見つかりましたか。

たろうさん:はい。私は、最近の気象データがどうなっているか調べたところ、「ヒートアイランド監視
       報告2014 平成27年7月 気象庁」という資料を見つけました。私が調べていることと
       関係がありそうです。その中にある「資料1」「資料2」が参考になりました。先生、見てく
       ださい。

先生   :とても詳しい資料ですね。「資料1」は、東京、横浜と
都市化の影響が少ないと見られる
       
15地点のそれぞれで、都市化率と年間や季節で平均した平均気温、1日の最高気温、
       1日の最低気温について、100年間で上昇すると考えられる温度と都市化率との関係
       を示したグラフですね。「資料1」と「資料2」から、どんなことがわかりましたか。

たろうさん:長期的に見て都市化率が高い都市では、都市化率の低い都市に比べて平均気温が上
       昇する傾向が見られるということがわかりました。そして、都市化率の高い都市において
       
( あ )ということもわかりました。


※ 都市化・・・都市に人口が集中して、舗装道路や集合住宅の増加といった都市特有な生活のあ
         り方が強まって周辺や農村に広がっていくこと

※ 15地点・・・都市化の影響が比較的少ないとみられる都市(網走・根室・寿都・山形・石巻・伏木
         ・飯田・銚子・境・浜田・彦根・宮崎・多度津・名瀬・石垣島)のこと

※ 都市化率・・・観測地点を中心とした半径7kmの円内の土地の面積をもとにした人工物でおお
          われている面積の割合を百分率であらわしたもの



 「資料1」 都市化率と100年で上昇すると考えられる温度

   都市化率
(%)
 平 均   温  ℃
 地点    年  冬  春  夏  秋
 東京 92.9   3.2  4.4  3.2   2.0  3.4
 横浜 59.4    2.7  3.5  2.9  1.7  2.9 
15地点平均 16.2   1.5   1.5  1.7  1.1 1.5 
  都市化率
(%) 
 1日  の  最高  気温  ℃
地点     年   冬   夏  秋
 東京  92.9     1.6  1.8 1.7  1.1   1.7
 横浜  59.4  2.3 2.6  2.7   1.7 2.4 
 15地点平均  16.2   E 1.0   1.1  1.4  0.9  0.9
  都市化率
(%) 
 1日  の  最低  気温  ℃
 地点     年  冬   夏  秋
  東京  92.9   C 4.4  6.0  4.5  2.8  4.5
 横浜  59.4  3.5 4.6  3.7   2.2  3.6
 15地点平均  16.2   F 1.8  1.8  2.0  1.6  1.9


 「資料2」 年間で平均した気温が100年で上昇すると考えられる温度


                        問題1

(1) 会話でたろうさんが話した下線部@は」「資料1」「資料2」中のA〜Iのうち、どれを組み合わせて考えたものですか。最も適切なものを、次のア〜シから一つ選び、記号を書きなさい。


ア A・B    イ A・D・G   ウ A・D・H  エ A・D・I  オ B・C  カ B・E・G

キ B・E・H  ク B・E・I    ケ A・C   コ C・F・H  サ C・F・H  シ C・F・I 




(2) 会話の( あ )当てはまる最も適切なものを、次のア〜カから一つ選び、記号を書きなさい。

ア 上昇する温度は1日の最低気温と1日の最高気温で同じくらい大きい

イ 上昇する温度は1日の最高気温と平均気温で同じくらい大きい

ウ 上昇する温度は1日の最低気温と平均気温で同じくらい大きい

エ 上昇する温度が最も大きいのは1日の最低気温である

エ 上昇する温度が最も大きいのは1日の最高気温である

エ 上昇する温度が最も大きいのは平均気温である



(3) 都市化率と「資料1」から、横浜では観測地点を中心とした半径7kmの円の中にある土地の面積のうち人工物でおおわれている面積は何kmですか。円周率を3.14として小数第2位を四捨五入して、小数第1位まで答えなさい。



                       
 問題2

たろうさんは、「資料1」「資料2」が示す現象から、都市化率が上がり緑地が減少すると地面の温度が上昇し、都市の日中の気温が高い状態になると予想しました。
この予想を確かめる実験を行うために「実験計画書」をまとめました。あとの問題に答えなさい。

                     実験計画書

目的 緑地が減少すると、地面の温度が上昇することを身近なものを使って確かめる。


準備するもの


 (1) 温度変化をはかるもの


  A 十分に乾いた土

  B 湿った土(100gの乾いた土に対して15gの水を含ませたもの)

  C 湿った土と芝草(1cm
あたり5本の高麗芝という芝草が生えていて4cmの長さに    切りそろえられたもの)

  D コンクリートブロックをくだいた小石状のもの


 (2) 容器( い ) 4個

 (
3)デジタル温度計 4台


実験方法

 (1) 温度変化をはかるものを用意する。


   用意した容器の一つひとつに、日陰で室温になっているA〜Dをいっぱいに入れ、平   らにならしておく。

 (2)温度をはかる。

 @ 容器に入れたA〜Dに、表面から2cmの深さに温度計の計測部を入れる。
   はじめの温度が同じになっていることを確認する。

 A 横からの光が当たらないようにA〜Dを入れた容器の横を段ボールでおおい、これ    を日当たりのよい屋外のテーブルに置く。

 B 午前10時から午後3時まで1時間ごとに温度をはかって結果を記録する。


 (1) 目的に合った実験をするために、「実験計画書」の( い )に当てはまる最も適切な
ものを、次のア〜エから一つ選び、記号を書きなさい。





(2) (1)の容器を選んだ理由について、次の「条件」にしたがって、25字〜35字で書き
なさい。


                「条件」

 ○ 一つの文に二つ以上の理由を入れて書くこと。
 ○ 文の終わりを「から。」として、これは字数に含めないこと。



 解答例

                          試問 T

(1) 791万人÷8674万人×100=9.11・・  
 答えは、約9.1%

(2) 資料2より、2010年以降、総人口が減少していくのに対して、65歳以上の人口の割合が増加していくのが読み取れる。
              
答えは、3

(3) 資料3より、
15歳未満の割合は、世界がマイナス7.6%、日本はマイナス22.2%また、65歳以上の割合は、世界がプラス2.5%、日本はプラス18.1%であることから
 

 1950  2525149  34.3  60.6  5.1  84115  35.4  59.7  4.9
 1960  3018344  37.1  57.9  5.0  94302  30.2  64.1  5.7
 1970  3682488  37.6  57.1  5.3  104665  24.0  68.9  7.1
 1980  4439632  35.4  58.8  5.8  117060  23.5  67.4  9.1
 1990  5309668  32.9  61.0  6.1  123611  18.2  69.7  12.1
 2000  6126622  30.2  63.0  6.8  126926  14.6  68.0  17.4
 2010  6929725  26.7  65.7  7.6  128057  13.2  63.8  23.0

         答えは、「世界に比べて日本は少子高齢化が急速に進んでいる


 問題2は、資料1が提示されていないので省略します。





                          試問 2


 問題1

(1)  
  (2)   

(3) 資料1より、横浜の都市化率は59.4%なので、円の面積にその割合をかけると
    7×7×3.14×59.4÷100=91.39・・    答えは、
約91.4km


 問題2

(1) 

(2) 水を通さず(エが適していない)、日光を受ける面積が広く(ウが適していない)、温度変化を計るものの量が多く入る(アが適していない)から


               適性検査試問からわかること


@ 横浜サイエンスフロンティア高校の特殊検査問題に似ている。

A グラフや表を短時間で読み取る
分析力が必要であること。

B 何について述べた文章なのかを的確につかむ
読解力が必要であること。

C 自分の考えを論理的に分かりやすく叙述できる
表現力が必要であること。

D 迅速、かつ正確な
計算能力が必要であること。




                これから何をすべきか


@ 学習だけでなく、日常生活においても、周りがしてくれるのを待っているのではなく、自分で考え解決する習慣をつけておくとよいでしょう。YSFHのスーパーアドバイザー・和田昭允先生がいつもおっしゃっている「問題解決力」に磨きをかけてください。

A 問題を解く時に、答えを導くために必要な要素を吟味し、どれが必要な項目で、どれが不必要なものであるか、正しく
取捨選択できるような力を身につけておくことです。

B 適性検査では、世の中で起こったことがらに関係する問題もよく出題されます。よって、普段からTVで
ニュースを見たり、新聞を読んで、今世界で何が起きているのかを知ることも大切です。(科学・先端医療に関する記事も毎週載っています)さらにそれについて自分の意見をまとめたり、文章に出来たらいいですね。また、家族の方と一緒に環境問題などについてテーマを決め、話し合ってみるのも、いいかもしれません。

C 博物館や科学館に出かけたり、また身近な自然観察、読書など、
知的興味を起こしてくれる体験を重ねておくことも必要です。レイチェル・カーソンのセンス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目を見張る感性)を身につけましょう。それはあなたの知識知恵となって、将来必ず、あなた自身か、あなたの身の周りの人、または、あなたがまだ見ぬ人々の為に役に立ちます。

D 他の公立一貫校の問題にも挑戦してみましょう。全国の一貫校の問題の中には、
思考力応用力を養うことの出来る良問が数多くありますので、様々な問題に触れておく必要があります。私立中学では、麻布中学校の理科の問題にはいつも感心させられます。

E 
小学校の授業も大切にしてください。横浜サイエンスフロンティア中学校では、小学校の報告書も合否の基準になります。授業だけでなく、いろいろな活動にも積極的に取り組みましょう。


教育とは、学校で習った全てのことを忘れてしまった後に、自分の中に残るものをいう。
そして、その力を社会が直面する諸問題の解決に役立たせるべく、
自ら考え行動できる人間
つくること。
それが教育の目的といえよう。                アルベルト・アインシュタイン


みなさんの日々の努力が実を結び、見事、来春、横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校の第一期生になられることを願っています。

 
                                              





 







 平成28年度 横浜サイエンスフロンティア高校 夏の説明会

            7月23日 (土) 午後の部


 (1) 横浜サイエンスフロンティア高校常任スーパーアドバイザー挨拶

        東京大学名誉教授  (独)理化学研究所研究顧問


        
 和田 昭允 (わだ あきよし) 先生


こんにちは、和田 昭允です。私のこの学校での役目は、スーパーアドバイザーとしての応援
です。授業はしていません。では、一体何をしているのかというと、週に一回、サイエンスの面
白い話題や、学校の教科書には載っていない興味ある内容をお話ししています。


私は、
東京大学で35年、そして理化学研究所の所長として、長い間、科学の研究に携わって
きました。そこで私が経験してきた仲間と学問する楽しさと雰囲気を伝えたいと思い、和田サ
ロンと称して、サイエンスフロンティア高校の生徒さんとの交流を開校以来続けています。


私が感心するのは、ここの生徒が、私の横浜理化学研究所の一般公開の日に大勢お手伝い
に来てくれることです。専門の研究者と共に、実験や発表会を一緒に演じています。彼らは皆

科学するという不思議さ・楽しさを大勢の人に伝えるという大事な役割を担っています。これは
本当にすばらしいことだと思っています。

本日、この説明会にお越しになった皆様も、是非この学校で、様々な体験をしてください。来年
サロンで待っています。暑い時期なので、どうか健康に留意されて頑張ってください。



       横浜サイエンスフロンティア高校 校長


  
         
栗原  峰夫(みねお)


みなさん、こんにちは。校長の栗原峰夫と申します。この表は過去3年間のわが校に在籍して
いる生徒の男女比率ですが、女子の割合が少ないのがお分かりになると思います。しかし、
人数は少ないのですが、非常に優秀な生徒が多いのです。様々な科学コンテストで入賞し、
企業との共同研究で
特許を取得した女子生徒もいます。

 男子  女子
 183名  56名
 185名  48名
 185名  51名


さて、横浜サイエンスフロンティア高校が他の高校と違うのは、初めから「勉強しなさい。」とい
うのではなく、まず、「
驚きと感動」からスタートすることです。この高校には、それが体験でき
るような、多くの場が用意されています。現在の多くの生徒は、そのような環境の下で充実感
に満ちた生活を送っています。

先ほど、和田先生のお話がありましたが、和田先生のご紹介もあって、今月7月にわが校に
新たにスーパーアドバイザーとして、2008年、
CP対称性の破れ」でノーベル物理学賞
受賞された小林 誠(こばやし まこと)先生が就任されました。私も、先日茨城県つくば市に
ある
KEK高エネルギー加速器研究機構)までお願いに参りました。

小林先生もわが校の教育に非常に興味を持たれていて、アドバイザーの就任へとお話が進ん
でいきました。来年の3月には、小林先生に
特別講義をしていただきます。また、わが校の生
徒のKEKでの研修も予定しています。


      

     
KEK入り口  構内  コミュニケーションプラザ

  ※ 補足 CP対称性の破れ

粒子を反粒子に換えることを荷電共役変換・チャージ変換(C変換)、左右を取り替えることをパリティ変換(P変換)といいます。クォ―クが1種類しかない場合には、スピン(素粒子の自転)が左巻きのクォ―クと右巻きの反クォ―クに働く、弱い力(標準理論における4つの力のうちのひとつ)は等しくなります。

左巻きのクォ―クはC変換によって
左巻きの反クォ―クに換わり、さらにP変換によって右巻き反クォ―クに換わります。従ってCP変換をしても反応は同じように起こるはです。
(CP対称性)しかし、KEKでの
B中間子を使った実験ではわずかな差が観測されました。小林先生と益川先生は、 3世代6種類のクォ―クを仮定すると、クォ―ク間の混合を表す行列がCP変換によって換わる(CP対称性が破れる)ことが原因であることを示し、ノーベル物理学賞を受賞されました。


 ※ 6種類のクォーク 
クォ‐クは電荷があり、陽子・中性子・中間子などを構成する素粒子で、単独では取り出すことはできません。
陽子は、
u u dで、+1の電荷、中性子は、u d dで、プラスとマイナスが打ち消しあい、電荷0になります。
3つの段階に分類することができ、世代と呼んでいます。世代が上がるほど質量は重くなります。

 電荷  第1世代  第2世代  第3世代
 +3分の2  アップ u  チャーム   トップ  
 ー3分の1   ダウン d    ストレンジ s  ボトム  


大学進学についての実績は、サイエンスフロンティア高校開校時の初代校長が、国・公立大
学への合格率を
30%という目標を掲げましたが、現在までの国・公立大学の合格者は433
名・37%で、当初の目標を上回る成果を残すことが出来ました。

また、慶応義塾大学を初め、多くの大学から
指定校推薦をいただいておりますが、指定校で
進学した生徒は計19名で、
横浜市立大学のチャレンジプログラムによる10名を除くと、わず
か9名ということになります。わが校は実力で勝負という生徒が多いようです。

現在の国の教育政策として、
ペーパーテストだけで個人の能力を見るのでななく、生徒自身の
これまでの
実績や将来のビジョンに基づく努力などによる選抜方法が採用されつつあります。
横浜サイエンスフロンティア高校の教育は、正に国のモデルとなっていると自負しています。
実際、これらの選抜方式に基づいた今年の
東京大学の推薦入試においてわが校から合格者
を出すことができました。

また、本校は理数系の学校ですが、将来、文系に進む可能性のある生徒さんにも充分対応
できるカリキュラムを採用しています。現実に、今年の進学先は理系78%、文系14%、そ
の他8%で、
文系の大学に進んだ生徒さんも1割以上います。そして、わが校の入試の特殊
検査問題では、
国語(文章表現)の力が必要です。理系・文系に限らず、自分だけが納得する
のではなく、相手が理解しやすいよう(読む人の立場に視点を置く)に書くということが基本的
な能力となります。


最後に、本校を目指す中学生の皆さん身につけていただきたい
3つのことを申し上げます。

◎ 感謝と、社会に貢献する気持ち

◎ 知的好奇心と探究心(知力)

◎ 学習と研究を続けるためのタフさ(体力と気力)

逆に、次のような人にはならないでください。

「これは必要ない」 「あれは嫌いだ」 と身勝手で視野の狭い判断を下す人


来年は、横浜サイエンスフロンティア高校附属の中学校も開校します。皆さんは、中高一貫校
としての1期生になります。来春、中学1年生になる生徒さんのよいお手本となるよう、そして、
互いに学びあうよき先輩となるよう期待しています。本校の教育方針をよく理解していただき、
よければ志望校の一つとして視野に入れていただければ幸いです。本日は、お休みのところ
お越しいただきまして本当にありがとうございました。








 2016年  横浜サイエンスフロンティア中学校 説明会予定

                   2017年 4月開校


 回  日時  曜日  場所
 第1回  8月6日  土曜日  鶴見公会堂
 第2回   8月7日  日曜日  保土ヶ谷公会堂
 第3回   8月20日  土曜日  緑公会堂
 第4回   8月21日  日曜日  戸塚公会堂
 開催時間  開始  終了  
 各回 1回目  10:00 11:00  
各回 2回目  11:50  12:50  
各回 3回目  13:40  14:40  
各回 4回目  15:30  16:30  

 施設見学会  平成28年 10月16日(日
 志願説明会  平成28年 11月12日(土)



http://www.edu.city.yokohama.lg.jp/school/jhs/hs-sf/ 


  2016年 6月29日(水) 横浜サイエンスフロンティア中学校 教育関係者説明会


 入学者の募集及び決定に関する日程 
 志願資格承認申請期間  平成28年12月1日〜12月14日
 志願資格承認書交付  平成29年1月4日〜1月12日
 志願受付期間  平成29年1月10日〜1月12日
 受験票郵送  平成29年1月13日〜1月23日
 適正検査  平成29年2月3日
 合格発表 及び 繰り上げ合格手続き  平成29年2月10日〜11日 2月10日〜2月22日


                       横浜市教育委員会


(1) 教育の方向性及び適正検査



日本の教育は変わってきています。それは子供たちの持っている
本物の力を育てていこうという意識
を持つ指導者が増えているということです。これからのグローバルな時代は知識だけでは通用しませ


