かきまくれっ!こくご


教材の特長
教材の特長
【1年生〜3年生コース】について説明しています
とにかく書きます  一日にA4用紙で1〜2枚ほどの文章が私の教材です。1年で合計約400枚ほどの量になります。文字数は、1年生では1枚30〜80字程度です。学年があがるにつれ、文字が小さくなり、文字数も増えますが、用紙は1〜2枚ほどです。
 書くことが苦痛にならないよう、子どもが興味を持つような楽しい内容のものを、教材に選びました。
 書くことを面倒だと思うようになる前に、書くことの楽しさを伝えたいのです。

なぞり書き
1学期は、薄い文字で印字されている文字をなぞることから始めます。正しい文法で書かれた正しい文字を、繰り返し繰り返しなぞることで、癖のない文字に矯正し、新しい字も正しく覚えるトレーニングをします。
うつし書き
2学期は、空欄の左側に印字されている文字を書き写すことに挑戦します。
聞き取り書き
3学期は、保護者の方が読み上げた文章を、耳で聞いて、正しく書き取るトレーニングをします。
この作業は、聞いて覚えておいて書く、句読点を的確な位置にうつ、習った漢字は漢字で書くなど、かなり高度な技術を要します。この時期までにこの作業ができるように頑張りましょう。
とにかく読みます  自分で完成させた文を「声に出して」読みます。原則として、毎回、書き終えたあとに、3回ずつ読むことをルールにしています。1回目に読む時は、字づらだけを追ってたどたどしく読むようなこともあるかと思いますが、3回目には内容を理解しながら、しかも、かなりすらすらと読めるようになっているはずです。読解力をつけるトレーニングです。
 このような音読練習を続けると、書いてあるものを耳で確認しながら、また、内容を理解しながら読めるようになってきます。
知識をつける  子どもたちに書かせる文章の内容は、年中行事、季節の歌、動植物のこと、生活に関係する事柄や、テレビアニメの台詞から国語の文法に関することに至るまで、ためになるもの、面白いものを沢山用意しました。
 機械的に同じ字を何回も書く方法より、はるかに効果があると思っています。
 読み書きすることで、国語の勉強になり、また、できあがった文章を読んでみると、実は理科や社会の学習になったり、年中行事や料理などの生活に関する知識にもなるという、一石二鳥の内容を選んでいます。
 また、国語の知識分野に関わることも多く盛り込んでいます。
達成感を味わう  プリントは順番にファイリングしてください。自分の成し遂げたことが、どんどん増え、厚みを増し、迫力のあるものになってきます。子どもは目に見える成果が好きです。子どもの自信に繋がるように願っています。
 また、内容として「知識」が盛り込んでありますので、お子さまが自分で作った「なんでも辞典」としても残しておくとよいでしょう。
評価とお楽しみ  大手通信教育会社ではできない、しかし、私のような個人教師が出来ることは何かを考えました。
 そして、このホームページを利用し、家庭教師感覚で、ひとりひとりの頑張りを応援してあげることができるのではと考えました。
 自分のハンドルネームを作り、動物キャラクターを選びます。そして、それらが、個人成績表のページに載り、毎日の頑張りも、すぐに反映させます。

 しかし、大手通信教育会社のように、頑張ったご褒美(プレゼントなど)は用意しておりません。その分、料金を抑えました。子どもが頑張ったご褒美は、保護者の方が、適切な物を適切な時期に与えてあげて下さい。
見本 こちらをクリックして下さい。教材見本
コラム

低学年用国語教材の選び方


 自分の子どもの教材を選ぶために、かなりの数の教材を研究しました。なかなか納得のいくものが見つからず、結局自分で作ることになったのです。それが、この「かきまくれっ!こくご トレーニングペーパー」です。

 低学年の国語教材を選ぶにあたっては、気をつけなければならない点がいくつかあります。
 まず「字体」です。最近の問題集や参考書は「可愛らしさ、親しみやすさ」を追求してなのか、丸ゴシック体のものが増えてきました。この字体はとても可愛らしく、親しみやすいのですが、子どもの文字学習の教材として使用する場合には、多くの危険をはらんでいます。はっきり言いますと「字が嘘」なのです。このことにつきましては、こちらをご覧下さい。

 次に「漢字へのアプローチの方法」です。新しい漢字を学習するときに、昔のように、その漢字だけを何回も何回も書かせることは少なくなりました。(いまだに数冊発見しましたが。)最近の主な教材では、その漢字を使った熟語をいくつか挙げ、それらを練習させる傾向にあるようです。初めてその漢字に出会うお子さんにとって、熟語の意味も含めて、その漢字を習得することは至難の業です。なるべく馴染みやすい、易しい方法を取る必要があります。私は、数多くの例文の中で、その熟語に何度も何度も出会い、出