自分の持っている潜在的な能力を表現できる能力が必要とされます。それには、中学生の代から

イエンス的な見方・考え方
が出来るような体験をすることが重要と考えています。それを実現するため
に一般の中学校とは
なる中学校を作ることが私たち教育委員会の使命であると思っています。
是非、多くの小学生の皆さんにチャレンジしていただきたいですね。


横浜市には同じ公立一貫校として、市立南高校附属中学がありますが、それぞれの特徴を鑑みて選
択していただきたいと考えています。横浜サイエンスフロンティア中学でも繰り上げ合格を採用します
が、入学手続き期間を
2月10日〜22日と伸ばしました。また、南附属と比べて募集人数が80名と
少ないため、市外の方まで門戸を広げるのは難しいと判断し、志願資格は志願者本人及びその保護
者が横浜市内に住所を有する方とさせていただきました。(志願者本人及び保護者が平成29年まで
に横浜市に居住予定の方、また保護者の他の一方の方が横浜市外に居住している方は教育長の承
認が必要です。



                       
 検査時間


内容   時間  所要時間
 集合  8:35  
 検査についての注意  8:40〜8:50  10分
 適正検査T  9:00〜9:45  45分
 適正検査U  10:15〜11:00  45分
 連絡  11:05〜11:10  5分


適正検査T: 与えられた資料を的確に読み取り、課題をとらえて適切に表現する力をみる。

適正検査U: 与えられた情報を科学的・数理的にとらえ、分析力や思考力、判断力などを生かして
課題を解決する力をみる。



※ 合格者の決定について

適性検査の結果及び志願者が出した「調査書」の成績(小学校5年生・6年生時の学習の記録:国・
社・算・理・音・図工・家・体の8科目の評価)による総合的選考を行い、選考結果が上位の者から男
女 各40名を合格者として決定します。適性検査と調査書の比率の具体的な数値は、10月下旬か
ら11月にかけて発表できるかもしれません。

※ 単独の教科の力をみる検査ではありません。もう少し詳しい内容は夏の説明会でお知らせします




(2) 中高一貫校としての考え方


心も体も大きく成長する時期に質の高い体験や豊かな感動を仲間とともに体験し、切磋琢磨、お互い
に議論し、独創性を高めていきます。その中で科学の楽しさや知る喜びに気付きます。そして他の中
学校からの外進生と共にバランスのよい融合を図り、大学や研究者の方々たちと触れ合い、4つの
能力
「探究力」「創造力」「自立力」「コミュニケーション能力」を身につけていきます。
目指すはグローバルリーダーとしての資質を備えたサイエンスエリート(私たちの造語)の育成です。

よって、選抜の目的は教科(理科)が得意だけの生徒を募集するのではありません。サイエンスフロ
ンティア高校の今までの歩みをみても、単純に大学合格実績を上げるための教育ではない
課題探究
型の教育内容
は、一般社会全体からも要請されています。

入学者募集については、
論理的な思考力・判断力を身につけた皆さんに来ていただきたいと考えてい
ます。また、理数系の学校なので、将来、理系に進む生徒が多いですが、
文系の力を持った生徒さん
も育てたいと思っています。サイエンスリテラシーでは、「言葉の力」が大きな要素を占めます。一方、
文系志望の方にも
サイエンス的な思考が必ず必要になります。実際、サイエンスフロンティア高校では
、文系の大学に進学した生徒も多いですよ。広い範囲から応募してくれることを望んでいます。

この学校の特色の一つとして、
「日本を知る」というテーマで、1年生から3年生まで宿泊研修という行
事を実施します。(※ 教育目標の中に「社会における己の使命を自覚し、積極的に社会に貢献しよう
とする志を養う。」「幅広い知識と教養を身につけ、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな心身
を養う」があります。)

将来、この横浜から
グローバルリーダーとして世界で活躍し、人の為に役立つような人財(※ 国語的
には人材ですが、人は材料ではなく、将来の日本の宝、”財”が相応しいのでは)を育てたいと考えて
います。







3) フロンティアタイム

一人ひとりの生徒の豊かな感性・創造性を伸ばす空間です。週2時間を予定しています。自主研究・
読書活動・進路相談・進路探究など、
自分自身でデザインする時間です。この時間を通して、自分で
計画し、有効に活用できる生徒を育てたいと思います。それは、
サイエンスエリートへ通じる道である
と信じています。










  2016年度(2017年入試) 横浜サイエンスフロンティア高校 

説明会・オープンスクール・蒼煌祭(文化祭)のお知らせ


 月日  部  内容  受付期間  会場
 説明会        
7月23日(土)
7月24日(日)
朝の部
昼の部
午後の部
 
全体説明
校内見学ツアー
生徒による研究発表
部活動の発表 
7月1日(金)よりWEBサイトから応募
(先着順)
 YSFH ホール
 10月29日(土) 午前の部
 全体説明 未定  YSFH アリーナ
オープンスクール         
5月28日(土)
12月10日(土)
 
 午前のみ
サイエンス体験活動
研修報告発表
校内見学ツアー
予約不要  YSFH校内 
蒼煌祭        
 9月17日(土)
9月18日(日
  17日 10:00〜15:30
18日  9:30〜15:00  
予約不要   YSFH校内  

                                                          詳しくは、YSFHのホームページでご確認ください。





 2016年 横浜サイエンスフロンティア高校 入試倍率

                                  

 募集定員    志願者数 28年入試競争率 
 238名 2月1日 時点  379名  1.59倍
  238名  2月8日 時点    370名   1.55倍 
  238名 2月16日時点  358名  1.50倍

                                                                    ※ 入試日の最終倍率は、1.50倍です。





     平成27年度 横浜サイエンスフロンティア高校 秋の説明会

                10月31日 (土) 


(1) 横浜サイエンスフロンティア高校常任スーパーアドバイザー挨拶

        東京大学名誉教授  (独)理化学研究所研究顧問


        
 和田 昭允 (わだ あきよし) 


本日は土曜日のお休みのところお集まりいただきましてありがとうございます。横浜サイエンスフロンティア高校の常任スーパーアドバイザーの和田昭允です

この高校はスーパーサイエンススクールとして、日本だけでなく世界からも高く評価されている学校です。ここでは、ものの考え方について正しく学ぶ事が出来、また他の国の生徒との交流により多くの生徒がグローバルな活躍をしています。

知識は頭の中に外部から入ってきます。そして智恵はその知識を結びつける頭の中のはたらきです。この高校の一番の特徴は、入った知識を確実に自分のものとし、知恵によって個々の能力を高めていく教育をしていることです。

是非、横浜サイエンスフロンティア高校に来て、知を探究し、未来を開拓していく楽しさを味わってください。これから寒さが増していきます。どうか、皆さん、身体に気を付けてお過ごしください。




 
          
横浜サイエンスフロンティア高校 校長


  
         
栗原  峰夫(みねお)



おはようございます。少し寒くなりましたね。土曜日の大事な時間を割いてお越しいただきましてありがとうございます。本校の校長の栗原です。

夏の説明会でお話しした内容を繰り返すところもあると思いますが、今日初めての方もいらっしゃると思いますので、その点はご容赦ください。

(この後、スーパーアドバイザーの紹介、科学技術顧問の紹介、学校の教育方針、YSFHが育てる人間像として
サイエンスの力言葉の力の必要性等について述べられました。)


夏にお話しできなかった3つのニュースをお伝えします。一つ目は、8月26日に行われたイベントの報告です。当校に鈴木章博士(北海道大学教授:2010年ノーベル化学賞受賞)がお見えになり、「有機ボロン酸のクロスカップリング反応」をテーマにした講演をしていただきました。

そのあと、午後からは、アジアの生徒たち(96名)と本校の生徒たちとが一堂に会し、「さくらサイエンスハイスクールプログラム」を開催しました。
カンボジア中国ラオスモンゴルミャンマーの高校生と一緒に実験をしたり、日本文化を体験したりして有意義な交流活動になりました。また、鈴木博士と全員が一緒に写真に収まり、よい記念となりました。

二つ目は、週刊ダイヤモンドの記事の紹介です。表紙を見たら、「息子・娘を入れたい学校」という特集があり、その中でビジネスマンが選ぶ学校という部門がありました。全国の数多くのトップレベルの学校の中で、神奈川県からは、1位が私立の栄光学園(全国15位)で、何と
2位が私たち横浜サイエンスフロンティア高校(全国23位)でした。県内の公立高校では、翠嵐や湘南を抑えてトップです。私は嬉しくなり、思わず買ってしまいました。

3つ目は、9月18日に
高大接続についての意見交換会が行われたことです。安西祐一郎氏(日本学術振興会理事長・前中央教育審議会会長)を本校に迎え、貴重なお話を伺うことができました。そして、横浜サイエンスフロンティア高校の教育理念について高い評価をいただいたことを申し添えます。

(最後に卒業生の大学進路先と理系・文系の割合、YSFH生徒に期待する内容について、「自ら学び、見極めようとする探究心」・「自分の理想に真っ直ぐに向かう高い志」を持つこと、「知力・気力・体力」のすべてを鍛えること、「人のための人であろう」という精神を持って学ぶことの大切さ等についてお話しされました。)




           入試内容についての説明



  ( 昨年と変わりはないので、昨年度説明会の欄(下記にアップ)をご覧ください。)


 過去5年間の合格者の評点平均 45点(2年)+90点(3年) 計135点満点換算)

 2011年 2012年  2013年  2014年  2015年
 (129)115  (129)116  121  120  120

※ ( )内は、前期選抜
時の評点 
YSFHは、2年・3年時とも英・数・理が2倍されますので、実際は180点満点となります。



 昨年度の入試合格者の科目別平均点(1科目100点満点・合計500点換算 )

   YSFH平均点  神奈川県平均点
 国語  85.6  64.4
 数学 83.2  51.6
 英語 85.3  51.8
 理科 69.5  31.4
 社会 81.4  50.2
 5科平均  81.0  49.9 

※ YSFHは、数学・理科が2倍されますので、実際は700点満点となります。




              面接について

(1) 面接官は2人 面接時間は約10分

(2) 内容は、これまでどのように取り組んできたか、またこれからどのように取り組んでいきたいか、
活動意欲将来の展望進路などを重点項目として聞きます。



             特殊検査について (栗原校長)


(まず、過去3年間に出題された特殊検査問題についての解説がありました。)

過去の出題例をご覧になってもお分かりにように、狭義の理科としての出題ではありません。初年度はフードマイレージ、2年目は金星探索、昨年は介護、そして今年は食品ロスの問題というように非常に多岐にわたっています。

解答する時に気をつけることを幾つか申し上げます。課題を正確に読み取ること、自分の書いた内容についてその根拠を明らかにすること、そして分かりやすく丁寧に説明することです。評価の観点としては、幅広い視野を持って、多角的に物事を捉え、分析できる力があるか、独創性があるか等が挙げられます。

普段からの心構えとしては、常に問題意識をもって社会の動きに関心を向けることが必要です。
新聞や雑誌、TVなどの媒体から積極的に情報を得る習慣を身につけておくとよいでしょう。

当日は、臆することなく思う存分自分の考えを記述してください。繰り返し申し上げますが、丁寧に書くことを忘れないようにしてください。皆さんの挑戦をお待ちしています。


以上が説明会の概要です。



※  和田昭允先生著 「サイエンス思考」の中で、その根幹として先生が6つのポイントを挙げら
れています。答案作成時の参考になると思いますので紹介します。


@ 対象をよく観察し、
A 正確で十分な情報(データ)を取り出し、
B データ間の因果をつなぐ論理を見つけて、
C 対象を理解し説明する最適の解決・解答(仮定、モデル)を出す。
D 高度に技術化された社会を、その仮定、モデルに基づいてスムーズに運転する。
E 将来を見通して予想、予言し、未来を開拓する。










      平成27年度 横浜サイエンスフロンティア高校 夏の説明会

            7月26日 (日) 午後の部


    (1) 横浜サイエンスフロンティア高校常任スーパーアドバイザー挨拶

        東京大学名誉教授  (独)理化学研究所研究顧問


        
 和田 昭允 (わだ あきよし) 先生



皆さん、こんにちは。この暑い中よくいらっしゃいました。私は、この高校のスーパーアドバイザーをしている、和田昭允といいます。この学校には日本でも珍しいことが、二つあります。一つは、ここには学問する研究する、という雰囲気が漲(みなぎ)っているということです。今一つは、この学校で学ぶことによって、サイエンス的なものの見方を身に着けることができるということです。

ひとつめに申し上げた雰囲気について、少し付け加えますと、この学校の近くに私が以前、所長を務めていた
理化学研究所(理研)横浜があり、この学校をいろいろな面で、応援してくれているという事実があります。そして、横浜理研は、隣接している横浜市立大学と一緒に、一般公開というイベントを毎年行っています(今年は8月29日の土曜日に開催されます。)


そして、当日は、さまざまなすばらしい研究発表や実験が行われますが、その現場で、横浜サイエンスフロンティア高校の大勢の生徒が、自分たちで
公開実験を行ったり、運営のお手伝いをしているいうことです。これは、サイエンスフロンティア高校が、創設されて以来、ずっと続いていることなのです。理研の人たちも、とても喜んでいます。それにもまして嬉しい事は彼らの評判がとてもいいことです。

二つ目の、サイエンスということについて、私は毎週1回、放課後に、
サロンと称して、20〜30人の生徒と一緒に、紅茶を飲みながら、クッキーをつまみながら、科学的な題目について、高校生と一緒にお話をしています。もう6年間しています。それをこのたび本にしました。「サイエンス思考」という名前で、知識を智恵に変える実践的方法論を書きました。宣伝になってしまいますが、お知らせ申し上げます。(8月21日に刊行されます)

                     


皆さん、暑いですが、健康にはじゅうぶん気を付けて、元気に過ごしてください。ただし、勉強する時には100%、集中してください。来春、サロンでお会いできるのを楽しみにしています。








      (2) 横浜サイエンスフロンティア高校特別科学技術顧問

       横浜市立大学 名誉教授 横浜創英大学 学長

              
 
小島 謙一 先生


暑い中、本校の説明会においでくださいましてありがとうございました。この学校には、他校ではありえないほどの外部の応援団がついています。皆様のお手元のパンフレットには、スーパーアドバイザーを紹介しているページがあると思いますが、私の前にお話しされた
和田先生は、DNAの遺伝子解析
トップであられるお方です。そういう科学者と直接お話できることは素敵なことではありませんか。

また、
フラーレン60でノーベル化学賞を受賞されたハロルド・クロトー博士も、アドバイザーのお一人で、来日されるたびに、この学校で講演されます。これも普通ではありえないことです。


また、アドバイザーで、東京理科大学の学長を務められ、
、「光触媒」でノーベル化学賞受賞が毎年期待されている、藤島昭先生が本校で講義をされる時は、講演後、質問者が、ずらーと30人以上並びます。

さらに、科学技術顧問として、
東大・東工大などの多くの大学、企業にサポートしていただいています。このように、非常に多くの皆さんがこの学校に、期待し、サポートしていただいているのが現状です。

この学校は、施設も充実しています。実験室は20室ありますが、それ以上に特筆できるのは、天体ドームと、走査型電子顕微鏡です。ドーム内には、口径300mmの天体望遠鏡が設置され、さまざまな天体を観測することができます。また、電子顕微鏡は、認定テストがありますが、合格すればだれでも操作することができます。また、ふつうは、生物研究所に設置されているインキュベーター(菌培養装置)も、この学校にはあります。

是非、皆さんもこの学校に挑戦してみてください。厳しい気候が続いていますが、健康にはじゅうぶん、気をつけて、がんばってください。





                     校長挨拶


          
横浜サイエンスフロンティア高校 校長


  
         
栗原  峰夫(みねお)



みなさん、こんにちは、本校校長の栗原です。2日間に渡った説明会は、全体で
2000名近くのご参加をいただきまして、今日は、3回目になりますが、一番暑い時間の中での開催となりました。お越しいただいたみなさまは、本当にごくろうさまです。

まず、現在の本校における、男女別の人数をお知らせいたします。

 期  学年  男子  女子
 7期 1年  188名   48名
 6期  2年  185名  51名 
 5期  3年 185名   50名

女子の人数は男子より少ないですが、今は、リケ女の時代です。当校の場面、場面で活躍しているのは、どうも女性のような気がしています。是非、女子生徒の挑戦をお待ちしています。

横浜サイエンスフロンティア高校の教育方針のトップにあるのは、「驚きと感動による知の探究」です。そして、当校が育てる人間像は、サイエンスの力言葉の力(コミュニケーション能力)の両方を兼ね備えている人物です。サイエンスの力とは、サイエンスの幅広い学習で身につく能力と、論理的な思考力です。「Think Logically」と言っています。言葉の力とは、相互理解を深めるため、日本だけでなく、世界を舞台にしても通用するようなコミュニケーション能力です。「Act Globally」と言います。

「サイエンスの力 × 言葉の力」です。どちらかが、0だとこの式は成り立ちません。双方の力があって、初めて通用します。本校は、文部科学省により、
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)、及びSGH(スーパーグローバルハイスクール)の指定を受けています。これにより、サイエンスの課題研究や、海外研修だけでなく、社会科学・人文科学にも、重点を置くような教育環境が整っています。更に、科学技術人材育成重点校として、全国で5校が認定されましたが、西日本で4校、東日本では、自慢させていただくと、わが校1校となっています。


また、この数年は、各大学との調整により、
高大接続の研究が進められ、多くのサイエンス生が参加しています。平成26年は、国立大では、筑波大・東北大、私立では、慶応・東京理科大、27年は、北海道大・慶応大・東京理科大に出向き、学習と研究に熱心に取り組んでいます。

本校にも、大学の指定校推薦が多数の大学より来ていますが、最近では早稲田・慶応以外は、ほとんど推薦を利用していません。実力で合格したい気持ちが強いのと、国・公立志望が強い傾向にあります。1期生から4期生の国・公立大合格者は、328名で、これは全体の35%に相当します。系列別では、理系が77%、文系が15%、その他が、8%となっています。毎年8月には、卒業生による「進路フォーラム」というものを開催し、受験生にとって、非常に興味ある情報をユニークな視点で説明してもらっています。


ここで、競争率と出身中学校別の人数、1年生から3年生までの居住区別の人数をお知らせします。
今年度、横浜市立中学校出身者は、138名、県内公立中学校・国立中学校出身者は、86名、その他は、県外国・公立、私立中学校となります。(入学時に神奈川県内に住所を有する者は、県外からでも受験できます。詳しくは、12月に、横浜で開催される、神奈川県教育委員会主催の説明会にご参加ください。県教委HPでご確認ください。)

平成25年  平成26年   平成27年
 1.67倍  1.46倍  1.60倍


 上位区  人数
 都築  58人
 青葉  52人
 港北  36人
鶴見  35人
 31人
戸塚  28人
 26人
港南  23人
 保土ヶ谷  21人


 横浜市外上位  人数
 川崎  93人
藤沢  26人
横須賀  20人
 相模原  17人
 大和  12人
 鎌倉  11人
 平塚  11人
茅ヶ崎  10人
 海老名  9人
 厚木  7人
 秦野  7人
 綾瀬  7人




最後に、
平成28年度入学者選考基準について説明致します。

 (1)選考 選考資料の取り扱い   比率と重点化
 @第1次選考  調査書:学力検査:面接:特殊検査  3:5:2:2
 定員の90%  調査書の重点化  数学・理科・英語2倍
   学力検査の重点化  数学・理科2倍
     
 A第2次選考  学力検査:面接:特殊検査  8:2:2
 定員の10%  学力検査の重点化  数学・理科2倍
     
 (2)面接検査  中学校での教科などに対する意欲  
   中学校での教科以外の活動に対する意欲  
   入学希望の理由  
   将来の展望  
   科学に対する興味・関心  
 (3)特殊検査  @検査の内容  自己表現検査
   A評価の観点  読解力・課題設定力
情報活用力・問題解決力
   B検査の時間  60分間
   C検査の概要  
C理科・数学・英語など各教科の基礎的・基本的な知識・技能を広く活用し、
与えられた
教科横断的な課題に対して、提示された資料をもとに記述する。


特殊検査については、10月の説明会で、過去問を使って解説します。対策の一つとしては、新聞などで、科学に関する記事を注意深く読んでおくことも必要ですね。


本校を志願される生徒の皆さんには、自ら考え、学び、見極めようとする
「探究心」と自分の理想に真っ直ぐに向かう「高い志」を持っていただきたいと思います。そして、それには、その思いを貫き通す「タフな知力・気力・体力」も必要です。将来、人の為に、また、社会に貢献したいという思いを持った方々に来て欲しいと考えています。私たちは待っています。









   横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校 説明会

     2015年  8月8日(土)  鶴見公会堂


 
(1) 横浜市教育委員会あいさつ


本日は
横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校の説明会に、暑い中お集まりいただきましてありがとうございます。

今年1月に決まりました基本計画のあらましについてご説明します。横浜市では、市民の皆様の価値観の多様化に応えるため、4年前に
横浜市市立南高校附属中学校を設置し、中高一貫の教育化を進めて参りました。そこでは、大きな成果をあげることができました。

横浜サイエンスフロンティア高校は、
「論理的な思考力と鋭敏な感性を育み、先端的な科学の知識・技術、技能を活用して、世界で幅広く活躍する人間を育成する」ことを教育理念として、平成21年に開校しました。

また、
スーパーサイエンススクールスーパーグローバルハイスクールの指定を国から受け、特色ある教育活動を進めています。これらの教育をより一層、充実・発展させ、グローバルリーダーたる「サエンスエリート」の育成を進めるとともに、公立の中高一貫教育に対するニーズに応えるため、横浜サイエンスフロンティア高校に中高一貫教育を導入することになりました。

横浜サイエンスフロンティア高校と同じ敷地・校舎の中で、中学生より6年間、計画的に、継続的に同校の教育、施設を体験することによって、子供たちの成長に大きな期待を持つことができます。横浜サイエンスフロンティア高校には、
「知識の橋」「智恵の橋」の二つの橋が実際にありますが、高校生たちは、この知識と智恵を学力や普段の生活の面でもうまく巡らせ、成長しています。是非、これから中学生になる皆さんにも、充実した設備の中で、これらを活用していただきたいと思っています。




(2) 横浜サイエンスフロンティア高校学校概要について



みなさん、こんにちは。横浜サイエンスフロンティア高校校長の栗原と申します。

これは、横浜サイエンスフロンティア高校を鶴見川の方から写した写真です。四角いコンクリートの打ちっ放しの建物で、小学生の皆さんには、何かの要塞に見えるかもしれません。

高校の場所は、鶴見区の
小野町にあります。横浜サイエンスフロンティア高校は全国でも珍しい理数科だけの学校です。この表は1年生から3年生までの、男子生徒と女子生徒の人数を表したものですが、お分かりのように、今は男子生徒に比べて、女子生徒が少ないですね。でも、学校の内外の活動で活躍している女子生徒はたくさんいます。ここに来てくださっている小学生の女子の皆さんも躊躇(ちゅうちょ)する必要はありません。期待しています。

(この後、5人のスーパーアドバイザーと科学技術顧問の紹介、教育連携協定先、教育方針、スーパーサイエンススクール・スーパーグローバルハイスクールの指定、課外活動での横浜サイエンスフロンティア高校生の活躍・指導を受けたノーベル賞受賞者、アメリカ・ケネディ大使の来校、オバマ大統領からの招待など、多方面にわたってのお話がありました。)


横浜サイエンスフロンティアは勉強から始まるのではありません。出発点は「驚きと感動」です。現在の横浜サイエンスフロンティア高校の生徒たちも「驚きと感動」に満ちています。そこから始まって、多方面の分野で活躍し、また大学受験にも実績を残しているのです。


本日、お越しいただいた皆様には、そこにできる附属中学校だということをご理解いただきたいと思います。ありがとうございました。




(3) 附属中学校 教育内容、施設等について


横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校のリーフレットに沿った説明です)

※ 市教委リーフレットより

@ 教育目標



   論理的頭脳

思考力・解析力を培い
、論理的頭脳を養う
                智恵

 よりよく生きる
 智恵を養う
 
    

社会に貢献しよう
とする志を養う
 
          品格

 社会の形成者と
 しての品格を養う
         心身

 健やかな心身を養う
 
     






A 育てる人間像

(1) 「サイエンスの考え方」を身につけた生徒

(2) 
豊かな社会性や人間性を身につけた生徒

(3) 
次代を担うグローバルリーダーの素養を身につけた生徒


「サイエンス」の考え方   豊かな社会性や人間性
 次世代を担うグローバルリーダーの素養  





B 教育内容


  DEEP学習   〜内容を深く掘り下げる豊かな授業〜


附属中学校では、授業時間数の増加や高等学校入学者選抜がないことなどにより生じた時間的な余裕を使って、単に授業の先取りを行うのではなく、内容を深く掘り下げ、生徒の興味関心を引き出す豊かな授業を進めます。

物事を正確に捉えて考察し討議する
「考察・討議(Discussion)」、仮説を立てて論理的に実証する「実験(Experiment)、フィールドワークなど実体験から学ぶ「体験(Experience)」、自分の考えや意見を正確に相手に伝える「発表(Presentation)」〜DEEP学習〜を授業に取り入れます。

DEEP学習を進めることにより探求心を養うとともに、失敗を恐れず、最後まで粘り強く課題に取り組む姿勢を身につけます。



   Discussion    考察・討議
         
 
Experiment   実験
         
 
Experience   体験
         
 
Presentation   発表
 

      

 
 知識 探究心 智恵
 
  知識と智恵のサイクル




 特色ある教育課程 〜DEEP学習を支える授業時間数の確保〜


「学ぶ楽しさ」を知るために、例えば、一つの作品をじっくり読み込んで話し合ったり問題に取り組んだり、とことん取り組むことも必要です。
中学校3年間を通し、
国語、数学140時間英語105時間理科35時間を、一般の中学校の標準時間数より増やしました。YSFHへの入学者選抜がないことも合わせ、「より深く、より豊かに」学ぶために、十分な授業時間数を確保しました。

 科目  YSFH附属 一般中学校 
 国語  525時間  385時間
 数学 525時間  385 時間
 英語 525時間  420時間
 理科  420時間  385時間




 サイエンススタディーズ  〜課題探究型の学習〜

総合的な学習の時間に実施する「サイエンススタディーズ(Science Studies)」は、自然科学や社会科学を核とした課題探究型の学習です。教科等の横断的・総合的な学習を進め「読解力」「情報活用力」「課題設定力」「課題解決力」「発表力」の5つの力の育成を図ります。高等学校の学校設定教科「サイエンスリテラシー(Science Literacy)や「グローバルスタディーズ(Global Studies)」への円滑な接続を図ります。



 Science Literacy 横浜サイエンスフロンティア高校
 Global Studies
                               

               
              
円滑な接続
   Science Studies       附属中学校 
   英語
異文化理解の
態度を育てる

   理科
自然科学への
探究心を育む

音楽、美術、保健
体育、技術・家庭
感性や表現、健康や
体力、生活や技術へ
の興味関心を高める
 読解力

 情報活用力

 課題設定力

 課題解決力

  発表力 
  国語
伝え合う力・
思考力を鍛える

  数学
論理的思考の
面白さを知る

  社会
グローバル社会で
生きる力を養う 



 中高一貫の継続的な学び 〜基盤形成期と充実発展期〜


基盤形成期 Basic

心も体も大きく成長します。質の高い体験や豊かな感動を仲間とともに経験し、科学の楽しさや、知る喜びに気付きます。


○ 充実した施設や高度な実験機器の体験による科学への興味・関心・意欲の向上
○ 先取りではなく、深化させる学習の実施
○ 課題探究力の基盤となるサイエンススタディーズ(Science Studies)の実施


充実発展期 Progress

内進生と外進生が共に学びます。互いに切磋琢磨し、バランスの良い融合により、潜在的な独創性を引き出します。


○ 知識と智恵のサイクルによる学びの充実
○ サイエンスリテラシー(Science Literacy)、グローバルスタディーズ(Global Studies)による課題探究プログラムの実施
○ 社会貢献活動と「夢のある進路希望」の実現


  附属中学校
 基盤形成期 
   Basic
  融合
 
内進生(80名)
外進生
(160名)
 横浜サイエンス
 フロンティア高校
  充実発展期 
   Progress
 サイエンスエリート
 探究力、想像力、自立力
  コミュニケーション能力

                                  




  フロンティアタイム 〜豊かな感性を育む時間〜


「フロンティアタイム(Frontier Time)」
は、一人ひとりの生徒の豊かな感性を育む生徒の自由な時間です。課業時間に設定し、自主研究、読書活動、相談・面談、進路探究など、さまざまな活動を進め、自分自身を開拓します。





(4) 入学者の募集について


 志願資格

志願者本人及びその保護者が
横浜市内に住所を有する者

 選考方法

適性検査
を実施し、その結果と調査書の内容を総合的に判断し選考
適性検査  ・・・  特定の教科の内容に特化せず、小学校での日常の学習において身に付けた、課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等をみる。

※ 調査書の内容など詳しい募集要項は、来年の6月に発表します。

適性検査に対する準備として、二つの点についてお話しします。


(1) 
相手の言いたい事を考えながら聞く


相手の書いたことを考えながら読む。相手は、何を考え、何をしようとしているのか、ということに常に注意を払うことが必要です。そして、それらを
友達や家族と一緒に話し合ってみることです。自分で意見を言えるようにしましょう。

(2)
 もう一つの答えを考えてみる。

答えは一つとは限りません。
考える視点を変えてみてください。それには、普段から友達やその他の人のいろいろな考えや意見を聞くことが必要です。毎日の勉強と普段の生活の中で、常に考える習慣を身につけておくとよいでしょう。


 募集人員

1学年
 80人 (男女おおむね同数)




(5) 1日の生活

1日の時間の流れは、高等学校の授業時間と同じです。
高校生と活動時間を揃え、高校生と共に学ぶ時間をつくります。


 8:35 登校 
 8:45    授業開始
     1校時  8:45〜9:35
     2校時  9:45〜10:35
     3校時 10:45〜12:20
 12:20  昼休み
 13:05   授業開始
     4校時 13:05〜13:55
     5校時 14:05〜15:40
     SHR  15:45〜15:50
 15:50  放課後
 18:00  下校




 
※ 説明会添付資料から


                      
適性検査 (例

図は、2000年と2012年における、世界のトウモロコシについて「食用・その他」「飼料」など目的別に必要とされる量を比較したものです。かい君とみなとさんは、この図を見て気がついたことを話し合いました。


世界のトウモロコシの目的別の必要量についての比較(単位 億トン)

2000年 1.71  4.29 
        食用・その他        飼料(牛・ブタなどのエサ)       バイオエタノール
2012年   2.36 5.26    1.49 


かい :2012年に必要とされるトウモロコシは2000年の約1.5倍も増えているね。
みなと:どちらも食用より飼料としての目的で必要とされる量の方が多いのね。
かい :ところで、2012年に急に増えてきた「バイオエタノール」というのは何だろう。

 ※そこで、2人はバイオエタノールについて、図書室で調べてみました。その結果、次のようなことがわかりました。

 バイオエタノールは、主にトウモロコシの実の部分のデンプンを使ってつくったアルコールのことです。ガソリンなどに混ぜて燃料として使われます。燃やしても、「      (あ)       」なので、環境にやさしいエネルギーだと言われています。

しかし、必要なトウモロコシの量が増加することにより、新たに畑を広げなければならなくなり、森林伐採が進むなどさまざまな問題も出ています。



                   
                  光と水 二酸化炭素
                                  


問題1 「食用・その他」として必要なトウモロコシについて、2000年と2012年のグラフを比べてわかったことを説明しなさい。

問題2 なぜ、バイオエタノールは環境にやさしいエネルギーだと言われるのですか。
    「二酸化炭素」という語句を使って「  (あ) 」にあてはまる理由を答えなさい。

問題3 新たに畑を広げず、バイオエタノールの生産量を増やす方法について、あなたはどう考えますか。理由とともに説明しなさい。




 






 2015年度 横浜サイエンスフロンティア高校 志願状況 2/16日現在

                                                        募集定員  238名

1/30 
志願者数 
 競争率 2/6 
志願者数 
競争率  2/16 
受験者数 
 競争率
 417名  1.75倍 405名
(−12)

1.70倍

 395名
(−10)
  1.66倍


 昨年度 2/28 最終倍率 
  1.46倍






  中高一貫教育校化に関する基本計画策定 : 横浜市教育委員会


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      平成26年度 横浜サイエンスフロンティア高校 秋の説明会

             11月 1日(土) 午前の部



 (1) 横浜サイエンスフロンティア高校常任スーパーアドバイザー挨拶

        東京大学名誉教授  (独)理化学研究所研究顧問


        
 和田 昭允 (わだ あきよし) 先生




皆さん、おはようございます。私は授業は受け持ってはいませんが、週に一回、サロンと称して
、放課後、生徒たちとクッキーをつまみながら、紅茶を飲みながら、サイエンス的なものの考えを養うためにテーマを決めてお話ししています。

前回の説明会でもお伝えしていますので、今日はその中のひとコマにしぼってお話ししたいと思います。先日、2期生と話をする機会があって、その時、生徒から、「先生、横浜サイエンスフロンティア高校は特別な学校なんですね。」ということを言われました。

そして、この図(省略)を見せてくれました。左側には
いくつかの長方形が並んでいてその長方形の上の辺は受験ラインという線で、これは一般の進学校が目指す大学受験の合格ラインを表します。その線まで達することが目標となっています。よってその線は真横に伸びた直線です。


ところが、その長方形の右に並んでいる横浜サイエンスフロンティア高校の受験ラインは、左にある長方形を中に含み、それよりも大きな世界最高峰エヴェレストのような
突出した山型になっています。理由は他の高校とは目的が大きく異なるからだと言います。高校生にとっては大学受験はもちろん大切です。これからの自分の人生の一歩となるからです。

しかし、横浜サイエンスフロンティア高校には、大学受験を超えたその先の人生全体を見通した目標があり、それに向かってみんなで力を合わせて頑張るという雰囲気に満ちているというのがこの図の説明でした。私はこの話に感動して、その生徒が描いた図は家の棚に宝物として飾ってあります。

本日の私の話はここまでとします。これからは益々寒くなりますので身体には十分気をつけてがんばってください。今日は、お越しいただきましてありがとうございました。




  (2) 横浜サイエンスフロンティア高校特別科学技術顧問

       横浜市立大学 名誉教授 横浜創英大学 学長

              
 
小島 謙一 先生



ご紹介いただきました小島です。本校は非常にユニーク(唯一)な学校です。優秀な教師陣がいるというのは、他の高校とは変わりありませんが、この学校には、今、お話しされた和田先生をはじめとする
スーパーアドヴァイザーの先生、そして企業や大学に所属されている科学技術顧問の方々、そしてさまざまな国の研究機関が応援団として存在しています。

このようなサポート体制は、神奈川だけでなく日本でもユニークなシステムであると考えます。本校は開校時からグローバル化を目指していますが、現在では日本の高校のモデル校になっており、国内外のさまざまな学校、教育施設・行政機関
からの視察が絶えません。

学校の施設も空間を多く取り入れ、非常に
オープンで、学習しやすい環境になっています。このような中で、さまざまな刺激を受け、世界にはばたく人間になってほしいと願っています。健康に留意して勉学に励んでください。4月にまたお会いできるのを楽しみにしています。




                       校長挨拶


          横浜サイエンスフロンティア高校校長



  
        
 栗原  峰夫(みねお)




おはようございます。本日は雨の中、
お足をお運びいただきましてありがとうございました。この学校を志望校選択の視野に入れていただいていることを光栄に思います。

さて、YSFHが育てる人間像は「先端科学技術の知識・智恵を活用して、世界で幅広く活躍する人間でありますが、それには、
「サイエンスの力」「言葉の力」を身に着けることが必要です。

ここで言う「サイエンスの力」というのは、知識・智恵だけでなく、物事を
論理的・合理的にとらえる幅広い科学的な思考力を意味します。そして「言葉の力」は語彙力を含むコミュニケーション能力のことを表します。


本校は、
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)のほかにSGH(スーパーグローバルハイスクール)の指定もいただいています。これにより自然科学だけにとどまらず、人文・社会科学分野まで範囲を広げることができるようになりました。私たちの生活におけるさまざまな分野での研究・研修が可能になり、十分に活用しています。

また、大学受験に関しても
進学指導重点校になっています。ここで過去3年間の大学進学実績をお知らせします。ここ3年間の卒業生698名のうち、国・公立大学へ進学したのは242名(34.7%)、私立大学は341名(48.9%) 海外の大学にも7名が合格しています。

開校当初、
”3割は国・公立大学に入学させる”という目標を掲げましたが、これを超える実績を残すことができました。生徒たちも国・公立志向が強く、多数の地方国立大学にも合格者を出しています。

また、
指定校推薦も徐々に増えています。横浜市大では今までの10名のほかに経営学科で1名、医学部看護学科に1名がプラスされました。また私立大学では慶応大学・上智大学・中央大学・東京理科大学などへの推薦もいただいていますが、慶応大学以外では指定校推薦を使う生徒が出ていません。実力で挑戦したいという気持ちが強いのでしょう。また本校は理数科ですが、文系に進学する生徒もいます。理系71%、文系17%、その他12%という割合になっています。

ここで、本校の生徒の特徴をいくつか挙げてみたいと思います。

@ 国・公立へ進学する生徒が多い。
A 理数系の学校でありながら、多様な進路を目標とする。
B 最後まで諦めない。
C 学びたいことのために資格をとる
D 研究活動の実績が表彰されることが多い。 


また、本校は各方面でも注目を集めています。
経団連でも紹介され、最近では、RECRUIT刊行「Works」の2014年10〜11月号において、「成功の本質」というという題で、和田先生野中郁次郎先生(一橋大教授)の理系・文系における知のトップによって横浜サイエンスフロンティア高校の設立から現在までの教育内容を検証していただきました。

また、少し前になりますが、6月に法政大学で開催された
「グローバル人材育成シンポジウム」(NHKで放映)では、本校のスーパーアドヴァイザーの有馬先生や、開成学園の柳沢先生と一緒に私も参加し、いろいろとお話させていただきました。また柳沢先生の公開授業では本校の生徒が参加し、貴重な体験をしました。

そしてその日、うれしかったことがあります。それはシンポジウムが終了し、参加した生徒たちが別会場でインタビューを受けた後、本校の生徒がその場に残って、「何かお手伝いすることはありませんか」と言ったそうです。これは後でNHKのスタッフの方に聞きました。スタッフの方たちも感心したとおっしゃっていました。
「人のための人であろう」という生徒の心が伝わってきました。


私は、また後で、特殊検査について説明いたします。ひとまずここで終わります。ありがとうございました。



                    入学者選抜について

                 
入学者選抜委員会


詳しい説明がありましたが、内容は面接の試験官の人数を除いて、昨年度と変わりません。選考基準・重点項目・面接評価観点などの要綱は、下の欄「7:27夏の説明会」をご覧ください。

※ 昨年度との変更点は、面接官が
3人から2人になったことです。その他の変更点はありません。



              
今年度入試合格者の平均点

 科目  本校合格者平均点  神奈川県全体平均点
 国語  79.1点  60.8点
 社会   78.9点  49.5点
 数学  81.7点 51.7点
 理科  74.6点  38.6点
 英語  92.5点  59.6点


                
平成26年度 出身中学校・内訳


 横浜市立中学校  139人
 神奈川県内公立中学校(横浜市外)  87人
 神奈川県内国立中学校  5人
 神奈川県内私立中学校  3人
 神奈川県外国立中学校  2人
 神奈川県外私立中学校  0人
 計  236人



                
平成26年度 在校生男女内訳

   3年生  2年生  1年生
 男子  172人  185人  185人
 女子  63人  52人  51人



               
生徒通学区域上位(過去3年)


 横浜市内  
 都筑区  52人 
 青葉区  43人
 港北区  36人
 鶴見区  35人
 横浜市外  
 川崎市  97人
 横須賀市  24人
 藤沢市  22人
 相模原市  18人
 大和市  17人
 鎌倉市  10人
 茅ヶ崎市  10人
 平塚市  10人


 志願者の条件は、4月より、保護者と受験生本人が神奈川県内に住所を有することです。現在、県外に居住している方、及び県内外問わず、私立中学校に通われている方は、12月5日(金)に保土ヶ谷公会堂にて開催される説明会にご出席ください。詳しくは神奈川県ホームページをご覧ください





 特殊検査について


       
栗原校長


(お話の前に、プロジェクターを使用して25年度・26年度に実施された特殊検査問題についての詳しい内容説明がありました。)


                  
過去6年の出題例

 平成21年度  食料自給率・1次エネルギー自給率・フードマイレージなどの環境問題
 平成22年度  金星の資料・金星・地球・火星の比較をもとにした金星探査・観測方法
 平成23年度  宮古島が抱えている「地下水」「土壌」の問題点の原因とその解決策
 平成24年度  東京スカイツリー建設時の課題と解決策・巨大高層ビルの設計計画
 平成25年度  海洋温度差発電の内容理解と現状・実用化を進めるためのアイデア
 平成26年度  日本の介護の将来あるべき姿・介護ロボットを考え、アイデアを説明


教科横断型
の出題です。英文の資料もあります。問題の内容は非常に理解しやすいものとなっています。他の県立特殊検査実施校の問題と比較してみると、皆さんもそう思われるのではないでしょうか。

また、過去の出題例をご覧になってもわかるように、理科的な問題に偏っているわけでななく、
環境問題も含めての多様な出題となっています。これは単なる理科オタクではなく、私たちが育てる人間像と結びつく出題となっています。

先ほど、YSFHが求める人間像として、サイエンスの力と言葉の力が必要だと申し上げましたが、どちらかに偏ってはいけません。片方が10で、もう一つが0ではまずいのです。足し算の合計で10ではなく、両方を共に伸ばして、サイエンスの力×言葉の力(掛け算)でこの数値を上げてほしいのです。


ここで、特殊検査において要求される各能力について、少しアドバイスをします。

@ 
読解力      大切なことは2つです。正確に書く。丁寧に書く。

A 
課題設定力   根拠をきちんと示す。

B 
情報活用力   ポイントを明確に表す。

C 
問題解決力   具体的に、わかりやすく説明する。

これらのことを心に留めて、臆することなく記述してください。チャレンジしてください。繰り返し申し上げますが、本校は、いい大学に入ることだけを目標にしていません。その先をめざしています。
7期生となる皆さんといっしょに歩んでいきたいと思っています。ありがとうございました。



                    塾長感想


今回の説明会に参加して、今年の
若田光一さんのISS船長就任式での言葉を思い出しまし
たので付記させていただきます。


       2014年 3月9日 17:40(日本時間) ISS内から

 若田光一  ISS(国際宇宙ステーション)第39代船長就任式での言葉


「私は今回の長期滞在にあたり、
和=ハーモニー(調和)をその信念としてあげさせてもらい
ました。ISSという国際協力プロジェクトの中で、和の心を大切にして、
相手の心を思いやり
そして
調和の中からベストな結果を生み出す。世界の中の日本らしさをもって、船長業務に
あたりたいと思っています。」


YSFHの教育理念のひとつである
”人のための人であれ”に通じるところがあると思います。







 平成26年度 横浜サイエンスフロンティア高校 夏の説明会

7月27日(日) 午後の部


 (1) 横浜サイエンスフロンティア高校常任スーパーアドバイザー挨拶

        東京大学名誉教授  (独)理化学研究所研究顧問


        
 和田 昭允 (わだ あきよし) 先生



こんにちは。私は和田昭允(あきよし)といいます。私とこの学校との御縁は長く、2000年にこの
学校の企画が始まってからですから、かれこれ
14年近くになります。

その当時、私は
理化学研究所のゲノムセンターの所長をしていました。その時、横浜市から新し
く建設する高校の発足に参加してくれないかという要請があり、協力することになりました。

そして、私はその学校に
「サイエンス」という名前をつけて、日本でオンリーワンの学校になること
を申し出、それは今でも学校のカリキュラムをみてもわかる通り、しっかりと守られています。

さて、私は横浜サイエンスフロンティア高校で何をしているかというと、毎週土曜日の午後4時くら
いから、
「和田サロン」と称して、生徒といっしょにクッキーを食べながら、紅茶を飲みながら、サイ
エンス的なものの見方や考え方を話しています。

そこでいつも言うのは、「
知識知恵は全然ちがうものです。しかし知恵をはたらかせれば、それ
が新しい自分の知識となります。そして両方共存させることができれば、さらに強い力となります」
ということです。

わかりやすい例でいえば、「リンゴは落ちる。しかし、月は落ちてこない」という知識から知恵をは
たらかせて、
万有引力の法則を発見したのが、皆さんもご存じのアイザック・ニュートンです。

私のサロンでは身近な出来事を気軽に話しながら、各生徒の家庭でも家族みんなで話題になるよ
うな場面を思い描いて話すように心掛けています。

知恵をはたらかすことによって、皆さんの知識はどんどん増えていきます。すると新しい知識がほ
しくなります。私はこれを
「教育のらせん階段」と言っていますが、皆さんもこの相乗効果で階段を
どんどん駆け上がってほしいと願っています。

皆さんとサロンでお会いしたいと思っています。本日はお暑い中参加いただきましてありがとうご
ざいました。





  (2) 横浜サイエンスフロンティア高校特別科学技術顧問

       横浜市立大学 名誉教授 横浜創英大学 学長

              
 小島 謙一 先生




今日は、猛暑の中、よくいっらしゃいました。私も和田先生と同じく、横浜サイエンスフロンティア高校の応援団の中の一人です。この高校には開校前からたくさんの科学技術顧問が関わっています。

日本の他の高校にはない、また世界を探してもこのような高校は数少ないのではないでしょうか
。私は授業以外で出来るだけ皆さんのお手伝いをしたいと考えています。私の他にも、
有馬先生浅島先生藤嶋先生、ノーベル賞受賞者のクロトー先生などの多くの先生にサポートしていただいいています。

また、日本の誇る研究機関である、
理研JAXAJAMSTECなどからも、講義、実験などを通して協力してもらっています。また、東大東工大をはじめとして各大学からもお世話になっています。特に横浜市大学長の久保田先生(市大医学部)には、強大な支援をいただいています。

更に横浜の大手企業からも数多くのサポートをしていただいています。例えば
日産自動車からは学校に、水素燃料電池自動車を持ってきていただき、実際に試乗させていただいたり、そのしくみを説明していただき、これからの環境問題を考えるきっかけとなりました。

また、この学校には、
電子顕微鏡や高性能の天体望遠鏡が設置してあり、生徒の皆さんにも是非活用してほしいと思っています。それには、ライセンスが必要ですが、その試験を私が担当しています。これまで数多くの生徒がこれに合格して自由に機器を操作しています。

ここには、同じような志を持つ多くの仲間がいます。気の合う友人と心ゆくまで学べます。皆さんにも是非、頑張ってほしいと願っています。




                   校長挨拶


          横浜サイエンスフロンティア高校校長



  
         栗原  峰夫(みねお)




繰り返しになりますが、本日は暑い中、お足をお運びいただきましてありがとうございました。
本校は
平成21年に開校して以来今年で6年目となり、理数科の専門学校として歩んでまいりま
した。

はじめにひと言申し上げておきたいことがあります。それは、本校は大学の進学実績だけを目
標とするための学校ではないということです。この学校では、他校では体験出来ないような
本物
の実体験
による教育と、将来、世界で活躍できるような人材の育成に力を注いでいます。

本校は、
SSH(スーパーサイエンススクール)に指定されて5年になりますが、さらに平成26年
度からは新たに、国から
SGH(スーパーグローバルハイスクール)にも指定をいただき、これは、
生徒たちにとっては、サイエンスを、社会を、人間を、更に深く、広く学ぶチャンスが拡大したこ
とを意味しています。

「グローバル人材の育成」に関する最近の出来事では、
キャロライン・ケネディー アメリカ駐日
大使が「日本の高校を訪問したい」という意向を示されたとき、その第1番目として我が校が選
ばれ、普段から培ってきた英語でのプレゼンテーション能力を発揮できたことが挙げられます。

その時には、主に女子生徒数名の英語による研究発表に特に関心を持たれ、いろいろと質問も
されました。それが御縁で、スーパーハイスクールによるお台場でのポスターセッションではアメ
リカ・
オバマ大統領にもお会いし、お話しをすることで、生徒たちは貴重な体験をしました。


また、本校では、
「先端科学の技術・知識・知恵を活用して世界で幅広く活躍できる人間を育成
する」
という理念のもとに、「サイエンスの力」と「言葉の力」の融合を図るためにさまざまな研修
をおこなっています。

私が普段生徒に言っていることのひとつとして、
「一つ上を目指すことに合わせて一つ前へ進む
ことに意義がある」
があります。一つ上に立つことができたなら、一歩前に進み、周囲の人に手
を差し伸べましょう。 
「人のための人であれ」・・人は支え合うことによって問題を解決すること
ができます。

わたしたち横浜サイエンスフロンティア高校で学ぶ生徒には、自分で考え、学ぼうとする
「探求心」
と自分の理想に真っ直ぐに向かっていく
「高い志」が必要です。またYSFHはそれらを合わせ持っ
た生徒を応援、さらに育てていく学校です。大学も皆さんが希望するところに入ってもらいたいと
思っていますが、まずは、この2つを目標にして頑張ってほしいと願っています。


最後に、先日、横浜市より発表された
「サイエンスフロンティア高校の一貫校化」について申し上
げます。私もその検討に携わってきた一人ですが、私自身は、科学が好きな小学生の皆さんに
もチャンスが広がったということでよい方向だと感じています。また6年間を通してじっくり学び、
本物の思考力を身につけることができるのも魅力的です。

もちろん、中学生になってから科学に興味を持ったり、理数科目が好きになる場合もあることで
しょう。そのような生徒さんは
高校受験で挑戦していただきたいと考えています。


今日、この説明会に参加された皆さんには、是非、本校も選択肢の一つとして考えていただけ
れば幸いと思っています。本日はお越しいただきまして本当にありがとうございました。





            入学者選抜について

                 
入学者選抜委員会



         
平成27年度 入学者選抜選考基準



  @ 第1次選考   (入学定員の90%


      
調査書:学力検査:面接:特色検査=3:5:2:2:

      調査書の重点化      数学・理科・英語を
2倍

      学力検査の重点化     数学・理科を
2倍





   
A 第2次選考  (入学定員の10%


     
 学力検査:面接:特色検査=8:2:2 (調査書は入りません)



  面接検査について


           
評価の観点

     @ 中学校での教科等に対する学習意欲

     A 中学校3年間での教科以外の活動に対する意欲

     B 入学希望の理由

     C 将来の展望 (重点項目です)

     D 科学に対する興味関心



受験者が記載した
面接シート及び調査書の記載事項を参考に面接を行いま
す。評価は1〜3の
3段階で判定します面接官は2人で時間は約10分です

Aの活動に対する意欲ですが、これは大会などでの結果ではなく、どのように
取り組んできたのか、また、これからどのように取り組んでいきたいのかを問い
ます。




 特色検査:自己表現検査について


    
検査時間  60分


             評価の観点

  @ 読解力・・提示された文章や資料を読み取る力

  A 課題設定力・・問題点をみつけ、具体的に課題を設定する力

  B 情報活用力・・提示された文章や資料を目的に向かって活用する力

  C 問題解決力・・設定した問題点を論理的に解決しようとする力


今までの自己表現活動の精神を引き継いで出題しますが、昨年度より
英文に
よる資料
が追加されました。全体としてはA4版・4ページになります。

サイエンスに関するテーマの説明文が日本語と英語を合わせて表記されます。
その他、データ・グラフなどの資料が図示された教科横断的な問題になります。






                                               


 横浜サイエンスフロンティア高校に付属中学校を開校することが決定!

中高一貫校化が検討されていた横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校(同市鶴見区)について、市教育委員会は18日、基本方針を策定し、2017年4月付属中学校を開校することを決めた。1学年2学級で計約80人の募集を想定している。受験資格や募集人員、教育課程などについては、今後の基本計画で決定していく。 

市教委によると、横浜サイエンスフロンティア高は、現在1学年6クラス(全18クラス)で計708人が在籍している。

付属中学校は現在の高校にある24教室を最大限に活用し、1学年2クラス(全6クラス)にする。高校の規模は1学年6クラスを維持する。

付属中学校に合格した生徒は、進学に際して入学者選抜を受けずに同高に進学できる。高校受験も引き続き行うが、募集は4クラスとなる。

8月に市教委内に開設準備委員会を設け、15年1月に基本計画を策定。同年8月に学校説明会を開く予定だ。16年4月には開設準備室を設置し、募集要項の公表や教育課程の編成などを行う。

横浜サイエンスフロンティア高は09年4月に開校した。10年4月には文部科学省の「スーパー・サイエンス・ハイスクール」、本年度は同省の「スーパー・グローバル・ハイスクール」の指定を受けた。県内有数の進学校で、国際舞台で活躍できる人材育成に力を入れている。

                                               2014年7月19日(土) 神奈川新聞より








  平成26年度 学校説明会&オープンスクール


                                                    

 
                           学校説明会

7月26日(土)27日(日) 内容 会場  申込み受付期間
午前の部
9:30〜11:00

午後の部
13:20〜14:50

生徒会事務局生徒によるYSFH生活の説明
委員会活動を通してのYSFH説明
SSH関係発表
バンクーバー姉妹校交流報告
研究活動や部活動の公開
会場 : ホール
7月1日(火)〜18日(金)
申込み方法等の詳細は、
5月26日(月)にysfh・HP
で掲載
11月1日(土)              内容  会場  申込み受付期間
    午前の部
   9:30〜12:10

    午後の部
  13:20〜16:00

海外研修発表用ポスター掲示
海外研修写真のスライドショー放映
部活動紹介ビデオ放映および部活動見学
会場 : アリーナ
10月1日(水)〜24日(金)

申込み方法等の詳細は、
9月1日(月)にysfh・HP
で掲載

ホーム 横浜市立 横浜サイエンスフロンティア高等学校 
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                   オープンスクール

日程 内容
 5月31日(土)       1日 平常授業の公開
部活動等の公開
 12月13日(土)   9:00〜13:00 土曜講習の公開
理科系部活部員や教員による体験活動
海外研修発表用ポスター掲示
SSH関係研究発表
部活動紹介ビデオ放映および部活動見学





 平成26年度 大学入試合格状況  3月25日 現在


 国立大学  平成26年  平成25年
 北海道大学  4(1)  
 東北大学  4(2)  4(1)
 筑波大学  6(1)  2(1)
 千葉大学  1  3(2)
 お茶の水女子大学  1(1)  
 電気通信大学  3  7(2)
 東京大学  4(3)  3(1)
 東京医科歯科大学  1(1)  1(1)
 東京海洋大学  7(2)  3
 東京芸術大学  1(1)  1
 東京工業大学  9(3)  6(2)
 東京農工大学  4  4(2)
 横浜国立大学  11(6)  23(5)
 信州大学  1(1)  2(1)
 名古屋大学  1  2(1)
 京都大学  3(1)  1
 大阪大学  1  
 鳥取大学  2  
 島根大学  1  
 広島大学  1  
 公立大学  平成26年  平成25年
 秋田県立大学  1  
 福島県立医科大学  1(1)  
 埼玉県立大学  1(1)  
 首都大学東京  5(2)  10(4)
 横浜市立大学  10(4)  12(2)
 私立大学  平成26年   平成25年
 千葉工業大学  2(2)  2
 青山学院大学  24(7)  20(8)
 大妻女子大学  2(2)  
 学習院大学  2  3(1)
 共立女子大学  1  1
 慶應義塾大学  15(4)  16(5)
 工学院大学 11(6)  4(2)
 國學院大学  7(4)  4(2)
 国際基督教大学  1  1
 駒澤大学  1(1)  8(1)
 芝浦工業大学  28(12)  12(6)
 順天堂大学  2(1)  2
 上智大学  8(4)  5(2)
 昭和大学  4(2)  
 成蹊大学  3(1)  4(1)
 成城大学  1(1)  2(1)
 専修大学  7(2)  3(2)
 玉川大学  9(1)  
 中央大学  23(8)  30(21)
 東海大学  14(2)  32(18)
 東京女子大学  4(1)  1
 東京電気大学  9(1)  12(7)
 東京都市大学  46(16)  35(16)
 東京農業大学  51(17)  20(10)
 東京薬科大学  5(3)  4(1)
 東京理科大学  50(20)  66(24)
 東邦大学  1  2(1)
 東洋大学  2  4(3)
 日本大学  40(6)  28(12)
 法政大学  30(17)  23(13)
 明治大学  61(20)  46(18)
 明治学院大学  4(1)  9(3)
 立教大学  4(2)  10(6)
 早稲田大学  31(14)  22(9)
 麻布大学  8(3)  2
 神奈川大学  20(5)  31(13)
関東学院大学   4(1)  7
 北里大学  23(8)  13(8)
 フェリス女学院大学  1  2
 同志社大学  3(2)  
 立命館大学  2(1)  6(1)
 関西大学  4  1(1)
 関西学院大学  1(1)  
 海外大学  平成26年  平成25年
 University of Nebraska  1  
 Southern Nazarene University  1  
 University of Alabama    1
 Green River Community College    1

                                                                    ※ (  )内は過年度生の合格者内数








  最終倍率  2014年  2月28日

                                             横浜サイエンスフロンティア高校

 募集人員  志願者数   合格者  取り消し   競争率
 238  359  238  11  1.46倍








 2014年 共通選抜志願状況  2月7日現在

  募集人員   志願者数  競争率
 横浜サイエンスフロンティア・理数  238  369  1.55




 






                                                 

  横浜市が横浜サイエンスフロンティア高校を中・高一貫校へ検討!


神奈川新聞によると、横浜市・林文子市長は新たに横浜市の中・高一貫校として横浜サイエンスフロンティア高校の
中学部の新設を検討しているということです。

現在、横浜市初の中高一貫校として、港南区に
市立南高校附属中学校が既設されていますが、横浜サイエンスフロンティア高校が一貫校となれば横浜市で2番目となります。

サイエンスフロンティア高、中高一貫校化を検討/横浜 (カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース


                       
                        





  横浜サイエンスフロンティア高校・自己表現活動の問題と解説は下記のページに移動しました。

                   
       



  平成25年度 横浜サイエンスフロンティア高校 夏の説明会



  (1) 横浜サイエンスフロンティア高校常任スーパーアドバイザー挨拶

        東京大学名誉教授  (独)理化学研究所研究顧問


        
 和田 昭允 (わだ あきよし) 先生


                      


私は直接授業はしていませんが、週に1回放課後、この学校の生徒たちと一緒に紅茶を飲みながら、クッキーをつまみながらいろいろな話をしています。


答えのある知識はいっぱいありますが、
答えのない知識もたくさんあります。そしてその答えのない知識を考えるのが知恵です。頭の働きには2種類あって、一つは知識を得ること、今一つは知恵をはたらかせることです。しかしこの二つを同じだとは思わないでください。


知識は人や書物などから得るものですが
知恵は、得た知識を基にして自分のものにする能力です。簡単な例を挙げると、「火にかかっている鍋は熱い」「厚いタオルは熱を通しにくい」これは知識です。「熱くなっている鍋を持ち上げるには、厚いタオルを使えばよい」これが知恵です。

皆さんには、知恵をいっぱい身に付けて欲しいと願っています。少しの知識でも知恵をはたらかせることによって、新たな知識を獲得し、それによってまた斬新な知恵が湧き出てくる。私はこれを
「知識と知恵の上昇螺旋(らせん)階段」といっています。慣れてくると楽しくなってこの階段を喜んで駆け上がるようになる・・・ こうなればしめたものです。

”サイエンス”は、コツさえつかめば決して難しいものではありません。知識と知恵を使って、是非、皆さんと一緒にサロンで話をしてみたいと思っています。待っていますよ!





      (2) 横浜サイエンスフロンティア高校特別科学技術顧問

       横浜市立大学 名誉教授 横浜創英大学 学長

               
小島 謙一 先生




和田先生と同じように、私も横浜サイエンスフロンティア高校の
応援団の1人です。この高校は他の学校と異なり、現場で教科指導する先生の他に私たちみたいな応援団が沢山います。

スーパーアドバイザーとしては、かつて東京大学の物理学教室の仲間であった
有馬朗人(あきと)先生和田昭允先生を初めとして、私の研究仲間である浅島(あさしま)誠先生、20年来の友人であるハロルドクロトー先生、そして講義・講演をお願いしている藤嶋昭先生の5名がいます。

また、サイエンスリテラシーやサタデーサイエンスなどの講義や研究指導・実験指導を担当していただくのは、研究機関としては
理化学研究所JAXA(宇宙航空研究開発機構)・JAMSTE(海洋開発研究機構)などがあります。

大学では、
東大・東工大・横浜国大・横浜市大・慶応・早稲田・東京理科大などの教授・准教授の方々です。また、日産自動車・日本IBM・日本マイクロソフトなど非常に多数の企業の研究者の方々に科学技術顧問となっていただき、本校に来て出前授業をして頂いたり、生徒が出向いて指導を受けたりしています。このように、多くの大学・企業のからもさまざまな形でご協力いただいているのが、他には類のないこの学校の特色です。

本校の設置理念の一つとして、
「サイエンス的なものの見方・考え方を会得してほしい」というものがあります。これを目標にして是非自分の夢に向かって邁進してもらいたいと思っています。



  横浜サイエンスフロンティア高校 スーパーアドバイザー

 
和田昭允先生
東京大学・名誉教授
理化学研究所・研究顧問
東京理科大学・特別顧問
日本学術会議・連携会員
はまぎんこども宇宙科学館・館長 
DNAの自動解読に世界で初めて取り組む。
 
有馬朗人先生
根津育英会武蔵学園・学園長
元・東京大学総長
元・文部大臣 
有馬・堀江理論 及び 相互作用するボソン模型などにより
原子核物理の分野で世界に知られる。著名な俳人でもある。
 
Dr.H クロトー
ノーベル化学賞 受賞(1996年)
フロリダ州立大学・教授
横浜市立大学・名誉博士 

ナノテク素材「C60フラーレン」を発見
 
藤嶋昭先生
東京大学・栄誉教授
東京理科大学・学長 
日本化学会・会長
日本学術会議会員

光触媒反応「ホンダ・フジシマ効果」を発見
 
浅島誠先生
東京大学・名誉教授 横浜市立大学・名誉教授
国際大学協会理事・生物科学学会連合・代表
産業技術総合研究所フェロー兼幹細胞工学研究センター長
 
細胞分化の誘導物質である「アクチビン」を発見

                                        ※ 一部、横浜サイエンスフロンティア高校・学校案内より引用




                    校長挨拶


          横浜サイエンスフロンティア高校校長



  
         栗原  峰夫(みねお)




昨日と本日で、2000名近く、ご父兄の方々も合わせて非常に多くの皆様にお越しいただき、
誠にありがとうございました。

今年で5期生を迎え、
18学級・712名が在籍しています。ここで男女別の人数をお知らせし
ます。

 学年  期  男子  女子
 1年生  (5期生)  186名  52名
 2年生  (4期生)  173名  64名
 3年生  (3期生)  176名  61名

女子の割合が低いですが、とても優秀で存在価値の高い生徒が多いです。中には強いリーダ
ーシップを発揮して、男子生徒をひっぱっていく生徒もいます。



本校の教育方針の一つとして
「驚きと感動による知の探求」がありますが、高校の物理・化学
・生物を超えた本物の授業を体験してもらっています。

生徒の皆さんには、自分の力の足りなさを実感することが必要だと思っています。そして本校
の教育によってそれを補い、充実したものにして欲しいと願っています。


横浜サイエンスフロンティア高校が目指す教育は、「先端科学の知識を活用して、世界で幅広
く活躍する人間を育てる」ことにあります。そのために本校には、
「サイエンスの力」「言葉の
力」
を身に付けるカリキュラムが用意されています。

「サイエンスの力」とは、先端科学の知識・技能の取得とそれによって培われる
論理的・合理的
な思考力
を指し、「言葉の力」は語彙力を含むコミュニケーション能力を意味します。最終的に
は英語によるプレゼンテーションができるような能力取得を目指しています。これらの教育は
グローバルな人材の育成に十分かなっていると自負しています。


また、日常の生活においては、「感謝の気持ちを持って、周囲の人のために努めること」が大
切です。
「人のための人であれ」常にこの心を持って行動してくれることを期待しています。


本校の教育理念として、次の二つの言葉があります。一つは、
品性高潔(人柄や性格が気高く
潔いこと) 今一つは、
博学篤志[はくがくとくし] (広く学び熱心に志すこと)です。

横浜サイエンスフロンティア高校では、教員・生徒ともにこの理念の下、一丸となってすすんで
います。来春には皆さんも高い志をもって是非挑戦してみてください。待っています。




 
             
 入学者選抜について

                 入学者選抜委員会




         
平成26年度 入学者選抜選考基準



  @ 第1次選考   (入学定員の90%)


      
調査書:学力検査:面接:特色検査=3:5:2:2:

      調査書の重点化      数学・理科・英語を
2倍

      学力検査の重点化     数学・理科を
2倍





   
A 第2次選考  (入学定員の10%)


     
 学力検査:面接:特色検査=8:2:2 (調査書は入りません)



  面接検査について


           
評価の観点

     @ 中学校での教科等に対する学習意欲

     A 中学校3年間での教科以外の活動に対する意欲

     B 入学希望の理由

     C 将来の展望

     D 科学に対する興味関心



受験者が記載した
面接シート及び調査書の記載事項を参考に面接を行いま
す。評価は1〜3の
3段階で判定します面接官は3人で時間は約10分です

Aの活動に対する意欲ですが、これは大会などでの結果ではなく、どのように
取り組んできたのか、また、これからどのように取り組んでいきたいのかを問い
ます。




 特色検査:自己表現検査について


    
検査時間  60分


             評価の観点

  @ 読解力・・提示された文章や資料を読み取る力

  A 課題設定力・・問題点をみつけ、具体的に課題を設定する力

  B 情報活用力・・提示された文章や資料を目的に向かって活用する力

  C 問題解決力・・設定した問題点を論理的に解決しようとする力


今までの自己表現活動の精神を引き継いで出題しますが、昨年度より
英文に
よる資料
が追加されました。全体としてはA4版・4ページになります。

サイエンスに関するテーマの説明文が日本語と英語を合わせて表記されます。
その他、データ・グラフなどの資料が図示された教科横断的な問題になります。



    入試倍率 及び 合格者平均内申の変遷 ・ 通学者地域


   21年 22年 23年   24年  25年
 前期  5.21倍  3.00倍  2.39倍  1.96倍  
 後期  1.82倍  1.24倍  1.58倍  1.36倍  1.67倍

       ※ 25年度より、前期選抜は廃止。入試問題は共通


   21年  22年 23年     24年  25年
  前期  127.9  129.5  128.9  128.6  
 後期  114.8  115.6  115.3  115.5  120.5

      ※ 25年度より、前期選抜は廃止。YSFHは、実際は180点満点
                (2年・3年の数学・理科・英語が2倍されるため)



  生徒居住区・市(多い所)

    横浜市内

 都築区  47名 港南区   30名
 鶴見区  44名  金沢区  27名
 青葉区  41名  神奈川区  20名
 港北区  34名  南区  20名
 戸塚区  31名  緑区  19名
 旭区  31名  瀬谷区  17名


    横浜市外

川崎市   87名 
 横須賀市  22名
 相模原市  18名
 藤沢市  18名




                                                     

    平成25年入試 横浜サイエンスフロンティア高校 合格者平均値


 内申点 (135点満点換算)  入試得点 (500点満点換算)  全県模試偏差値 実質倍率 
 120.5点  436.9点 (平均87.38)  64 1.67倍 
YSFHは数学・理科・英語が
2倍されますので実際は
180点満点
YSFHは数学・理科が2倍
されますので実際は
700点満点
   




 入試得点 各科目の合格者平均

  国語   社会  数学  理科 英語 
サイエンスフロンティア   84.6点  79.0点  90.5点  96.1点  86.7点
 神奈川県全公立高・平均  67.8点  51.1点  65.5点  66.4点  54.8点

                  横浜サイエンスフロンティア高校発表

                  ※ 面接・自己表現検査のデータは入っていません。





               
 他校との比較 (神奈川全県模試追跡調査よ

   内申点  入試得点  全県模試偏差値 実質倍率 
 横浜翠嵐  125点  461点  68  1.61倍
 湘南  129点  452点  68  1.57倍
 柏陽  126点  453点  66  1.39倍
 横浜緑ヶ丘  125点  440点  64  1.51倍

                                             








  平成25年度 学校説明会 & オープンスクールのご案内




 
 学校説明会
              
日程 内容 申し込みについて
   7月
 27日(土)
 28日(日)
 26年度入試要項
 生徒会事務局生徒によるYSFH生活の説明

 委員会活動を通してのYSFH説明
 SSH関係発表
 バンクーバー姉妹校交流報告
 部活動紹介ビデオ放映および見学
7月1日(月)〜

7月19日(金)
   11月 
  2日(土)

※ 1日のみ
  (体育館)
 26年度入試要項
 SSH関係発表

 SLII優秀者発表
 海外研修ポスター発表用ポスター掲示
 海外研修写真のスライドショー
 部活動紹介ビデオ放映および見学
10月1日(火)〜

10月25日(金)

        申し込みは横浜サイエンスフロンティア高校のこちらのページから

               
                           click

 オープンスクール

日程 内容
6月8日(土) 1日  授業の公開(9:00受付開始予定)
 部活動の公開
12月14日(土) 午前中  土曜講習の公開
 理科系部活部員による体験
 海外研修ポスター発表用ポスター掲示

















  平成24年度 入学試験  最終競争率

 募集定員  2月5日
志願者数
2月8日
志願者数 
 増減  競争率
 238  439  419  ー20  1.76












      平成24年 11月3日(土・祝) 第2回学校説明会






  YSFH常任アドバイザー・特別科学技術顧問挨拶


  和田 昭允(あきよし) 先生

        東京大学名誉教授
  独立行政法人 理化学研究所 研究顧問



みなさん、こんにちは。私は一口に言って横浜サイエンスフロンティア高校の応援団です。
毎週1回、土曜日の放課後に有志の生徒達と紅茶を飲みながら、クッキーをつまみながら
ものの考え方」について話し合っています。

私はいつも皆さんの活躍をとても楽しみにしています。最近の成果については応援のしが
いがあると感じています。

とにかく、皆さんを見ていると”元気がいい”。この学校に来た人に聞くと「必ず元気な声で
挨拶してくれる。ピリッとする。身の引き締まる思いがする。」という言葉をよく耳にします。

皆さんの目は百人中、百人とも輝いています。そして入学する時はまだ子どもですが、卒業
していく時は大人になって出て行きます。

その一つの証拠として「
自分の頭でものを考えるようになっている」ことが挙げられます。も
のごとをじっくり観察して、必要なデータをとって組み合わせる。場合によっては図やグラフ
にして表す。さらに事典などを使って詳しく調べる。そして物事の現象の裏にある根本的、
かつ大切なことを発見する。

これが
サイエンスの考え方です。知識は人から聞いたものです。知識だけでは役に立ちま
せん。その知識を自分の知恵を使って考えます。すると知識がさらに膨らんでいきます。お
もしろくなってまた知識を使いたくなります。私が普段よく口にする「
知の上昇らせん階段
に乗ることができれば、教育の成功と言えます。

           皆さんとまたお会いできるのを楽しみにしています







  小島 謙一先生

     
横浜市立大学名誉教授  
    横浜創英大学 学長


横浜サイエンスフロンティア高校には、5人のスーパーアドバイザーの他に、理研・JAXA・JAMSTEC
などの研究機関のサポートがあります。そのほか、地元の横浜市大・横浜国大、東大・東工大、早稲田
・慶応などの各大学や企業のご支援もいただいてみんなで応援していくという体勢を調えています。

他の高校では講義で終わることが多いですが、この高校では一緒に実験をして本物の科学の実習を体
験することができます。

私は今回言いたいことが二つあります。外部の科学技術顧問の先生方はみな素晴らしい先生ですが、
この学校の先生方は、非常に
熱意があります。常に全力を傾けて指導にあたっています。これが一つ
めです。

二つめは、他の高校では類を見ない
「ライセンス制度」です。横浜サイエンスフロンティア高校には、高
性能の電子顕微鏡と天体ドーム内に口径300mmの天体望遠鏡がありますが、これは誰でも自由に
使える訳ではありません。

入学してから、ライセンスを取ると自由に使えるようになります。そしてそのライセンスの許可を出すチェ
ックを私がしていますが、先日、ライセンスをとった生徒からこんな話を聞きました。

「僕は中学の時は”理科好きな生徒”とか”理科オタク”とか呼ばれていて、話がなかなか合うことがあり
ませんでした。しかしこの学校に入ってからは、とても楽しくなりました。それは自分が興味があることに
ついて話し合ったり、議論することができるからです。」

横浜サイエンスフロンティア高校では、1年生から3年生までが
一体化してサイエンスの楽しさを身につ
けられるような環境作りをしています。もちろん大学進学に向けても頑張って欲しいと思っています。










  校長挨拶



 栗原 峰夫

 横浜サイエンスフロンティア高校 校長



今、ご覧いただいているのは、2012年 10月8日(月)の、「Press Release」です

初めのは、「
The Nobel Prize in Physiology or Medicine」で、山中教授のノーベル医学・生理学賞受
賞の記事です。これは我が校にとっても大変喜ばしいニュースでした。

それは、我が校にとって身近な思いがしたからです。昨年の2011年8月23日〜29日までイギリスの
ケンブリッジ大学で行われたサイエンスワークショップにおいて、ノーベル賞を山中教授と同時受賞さ
れた、
Sir.John Gurdon(ジョン・ガードン博士)に直接指導を受けています。

山中教授には2011年9月中旬に行われた「日本神経科学大会」の前にパシフィコ横浜で直接指導を
受けました。また2012年6月17日に日本科学未来館で開催された「国際幹細胞学会」のイベントに
参加し、本校の発表(ポスターセッション)に対して直接コメントをいただいています。

横浜サイエンスフロンティア高校が求める人間像として「先端科学の知識を活用して世界にはばたき、
広く活躍する人間」がありますが、それには、
サイエンスの力+言葉の力が必要です。それがグロー
バルな人材の育成につながります。

すでに新聞などのメディアでご存じの方も多いと思いますが、アルゼンチンで開催された、第6回地学
オリンピックにおいて、本校の中里君が
金メダルに輝きました。1年目に果たせなかった夢を2年目で
見事実現させました。

YSFH生に必要なものは
、探求心そして高い志です。またYSFHにあるのは、希望と使命です。
この学校には希望が溢れています。そして横浜市や国の文部科学省から与えられた使命があります。
その期待に応えられるよう努力を続けていきます。

お子様を育てるのにふさわしい学校であると自負しています。是非5期生・6期生になれますよう、挑戦
してみてください。



教育課程・特色ある教育・進路指導については、横浜サイエンスフロンティア高校のパンフレット及び
印刷物に記されているので省略致します。

ひとつ、「
医療講演会」についての説明がありましたので、付記します。

YSFHでは、将来、医学に進みたいという希望者に対して、
横浜市立大学医学部の先生による講義
を受ける機会を設けています。ドクターのお話は非常に力づけになったという生徒の感想がありまし
た。



                     出身中学の割合について

   1期生  2期生  3期生  4期生
 横浜市立中学  69.9%  62.2%  65.4%  51.7%
 県内公立中学  22.0%  30.1%  27.8&  41.1%
 横浜国大附属中  12人  4人  11人  9人

※ 学区制(市外30%)が撤廃になってから横浜市外中学からの合格者数が増えています。













 入学者選抜について



 参考に過去の前期選抜・後期選抜の合格者の内申点平均をお知らせします。
(今年度より、前期選抜は廃止されて一本化されます)

135点満点換算(実際は180点満点)

   平成21年  平成22年  平成23年  平成24年
 前期選抜  127.9  129.5  128.9  128.6
 後期選抜  114.8  115.6  115.3  115.5



各科目の合格者平均点です。

 科目  平均点
 国語  37.8点
 社会  42.6点
 数学  25.0点
 理科  43.6点
 英語  38.9点

※ 昨年度までは、国語・数学・英語は
独自入試問題(ハイレベル)でした。



出身中学校別の割合は、横浜市立中学校は51.7%、横浜市以外の神奈川県内の公立中学校
出身者は41.1%です。他は国立中・私立中出身の生徒です。


次に在籍している男女別の人数をお知らせします。

   3年生  2年生  1年生
 男子  171名  177名  172名
 女子  60名  61名  65名


※ 横浜サイエンスフロンティア高校では、男女別で合格者を出していません。女子が60名強なのは結果です。1クラスの女子は約10名です。



 選考資料の取り扱い


                  第1次選考


      
調査書:学力検査:面接:特色検査=3:5:2:2:

      調査書の重点化      数学・理科・英語を
2倍

      学力検査の重点化     数学・理科を
2倍


                  第2次選考


     
 学力検査:面接:特色検査=8:2:2 (調査書は入りません)



  面接検査について

                  
評価の観点

     @ 中学校での教科等に対する学習意欲

     A 中学校3年間での教科以外の活動に対する意欲

     B 入学希望の理由

     C 将来の展望

     D 科学に対する興味関心


受検者が記載した
面接シート及び調査書の記載事項を参考に面接を行います。

評価は1〜3の
3段階で判定します。面接官は3人で時間は約10分です

Aの活動に対する意欲ですが、これは大会などでの結果ではなく、どのように取り組んできたのか、また、これからどのように取り組んでいきたいのかを問います。





    特色検査:自己表現検査について


                  評価の観点

      @ 読解力・・提示された文章や資料を読み取る力

      A 課題設定力・・問題点をみつけ、具体的に課題を設定する力
   
      B 情報活用力・・提示された文章や資料を目的に向かって活用する力

      C 問題解決力・・設定した問題点を論理的に解決しようとする力


今までの自己表現活動の精神を引き継いで出題しますが、今年度からは
英文による資料が追加されます。A4で4ページになります。

サイエンスに関するテーマの説明文が日本語と英語を合わせて表記されます。その他、データ・
グラフなどの資料が図示された教科横断的な問題になります。

問いの数は、今までは2問でしたが
今年度は増えます。記入用紙は、A4で2ページです。自分の力を信じてとにかく記述するように心掛けてください。




















     第6回 国際地学オリンピック (アルゼンチン)

 
横浜サイエンスフロンティア高校  中里徳彦君  金メダル獲得  




アルゼンチンで開催されていた「第回国際地学オリンピック」で日本から

参加した
人の代表のうち、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校3年

生の中里徳彦君が、見事に
金メダルを獲得しました!

中里君は、日本で行われた春の「第4回地学オリンピック」でも総合1位に

輝いており、その実力が世界大会でも証明されたことになります。

他の3人の生徒(灘・聖光学院・広島学院)も銀メダルを獲得しました。



                          NPO法人地学オリンピック日本委員会 Japan Earth Science Olympiad Committee





















 横浜サイエンスフロンティア高等学校
 
平成24年度 
第1回学校説明会 


本日の説明会での内容をメモしてきましたので概略をお知らせ致します。説明に入る前に天文部
の生徒さんの撮影した天体写真の紹介と、音楽部の生徒の方のミニコンサートがありました。


             平成24年 7月28日(土)
  



1) YSFH常任スーパーアドバイザー 挨拶 
  

     
和田 昭允(あきよし)先生        東京大学名誉教授
                                理化学研究所・研究顧問





今日は早朝からロンドンオリンピックの開会式が行われましたが、その入場行進で出場選手の
眼が、みんなきらきら光っていました。

物事に一生懸命取り組んでいる人たちの
眼の輝きは、やはり違うものだと思いました。そして
今春、横浜サイエンスフロンティア高校を卒業していった生徒の皆さんも同じ輝きをしていたこ
とを思い出しました。

若い頭脳は柔らかく、素晴らしい可能性を持っています。毎週土曜日に行っている
「和田サロ
ン」
は、私が東大の物理学教室に研究室を持ったとき、誰がどんな議論をしてもよい場を設け
たものをそのままこの高校にも継承してつくりました。
東大理学部の伝統を受け継いでいます。


知識を与える場所ではなく、自分の頭で考えた者同士が、年齢や身分を超えた一人の人間と
して、自由闊達にトコトン議論するところと位置づけています。

ここでは
知識と知恵の上昇螺旋(らせん)階段構造で、徐々にサイエンス的な理解力が深まっ
ていきます。それは知恵が指揮する知識のオーケストラ演奏のようです。


サロンで身に付けていただきたいのは次の3点です。

@ 
自分の考えをしっかり持てること。
A 
それを他人に伝えられること。
B 
答えのない問題を考えられること。


科学者は例外なく楽観的です。勇気と自信を持って挑戦してみて下さい。皆さんと和田サロン
で会えるのを楽しみにしています。








(2)  常任科学技術顧問 挨拶


        
小島 謙一 先生       横浜市立大学名誉教授
                           
 横浜創英大学 学長



横浜サイエンスフロンティア高校では、先端科学技術各分野において多くの
大学・理研、JAX
A、JAMSTECなどの
研究機関、また企業の研究者の方々に顧問に就任していただいていま
す。これは他の高校では類を見ないことです。

各専門家の皆さんにはサイエンスリテラシーやサタデーサイエンスで研究・実験などを直接指
導していただいたり、講義などの形でサポートしていただきながら、YSFHの生徒達に刺激を
与え続けてもらっています。

これは、この高校の生徒が難関大学に合格するという進学実績だけでなく、先端科学技術を
身に付けて世界に羽ばたいていって欲しいという願いがあるからです。

わたしたちは、常にそのような人材を育成するという
応援団のつもりでいます。是非、来年4月
にまたお会いしましょう。










3)  学校説明


    校長挨拶 「YSFHが育てる人間像」    栗原 峰夫




                  本校の精神について


横浜サイエンスフロンティア高校は、今年で開校4年目を迎えました。

これまでの本校の活躍ぶりは、朝日・読売などの各新聞で紹介されてきましたが、今日、いくつ
かお伝えできることに
「地学オリンピック」最優秀賞、「生物オリンピック金賞、「科学の甲子
園」
県大会での準優勝等があります。特に地学オリンピックでは全国1位となり、今年の10月
にアルゼンチンで開催される
国際大会に日本代表の1人として参加することが決まっています



@  2つの力

本校では、「先端科学の知識を活用して、世界で幅広く活躍する人間」を育てるために、2つの
力を身に付けるカリキュラムを用意しています。

ひとつは
「サイエンスの力」です。これは先端科学の知識・技能を身に付ける力・物事を論理的
・合理的に考える力のことをいいます。

今ひとつは、
「言葉の力」です。これは豊かな語彙力とそれを使ったコミュニケーション能力を
意味します。人に伝えられる能力を身に付け、最終的には
英語によるコミュニケーション能力
の取得を目指しています。



A  2つの心

上記の2つの力を身に付ける上で必要なのが
「探求心」「高い志」の2つの心です。

「探求心」は自ら考え、自ら学ぼうとする積極的な精神であり、「高い志」は自分の理想に真っ
直ぐに向かっていく強い気持ちです。

このような人の
「心」も横浜サイエンスフロンティア高校では大切に育てます。是非皆さんにも
このような気持ちを持ってYSFHの門をたたいてほしいと願っています。



B  品性高潔と博学篤志(とくし)

本校の目標として、私が在校生の前でいつも話すのは「品性高潔」と「博学篤志」です。生徒に
は「話が長い・・」と思われていますが、これはとても大切なことです。

「品性高潔」は、人柄や性格が気高く清らかなことを意味していますが、それだけでなく
「周囲に
わせるのではなく、人としての質を高めよ。」
と話しています。

「博学篤志」は、「論語」の中の言葉で「広く学んで熱心に志す」という内容ですが、広く学ぶに
時間の活かし方がカギになります。そこに能力の差が浮かび上がります。


C  1期生の進路について
 

1期生の進路先はパンフレットの14ページに記してありますが、本校は
国・公立大学志望の生
徒が多いことが特徴です。合計で国・公立大学・大学校に63名の合格者を出すことができまし
たが、残念な結果になった生徒の中には私立大学を受験しなかった生徒も数多くいます。結果
として浪人した3割近くの生徒が来年再挑戦します。これも「高い志」の表れと言えます。





このあと、総務部主任の先生による「教育課程」「特色ある教育」、生徒会・事務局生徒の皆さ
んによるYSFH生活の紹介がありましたが、ここでは省略させていただきます。









4)  入学者選抜について (平成25年度 選考基準)





         
  T 選考資料の取り扱い (比重と重点化)



@ 第1次選考 (入学定員の90%)
   
 項目  調査書  学力検査  面接  特殊検査
 比率  3  5  2  2





 調査書(内申点)の重点化

   数学・理科・英語を2倍します。

 2年生 数学   理科 英語  国語  社会  音楽 美術   保体  技家
 評点  10  10  10  5  5  5  5  5  5

                    2年生評点 60点満点



 3年生 数学   理科 英語  国語  社会  音楽 美術   保体  技家
 評点  20  20  20  10  10  10  10  10  10


                  3年生評点 120点満点




 調査書評点の合計 60点+120点=
180点満点 (多くの高校は135点満点が基本)





 学力検査の重点化

 数学・理科を2倍します。

 科目 数学   理科  英語  国語  社会
 満点  200  200  100  100  100

※ 5教科 700点満点になります。 (重点化しない高校は500点満点)








@ 第2次選考 (入学定員の10%)
   
 項目  学力検査  面接  特殊検査
 比率    2  2

※ 調査書は選考項目に入りません。学力検査の重点化は1次選考と同じです。








                
 U 面接検査



@ 評価の観点  ◇ 中学校での教科等に対する学習意欲

            ◇ 中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲

            ◇ 入学希望の理由

            ◇ 将来の展望

            ◇ 科学に対する興味関心


A 検査の方法  受検者が記載した面接シート及び調査書の記載事項を参考に面接を行う。







               
 V 特殊検査



@ 検査の内容  自己表現検査


A 評価の観点  ◇  読解力

            ◇  課題設定力

            ◇  情報活用力

            ◇  課題解決力



B 検査の時間  60分間


C 検査の概要

理科・数学・英語など各教科の基礎的・基本的な知識・技能を広く活用し、与えられた教科横
断的な課題に対して、提示された資料をもとに記述する。













 iPS細胞の山中伸弥教授との交流会



                                                 

万能細胞と呼ばれる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を世界で初めて作製した山中伸弥京都大学教授と、横浜市内の高校生39人の交流会が17日、同市西区のパシフィコ横浜で開かれた。iPS細胞に関する質疑応答を行い、山中教授は「これまで思いつかなかったようなiPS細胞の使い方を、若い人に考え出してほしい」とエールを送った。

横浜市と市教委主催。
市立横浜サイエンスフロンティア高など3校が参加した。16日まで同市内で開かれた国際幹細胞学会第10回年次大会に関連し、高校生が研究者と触れ合う機会を設けるよう、横浜市が文部科学省などに働き掛けたことから実現した。

交流会では、生徒がiPS細胞の可能性などを質問。「高校生のときは何を目指したか」などの質問も飛んだ。山中教授は、皮膚の細胞を心臓の細胞に変える研究など最新の再生医療の現状を説明したほか、「実験でも、
成功より失敗からの方が学ぶことが多い。10代のうちにたくさん失敗してほしい」と話した。

参加したし女性生徒(16)は、「事前に知っていたことを上回る、最先端の話が聞けた」と喜びいっぱい。男性生徒(16)も、「『高校生のうちにスーパーマンになれ』という言葉が印象に残った。いろんなことに懸命に取り組みたい」と話していた。


                                        21012年 6月18日(月)  神奈川新聞










  平成25年度 入学者選抜選考基準




  第1次選考(入学者定員の9割)


 学力検査  特殊検査  比率/12  比率/12  比率/12  比率/12  
 5科目  実施 学校成績 学力検査  面接 特殊検査   重点化
 英国数理社 自己表現
検査


12
 5

12
 2

12
 2

12
調査書 
英・数・理
各2倍


学力検査
 
数・理
各2倍









  第2次選考(入学者定員の1割)

                                      学習の記録・(内申点)は選考対象になりません。

 比率/12    比率/12   比率/12    
 学力検査  面接  特殊検査 重点化   面接の独自評価観点
 8  2  2 学力検査 
数・理
各2倍
将来の展望
科学に対する興味・関心



   面接における各校共通の評価の観点

  ・入学希望の理由
  ・中学校での教科等に対する学習意欲
  ・中学3年間での教科以外の活動に対する意欲 








  横浜サイエンスフロンティア高校・特殊検査の概要


評価の観点  検査の概要 
・読解力
・課題設定力
・情報活用力
・課題解決力
理科・数学・英語など各教科の基礎的・基本的な知識・技能を広く活用し、与えられた教科横断的な課題に対して、提示された資料をもとに記述する。検査所間は60分とする。 








                                  他校の情報は下欄の神奈川県教育委員会のHPでご覧ください。

                                             選考基準の比率及び重点化

                                               特殊検査の概要

















    平成24年度 オープンスクール


                                                  

 日程  時間 内容   申し込み
 6月23日(土)  9:00〜13:00 土曜講習の見学
校内見学
体験講座
姉妹校・交流報告
 必要ありません
 12月1日(土)  9:00〜13:00 土曜講習の見学
校内見学
体験講座
個別相談
 必要ありません






 平成24年度 学校説明会




                                                   

 日程  時間  内容  申し込み  備考
2回実施します。

7月28日(土)

7月29日(日)


両日とも午前・
午後の部が
あります。


参加人数の制限
はありません
午前の部
受付開始 8:45
説明会 
9:30〜
     11:00

校内見学 
11:10〜12:10

午後の部
受付開始 12:40
説明会 
13:20〜
     14:50

校内見学 
15:00〜16:00
説明会にて

カリキュラム
学校生活
入学者選抜


校内見学にて

生徒発表
活動公開
個別相談 
期間

7月 2日(月)
  〜
7月20日(金)



申し込み方法
WEB・FAX・ハガキ 
両日とも同じ
内容です。

詳細はYSFH
のHPで確認
してください。 
2回実施します。

11月 3日(土)

11月 4日(日)


両日とも午前・
午後の部が
あります。
詳細は8月に
決定します。

HPにてお知らせ
致します。
入学者選抜に
ついての説明

校内見学

個別相談
期間

10月 1日(月)
  〜
10月26日(金)


申し込み方法
WEB・FAX・ハガキ 
両日とも同じ
内容です。

詳細はYSFH
のHPで確認
してください。  
















                                        

 平成24年 大学入試合格者  3月30日現在



  国・公立大へ61人



                                           
                                            詳しくは同校HPで ↑click


初めて大学入試に臨んだ横浜市立サイエンスフロンティア高校(鶴見区)の合格者数(前期日程)が12日、分かった。

10日までの合格者数は、国公立大が
東大3人(文3、理1)、東工大5人(理、工、生命理工)、東北大1人(理)、横浜国大5人(教育人間科学、理工、経営)、横浜市大11人(国際総合科学、看護)など計47人。

私立大は
早大11人(政経、教育、基幹理工、先進理工、創造理工、社会科学)、慶大11人(文、経済、理工、薬)、東京理科大33人(経営、理、工、理工、基礎工、薬)など計247人。

同校は2009年4月開校した。全クラスが理数科で今月、第1期生231人が卒業。市教育委員会の内田茂担当理事は「新設校としてはかなりの善戦だと思う」と話している。

                                                      平成24年 3月13日(火)  神奈川新聞 横浜版より














  平成24年  後期選抜 志願変更後 状況  2月10日現在


募集定員    前期合格者  前期辞退者  後期募集   志願者数  競争率  前年度
 237  94   0   143  207   1.45  1.90


                          ※  1回目よりも3名増えて、最終倍率は1.45倍となりました。





  平成24年  後期選抜 志願状況  2月7日現在


募集定員   前期合格者  前期辞退者 後期募集   志願者数  競争率  前年度
 237  94  0  143  204  1.43  1.90

                     ※  前年度より競争率は下がりましたが志願者層のレベルがアップ(模試結果調査)しているので、
                     高得点をとることが必要です。特に共通問題の理社では、最低でも
47、8点はほしいところです。
                     今年の数学の問題のレベルが気になりますが、問1の正解率をできるだけ高くしておくことが必要
                     です。図形や証明問題などで
考え方や途中式を書く問題では解答が導き出せなくても自分の解き
                     方をしっかり残しておきましょう。今年の合格者の平均点は20点を超えるのではないでしょうか。









 前期選抜 合格状況 平成24年 2月2日 発表



募集定員   前期  志願者数  面接者数 合格者数  競争率 
 237  94  185  184  94  1.96










  前期選抜試験倍率  1月21日 発表


 募集人員  前期選抜募集人員 志願者数   競争率
 237  94  185  1.97


                       倍率は2倍を切りましたが、年々志願者のレベルが上がっていますので、内申点ではそれほど
                       極端な差は開かない傾向にあります。よって面接(5点)・自己表現(10点)の出来具合が合否
                       を分けることになるでしょう。内申点が高いからといっても油断は禁物です。

                             














   平成23年 第2回  横浜サイエンスフロンティア高校説明会 報告

               115日(土) 116日(日)    



          第1回説明会から新たに追加された事項


 
(1) 前期選抜面接においての試験官の人数が3人になります。


      昨年度までは2人でしたが今年度より3人となります。
      より多くの試験官によって公平な判断を致します。


 (2)  数学の問題のレベルについては再考します。

     (合格者平均点が他の独自科目よりも極端に低かったため)



                面接での評価基準


         科学に対する興味・関心・理解力をみます。



     自己表現活動では理詰めで合理的に考えられる力をみます。



                    
評価項目

@ 問題点を見つける。 A 解決の筋道を立てる。 B 独創的な判断により解決方法を演出する。

C 問題解決に至るまでをわかりやすく表現する。






  
           和田昭允スーパーアドバイザーのお話

         (前回との重複内容は割愛させていただきます)



物事には全体と部分があり部分同士がお互いに助けあって全体をよくしています。サイエンスの基本
もそれと同様で皆さんがさまざまな分野で各自一生懸命努力することでそれらの相互作用で学校全体
がよくなっていきます






                  佐藤校長先生のお話


中学から高校にかけてがその人が持つ能力が最も伸びる時です。これから皆さんが進もうとしている学
園環境は非常に大切です。だからこそ慎重に選んでいただきたいと思っています。

神奈川の高校野球は全国レベルですが、予選でベスト8に残る学校はいつもだいたい決まっています。
その理由として施設・環境・指導者等が整っていること等が挙げられると思います。


横浜サイエンスフロンティア高校は、和田先生を初めとした優秀なスーパーアドバイザーだけではなく、
大学・企業からも多くの面でご協力をいただき、学業では野球の名門校に匹敵した設備を整えていると
言えます。

また我が校は偏差値が高い大学を目指すだけの単なる進学校ではなく、さまざまな体験を通して物事の
本質を見抜く力・見分ける力を持つ生徒を育てていきたいと思っています。これは理系・文系に関係なく
すべての学問に通じることだと信じています。


来年は、将来のノーベル賞受賞確実と言われているiPS細胞の山中伸弥教授の授業も予定しています。
きっと何か皆さんの心に残していただけるのではないかと期待しています。



                                             








                                                     






平成23年  第1回 横浜サイエンスフロンティア高校説明会

7月30日・31日



   昨年度からの変更点


(1)来年度入試(平成24年度)より横浜サイエンスフロンティア高校は全県学区になります。
これまで横浜市外からの受け入れは、30%という上限がありましたが、これが撤廃され、
市内・市外の区別がなくなりました。全県学区となりすべて同条件で入学試験が行われます。


(2)内申書記載事項の資格取得状況で、今までは
英検3級以上だけでしたがそれに数検3
級以上
が加わりました。ただしどちらか一方の分が加点されます。重複はありません。


(3)これまで後期選抜の中で学力検査のみで合否が判定される
2次選考がありましたが、こ
れが
廃止になりました。学力だけでなく中学校での学校生活も重視するという考えからです。






             23年度・競争率

  前期  2.39倍    後期 1.58倍







 過去3年間 合格者の内申点平均

  21年度   22年度  23年度
前期   127.9  129.5  128.9
後期  114.8  115.6  115.3

                                           135点満点換算(実際は180点満点)





 過去3年間 合格者の入試得点平均

   21年度  22年度  23年度
 国語  45.6  35.4  39.3
 社会  39.9  43.3  42.8
 数学  43.8  17.5  16.8
 理科  46.5  47.2  47.5
 英語  47.9  43.8  39.6

                                         22年・23年の国語・数学・英語は独自問題





  横浜市内・区別入学者数

   人数(人)
 青葉  49
 鶴見  43
 都筑  41
 戸塚  36
 港南  36
 金沢  32
 旭  31
 港北  27
 神奈川  24
 緑  22
 泉  22





 横浜市外・入学者数

 市・町  人数(人)
 川崎  51
 横須賀  19
 相模原  15
 藤沢  14
 綾瀬  13
 大和  13
 鎌倉  8
 茅ヶ崎  8
 座間  8
 平塚  7
 厚木  6
 海老名  6
 逗子  5
 三浦  3
 小田原  3
 伊勢原  2
 寒川  2
 葉山  1
 二宮  1 
 愛川   1 
















 スーパーアドバイザー 和田 昭允(あきよし)先生のお話



週に1回、午後4時からカフェテリアで和田サロンを開いています。時間は1時間から
1時間半ぐらいですが、私が東大時代に体験したのと同様な雰囲気を横浜サイエンス
フロンティア高校でも実現させたいと思い、実施しています。

東京大学理学部の伝統を引き継いだつもりです。皆さんのような若い頭脳はあらゆる
可能性を持っています。年齢や身分を超えた一人の人間として「批判なきところに進
歩なし」の大原則にたって、自由闊達にトコトンまで議論しましょう。



                    
勉強のコツ



              
 (1) 知識と知恵

他人から授かった知識は自分で考えたものではありません。もらった知識を結びつけ
るためには自分で知恵を湧かさなければなりません。知恵を使い知識を使いこなせる
ようになって初めて自分の知識になります。



              
 (2) 本当の理解は本物体験から

知識は経験を伴わないと本物にはなりません。本物に接する事が不可欠です。横浜
サイエンスフロンティア高校は、いろいろな実体験ができる学校です。



               
(3) 興味という推進エンジン

何事でも興味を持つと知識を取り込むのが面白くなります。そしてそれが自分のもの
になるともっと面白くなり、もっと知識が欲しくなります。

「天才は一を聞いて十を知る」と言いますが、これは頭の中に宙ぶらりんのものがたく
さんあると、それが学んだ知識とつながり、多くの事を知ることになるという意味です。

ここでいう「宙ぶらりん」とは、完全には理解していないけれども自分で見たり、経験し
たりして蓄積したさまざまなことがらをいいます。知識と知恵がリンクして上昇らせん
階段を形成していきます。




               
               
知恵   知識

              
 知識      知恵
                   






 

                  
サイエンスとは?


サイエンスは物事の考え方の基本になります。将来、皆さんが科学分野に限らず、政
治・経済・法律・文学など、どんな方面に進んでもサイエンスは必要です。

ひとつ実話を紹介します。私の仲間で泳ぎが大好きな人がいますが、その友人が南米
のある海岸で水泳をしていた時の話です。

時を忘れて泳いでいたら、自分で気がつかないうちに海岸から約200Mも離れた所に
流されていました。このままいったらもっと遠くの沖まで運ばれてしまいます。

離岸流(岸辺から沖合に向かう海水の流れ)に巻き込まれたのです。ここで友人は冷静
に考えました。そして思いついたのが「物質不滅の法則」です。「外に流れる水の流れが
あるならば、必ずもとに戻る流れもあるはずだ!」

そこで、友人はまず流れに平行に泳ぎ、岸辺に戻る流れのところまでたどり着き、そこか
ら無事に海岸に戻ることができました。


              科学は命を助けることもあるのです。









  佐藤校長先生のお話


江戸時代末期から明治時代にかけて諸外国の文化が日本に伝わってから140年余りに
なります。そして今、皆さんが立とうとしているステージは”世界”です。

横浜サイエンスフロンティア高校は「世界で活躍できる人材を育てる」ことが目標です。今
年の夏には、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学で、サイエンスワークショップが開
催され、我校からも生徒を派遣して日本とイギリスの研究による文化交流も行われます。

また今年中にアメリカの理数系のトップ校との交流も予定しています。そしてYSFHのスー
パーアドバイザー、クロトー先生の講演も開催するつもりです。学校は皆さんの努力が成し
遂げられるような仕掛けをいくつも用意していきます。是非挑戦してみて下さい。


























                                                  

  神奈川公立高校 2013年(平成25年度)入試より試験一本化

(現中学2年生から)



  2月中旬に「共通選抜」  独自問題入試は廃止!




県立高校の前・後期入試を一本化し全受験生に学力検査を課す新たな入試制度について、
県教育委員会は3日までに、現中学2年生が受験する
2013年度入試から切り替える方針
を固めた。


現行の後期選抜にあたる2月中旬に、全日制、定時制、通信制すべての課程で同一日程の

「共通選抜」
(仮称)を実施し、進学校を中心に行っていた独自問題入試は廃止する。
県民意見募集などの手続きを経た上で、今秋にも学校関係者らに周知する考えだ。


全日制高校の入試では、すべての高校(クリエイティブスクール除く)で、
共通の学力検査と
面接
を全受験生に実施する。学力検査は国語、社会、数学、理科、英語の5教科が原則。
志願時に、受験生が自分の特性や長所などをまとめた
自己ピール文を提出する。


これらに加え、各高校の特色に応じて
実技や自己表現といった検査も実施可能で、その場合
学力検査を3教科に減らす。内申書は中学2、3年の評定(9教科)を活用し、3年時の評
については2倍した数値を用いる。内申点、学力検査の成績、面接の比率は各高校で定
める。


定時制と通信制では、共通選抜に加え「定通分割選抜」(仮称)も3月上旬に実施、それぞれ
募集枠を設けた二段階方式で選考する。定時制の入試は学力検査(原則3教科)と面接を、
通信制では面接または作文を実施する。


今回の入試制度改正は、中学校で12年度、高校で13年度に順次導入される新学習指導要領
の「脱ゆとり」路線を踏まえた格好。生徒の学力向上とともに、現行入試の複雑化、長期化の
改善を図る狙いがある。


県教委は今年3月、外部有識者らで構成する「入学者選抜制度検討協議会」(会長・高木展郎
横浜国大教授)からの最終報告を受け、具体的内容を検討していた。

平成23年7月4日(金) 神奈川新聞1面より






県教育委員会が、外部有識者らの声を受けて打ち出した高校入試制度改革。全日制、定時制、
通信制の入試日程が同一日に設定され、受験生の動向は大きく変わりそうだ。高校進学率が
高まる一方で、落ち込みが続く全日制の進学割合。私学を志望する生徒にも波紋は広がる見
通しで、公教育の在り方があらためて問われている。


高校無償化の流れを受け高校の「義務教育化」が進む中、9年ぶりとなる入試改革。県教委が
柱の一つに掲げるのは「公立高校における学びの幅広い提供」だ。多様化する受験生のニー
ズに対応し、現状の改善を図る姿勢がうかがえる。



県教委が昨秋まとめた進路調査では、2010年3月の公立中学卒業生の高校進学率は過去
最多の98%。全日制の進学率(88%)が7年連続ダウンする一方、定時制と通信制は2年連続
上昇した。定時制では、03年度に2千人に満たなかった進学者が、10年度には3千人を上回っ
ている。


「働きながら学ぶ」「不登校の克服」―。定時制を選ぶさまざまな背景があるのも事実だが、全
日制公立高の定員から漏れた生徒が、私学ではなく定時制に流れ込む構図も浮かび上がる。
この影響で経済的理由などによる本来の定時制希望者の門戸が狭められているとの指摘もあ
る。すべての課程が同一日程となり全日制不合格者との競争が避けられれば、定時制志願者
にとって好材料となる。


ただ、経済格差にとらわれず公立高校での学びの機会を確かなものにするには、全日制定員
枠の拡大が焦点となる。


公立高と私立高の代表者が定員配分を話し合う設置者会議。この公私間協議では、公立高の
定員枠は10年度から約3年間、公立中学卒業者の6割に決められている。新たな入試制度へ
の移行期がこの見直し期に当たるため、比率再考の議論の行方に関心が高まりそうだ。


平成23年7月4日(金) 神奈川新聞2面より






 塾長感想


新学習指導要領で求められている能力として思考力・判断力・表現力がありますが、これらを
測るためにはどうしても
記述問題並べ替え問題等が必要になります。国語では論理的な文
章要約・構成能力、英語では、文章全体の中での複数の英文の整序問題や文脈に沿った英
作文、数学では完全記述の証明問題や、公式の暗記だけでは解けない空間図形などの問題
等が考えられます。

トップ校の
独自問題が廃止されることにより、今までの共通問題レベルでは上位校では満点続
出になってしまうので、共通問題の
難易度アップは避けられません。しかしあまりにも難しくして
しまうと、今度は下位校で差がつかなくなり、その辺りの調整が難しいところです。今まで独自
入試をしていた学校間においてのレベルの高い共通問題がプラスされることも考えられます。

これからの試験対策としては、範囲の限られた学校の定期試験の勉強だけでなく、前学年の内
容も含めた
総合的な学力が必要となってきます。そしてただ知識を増やすだけでなく、その知識
をリンクして応用できるよう、また有効に生かせるような
創造力を問う問題の演習も必要になっ
てくると思います。


そして、自分が神奈川でどのくらいの位置にいるのかを常に知っておく必要があります。今は各
塾でさまざまな
模擬試験が実施されていますが、なるべく母体数の多い模擬試験の方が信頼性
があります。できれば中学2年生のうちから積極的に受験しておいた方がプラスになります。

私が中学生だった頃は、受験生対象に学校で毎月1回模擬試験を実施していました。横浜市全
部の公立中学校で実施し、毎回、自分が横浜東部学区(当時は学区制)で何番目にいるのかが
わかり、勉強の指針や励みになっていました。また他流試合をしているような感覚で他の中学校
の生徒がライバルでした。そして、定期試験とは異なりテスト問題も多様なので、できなかった問
題を復習することで幅広い学力をつけることができました。


     部活が一段落したら、積極的に取り組んでみるのもよいかもしれませんね!


 

















 横浜サイエンスフロンティア高校 
 
平成23年度 
後期選抜志願状況 2月11日現在




                                                志願変更後

 募集定員   前期合格者数 後期募集人員   志願者数  後期選抜競争率
  237名   94名(40%)   143名(60%)  263名  1.84倍



 


                                                2月8日 時点

 募集定員  前期合格者数  後期募集人員  志願者数  後期選抜競争率
 237名  94名(40%)  143名(60%)  271名  1.90倍

                         ※ 後期選抜志願者数271名のうち、学区内は189名、学区外は82名です。

                       学区外の入学限度数は71名で前期で28名合格しているので、
                       後期では43名までの入学が認められます。




       






                          下記は昨年度(志願変更前)2/5の応募状況です。(後期募集率は70%でした)

後期定員   前期辞退  志願者数  学区内・外 競争率
 166名  0名  248名 学区内 161名
学区外  87名
 1.49倍









横浜サイエンスフロンティア高校  平成23年度 前期選抜結果

合格発表 2月1日(火) 午前10時



 募集定員 前期   志願者数  面接者数  合格者数  競争率
 237名  94名  225名  225名  94名  2.39倍

                     ※ 合格者94名のうち、学区内は66名、学区外は28名でした。












                           

  平成23年 1月21日(金)  神奈川公立高校・前期選抜志願状況





                              横浜サイエンスフロンティア高校

 全体募集定員 前期選抜募集人員   志願者数 競争率 
 237名  94名  225名
( 学区内147  学区外78 )
 2.39倍

                   昨年度と比べて志願者数は若干増えましたが、前期募集率が40%(94名)になったので前期競争率は下がりました。



                                           昨年度

全体募集定員 前期募集人員 前期志願者数 競争率
237名 71名 214名 (学区内 124名   学区外 90名
3.01倍



                           その他 独自問題実施校の競争率
   

 学校名  全体募集定員  前期選抜募集人員  志願者数   競争率 
 横浜翠嵐  276  55  249  4.53
 柏陽  276  82  199  2.43
 湘南  356  71  181  2.55
  小田原  317  95  205  2.16
  横須賀  276  82  214  2.61
 横浜国際  136  68  190  2.79
 平塚江南  316  94  176  1.87
 光陵  236  70  164  2.34
 鎌倉  276  82  151  1.84
 多摩  276  82  217  2.65









                      横浜市立サイエンスフロンティア高校オープンスクールの様子です

   
   













 11月6日(土)  第2回 学校説明会


                     夏に開催された時と重複している内容は省かせて頂きました。下段の第1回説明会をご参照下さい。

    @  YSFH常任スーパーアドバイザー       和田 昭允(あきよし)先生



毎週土曜日の午後4時から5時の間で和田サロンを開催しています。
紅茶を飲みながら、クッキー・スコーン等を食べながら高校生の皆さんと科学談義をしています。

何事も学習する際には、創造力が知識に比べてさらに重要になってきます。
また優秀な科学者は頭がいいだけではなく、勉強のコツを知っています。

知識と知恵のサイクルを循環させることが必要で、例えば俳句が生まれる過程では単語の集団という知識の中から
知恵を働かせ、五七五の中に新しい知識を形成します。何となく勉強するのではなく、頭の働かせ方を考えるのが、
大切です。






   A  YSFH常任科学技術顧問  小島 謙一  横浜市大名誉教授



サイエンスリテラシーのシステムは、YSFHだけの独特なシステムです。知識を講義で獲得し、それを知恵に変えて
いく学習です。私たちはそのために、生徒たちにどういう話しを聞かせるか、どのような実験をすればよいのかを常
に考えています。


そして、皆さんには日本にとどまらず、世界に羽ばたいていけるような大きなスケールで勉強していくことを期待して
います。フラーレン60(C
60)で有名なノーベル賞受賞者のクロトー先生から「世界で一つしかない高校を創って下
さい!」というアドバイスも頂いています。皆さんは大勢の科学者から大きな期待をかけられています。頑張って下さ
い。





   B  佐藤 春夫 校長



本当のプロフェッショナルには、一朝一夕ではなれません。皆さんはこれから「夢の扉」の前に立とうとしています。
皆さんには、熱い固い決意を持って、困難に向かっていくチャレンジ精神で、臨んで頂きたいと思っています。





    
C  本校の教育について     高口(こうぐち) 健一 先生



先端科学の知識と技術を持った、知的で論理的な人間の育成を目指します。将来、世界で幅広く活躍できることを
目標とし、そのような人材を輩出できるような教育指導を行っていきます。

驚きと感動と知の探求の相互作用によって、勉強を勉強と思わず、楽しく学んでいけるような雰囲気を創り出してい
ければと思っています。

YSFHの名物授業として95分授業がありますが、これは1校時と4校時に行われています。科目は理数理科・理数
数学、WRITING SKILLS、芸術、体育、家庭などで、95分間あった方が充実した授業が展開できるからです。





    
D  今年度の入学者選抜について    栗原 峰夫 副校長



今年度の入学者選抜において、前期選抜の割合が40%になりました。(昨年度は30%)
よって、前期選抜の募集定員は94名で、横浜市内66名、市外28名となります。

後期募集定員は143名(市外43名)です。前期選抜で市外合格者が28名未満の場合は後期にその人数分がまわ
ります。

前期選抜では、自己表現活動及び面接において、科学に対する興味・関心・理解力・論理的思考力が備わっている
か否かを判断致します。また、思考・判断の分野において、その独創性、表現力を重視します。






                   
 後期選抜における各科目の出題意図


 英語


英文を正確に読む力、さらに論理的な構成を読み取る力をみます。それらによって、論理的思考力の確認をします。
また、図表や物語等の中にサイエンスに関連する素材を使い、英語の試験の中でも科学的な能力の有無をみます。




 国語


昨年度は朝日新聞の社説から、問一は文の並べ替えによる論理構成力をみました。国語においても論理的な力が
必要になってきます。また問四の評論の設問では「科学の目」「科学の心」、問五の古文の設問では「医者について」
問六の要約問題では、題名が「科学者の仕事」というものでした。

YSFHには、将来医者を志望している生徒もいますが、目的を問わず国語という教科の中でも科学に関する題材が
多く出てきます。常に科学的な見方ができることが必要です。




 数学


文部科学省の指導要綱を超える問題は出題しません。まず教科書内容をよく理解しておくことが大切です。そして、
数学科では「自分の考えをしっかり伝える力」を重要視しています。解法の過程も大切です。

昨年度は問1の設問が少し多くて、問1に多くの時間がかかってしまい他の問題を解く余裕がなくなってしまった生徒
さんが多かったようです。よって今年度は問題数が減る可能性があります。今年度の受験生の皆さんにとっては、
少し解きやすくなるかもしれません。





        
                           
                         鶴見川からのYSFH

















 平成22年 7月31日(土) 横浜サイエンスフロンティア高校 第1回説明会



 YSFH常任スーパーアドバイザー 和田 昭允 先生


                                         


            
        お話の概要


@ 問題を見付け、対象を解く観察し

A その中の要素・成分を見極め

B 正確で十分な情報(データ)を取り出し

C データ間の因果をつなぐ論理を見つけて

D 演繹(2+3=5)と帰納(5=2+3)の両面から

E 解析・分析し

F 高い視点と広い視野をもって

G 最適の解決・解答を出す

H 将来を見通して予想・予言し、未来を開拓する

I 高度に技術化された社会をスムーズに運転する

その指導原理だから、対象は人文系・社会系・理・工・医・農系を問わない



 佐藤 春夫 校長のお話(一部)


現在、発展途上国の進歩がめざましい。特にBRICs(ブリックス)と呼ばれている、Brazil(ブラジル)・Russia(ロシア)
India(インド)・China(中国)の勢いは目を見張る程で、このままでは日本も今の地位を保ち続けるのは難しくなって
きている。

これからの日本は、我が国の伝統である「知的立国」「科学技術立国」を武器にして歩んでいかなければならない。その
ためには世界で活躍できる人材を育てていく必要があり、将来は日本の大学だけでなく海外の大学も目指すようなグロ
ーバルスタンダードな考えをもってほしい。企業もそのような人材を求めている。

世界に通用する五本柱として

@ 頭脳  A 智慧  B 志 C 品格 D 健やかな心身 が必要ではないかと考えている。

私たちは、皆さんの潜在能力を伸ばすことを目標とし、何とか皆さんの希望を実現させたいと思っている。


     

   



 入学者選抜について


                                        


前期選抜募集率が40%になりました。(昨年度までは30%)

よって後期募集率は60%になります。


       昨年度と今年度の比較
  




      
   入学試験倍率
    

  平成21年度   平成22年度
 前期選抜  5.21倍  3.00倍
 後期選抜  1.82倍  1.24倍






        合格者の内申点

   平成21年度  平成22年度
  前期選抜  127.9  129.5
 後期選抜  114.8  115.6










   後期選抜合格者 学力検査の結果

 教科  平成21年度
合格者平均
 平成22年度
合格者平均
 国語  45.6  35.4
 社会  39.9  43.3
 数学  43.8  17.5
理科   46.5  47.2
 英語  47.9  43.8

   22年度  国語・数学・英語は独自問題









  平成22年度 志願者と合格者

 前期選抜  受験者数  合格者数
 学区内  123  50
 学区外  90  21



 後期選抜  受験者数  合格者数
 学区内  138  118
 学区外  73  52










    横浜市内中学校 各区別人数


 区  合計人数  21年度 22年度 
 青葉  32  19  13
 都築  29  13  16
 戸塚  27  12  15
 旭  24  11  13
 鶴見  23  9  14
 港南  22  10  12
 金沢  21  7  14
 神奈川  17  11  6
 港北  17  7  10
 磯子  15  12  3
 泉  14  7  7
 保土ヶ谷  14  9  5
 緑  14  8  6
 瀬谷  13  11  2
 南  11  10  1
 栄  8  3  5
 西  8  4  4
 中  4  2  2







   横浜市外中学校 各市・町別人数


市・町   合計人数  21年度  22年度  
 川崎  30  11  19
 横須賀  15  10  5
 藤沢  11  4  7
 綾瀬  8  2  6
 相模原  8  3  5
 大和  8  3  5
 鎌倉  7  4  3
 茅ヶ崎  6  3  3
 座間  5  4  1
 平塚  5  2  3
 厚木  3  1  2
 海老名  3  0  3
 小田原  3  0  3
 三浦  3  3  0
 逗子  2  0  2
 秦野  2  1  1
 寒川  2  0  2
 葉山  1  1  0
 二宮  1  0  1















平成22年度  学校説明会


                                             

 第1回 

  7月31日 (土) 午前9:30〜11:30  午後13:15〜15:15 
第2回   8月 1日 (日) 午前9:30〜11:30  午後13:15〜15:15  
第3回  11月 6日 (土) 午前9:30〜11:30  午後13:15〜15:15  
第4回   11月 7日 (日)  午前9:30〜11:30  午後13:15〜15:15  












7月3日  横浜サイエンス フロンティア高校 オープンスクール

   
 正門前  校歌
   
 2F CALL教室 CPによる発音練習  今日は図書室も開放されました。
   
 3F 課題研究室 有孔虫の説明  顕微鏡で観察しました。
   
 3F 地学実験室  いろいろな火成岩・堆積岩
   
 岩石プレパラートの観察  数学の授業
   
 智慧の懸け橋は向かい側です。  知識の懸け橋から
   
 講堂・体育館  食堂












 出身中学校別 入学者 (過去2年・4名以上)

                                             YSFHホームページより抜粋


  中学校  市・ 区  21年  22年  合計
 1  国大附属横浜  南区  8  3  11
 2  岡津  泉区  5  2  7
   青葉台  青葉区  3  4  7
   中川西  都築区  4  3  7
 5  寺尾  鶴見区  1  5  6
   六角橋  神奈川区  2  4  6
   港南台第一  港南区  4  2  6
   谷本  青葉区  6  0  6
   戸塚  戸塚区  3  3  6
   宮前平  川崎市  1  5  6
 11  生麦  鶴見区  1  4  5
   南希望ヶ丘  旭区  1  4  5
   城郷  港北区  1  4  5
   田奈  緑区  1  4  5
   中川  都築区  3  2  5
   南戸塚   戸塚区  1  4  5
   瀬谷  瀬谷区  4  1  5
   国大附属鎌倉  鎌倉市  4  1  5
   稜北  綾瀬市  1 4   5
 20  鶴見  鶴見区   2 2   4
  矢向   鶴見区    2 2   4
  神奈川  神奈川区   4 0   4
  上永谷  港南区   1 3   4
  鶴ヶ峯   旭区   2  2   4
  万騎が原   旭区  2  2   4
   洋光台第一  磯子区  3 1   4
  富岡東   金沢区  2 2   4
  奈良  青葉区  1 3   4
   川和  都築区  2 2   4
   茅ヶ崎  都築区  3 1   4
   荏田南  都築区  1 3   4 
  東山田   都築区  0 4   4
  舞岡   戸塚区  1 3   4
  大師  川崎市  1 3   4 

















                                          平成22年 2月10日  志願変更後

横浜サイエンスフロンティア高校 後期選抜志願状況 2

後期定員   前期辞退  志願者数  学区内・外 競争率
 166名  0名  239名

−9名
学区内 160名
      
−1名
学区外  79名

      −8名
 1.44
−0.05

                            ※ 学区外で辞退者が8名出ました。学区外競争率も少し下がりました。  

        

                             ※ 参考

 

 学校名  後期定員  前期辞退  志願者数   競争率
 横浜翠嵐  222名  0名  634名
−34名
 2.87
−0.15
 湘南  286名  0名  452名
−4名
 1.58
−0.01
 柏陽  194名  0名  345名
−25名
 1.78
−0.13

                      ※ 横浜翠嵐は、早稲田・慶応との併願者が多数含まれていますので、早・慶の合格発表
                        後に後期試験辞退者が出ます。例年同様に倍率はかなり下がると思われます。














                                         平成22年 2月5日  

横浜サイエンスフロンティア高校 後期選抜志願状況 


後期定員   前期辞退  志願者数  学区内・外 競争率
 166名  0名  248名 学区内 161名
学区外  87名
 1.49


                     ※ 前期選抜で学区外の生徒は最大限度の21名が合格しているので、学区外後期定員は
                       50名になります。50名合格したとすると競争率は1.74倍です。



                           ※ 参考

 学校名  後期定員  前期辞退  志願者数   競争率
 横浜翠嵐  222名  0名  671名  3.02
 湘南  286名  0名  456名  1.59
 柏陽  194名  0名  370名  1.91

















 横浜サイエンスフロンティア高校 前期選抜合格状況





前期定員   志願者数  面接者数  合格者数  競争率
 71名  214名  213名  71名  3.00




                           学区内・外別 合格者人数

 学区内  学区外
 50名  21名


                        ※ 昨年の前期学区外合格者は15名でした。今年の学区外面接者は90名(or89名)
                        で、合格者が限度(30%)いっぱいの21名(競争率は約4.2〜3倍)となりました。
                        学区外の方で全体の71名以内に入りながら、不合格となった方がいると予想され
                        ます。後期選抜で再挑戦することになりますが、学区外生で全体の71名の中に
                        入っていた方は、後期選抜で合格する可能性はかなり高いと思われます。

                         ※ 参考

 学校名 前期定員    志願者数  面接者数 合格者数   競争率
 横浜翠嵐  55名  267名  263名  56名  4.70
 湘南  71名  176名  175名  75名  2.33
 柏陽  83名  230名  228名  84名  2.71









22年 横浜サイエンスフロンティア高校 前期選抜志願状況

  

前・後期募集定員 前期募集定員 前期志願者数 競争率 昨年度競争率
237名 71名 学区内 124名
学区外  90名


合計 214名
3.01倍 5.21倍

                       学区外の前期入学定員は21名(30%)

   ※  倍率は下がりましたが、志願者の内申点がかなり上昇し、また、全受験者の学力幅層が狭くなり、
   全体的に高い水準に移行していると考えられますので、逆に難易度はアップしている可能性があります。

                                      (全県模試結果調査より)


135          120              100              80

A B C

                         

A B





横浜サイエンスフロンティア高校 アクセス


JR鶴見駅より徒歩17分・鶴見小野駅より3分・京急花月園駅より15分です。  
 

             京急 花月園駅からのアクセス

 改札口を出て、右側階段を下り、右に曲がると国道15号線に出ますので、左折して
 15号線沿いに川崎・東京方面にしばらく進みます。右手に鶴見線の国道駅が見えて
 きたら、もう少し直進すると、「下野谷町入り口」の交差点がありますのでそこを右折し、
 橋(下は鶴見川)を渡ると、右に横浜市立サイエンスフロンティア高校が見えてきます。

 橋を渡りきったら右に曲がり川沿いに少し歩き、鶴見線のガード手前で左に下り、鶴見
 線に沿って少しせまい路を50m程歩き、右手の鶴見線のガード下をくぐり、道なりに
 歩いて行くと、学校が見えてきますので、そのまま進むと正門に到着します。


                ”You can't miss it.”




 詳しくは下記の地図をクリックしてください。

            
 神奈川県横浜市鶴見区生麦5丁目周辺の地図 - Yahoo!地図





校歌


作詞・作曲   オオゼキ タク






横浜サイエンスフロンティア高校・校歌




1番




川面に煌(きら)めくは 黄金の朝陽

集いし我等 知の開拓者

創る喜び 究める勇気

見つめるまなざしは深く




この横浜で 共に培(つちか)い

世界の扉 拓(ひら)いてゆく



友よ 磨き高めよう

涯(はて)なき未来を 輝かせるために








2番




紺碧の潮風 翼に受けて

空翔けてゆく 鴎(かもめ)のように

遥か星々 母なる大地

芽生えたいのち 美しく



この横浜に希望の光


世界に向けて 漲(みなぎ)る時



友よ 鍛え続けよう

若き情熱の滾(たぎ)るがままに



友よ 愛し育(はぐく)もう

この地球(ほし)の未来を輝かせるために













                                                   

 



                                                      【参照】
  
               
                                             2009年(1期生)インフォメーション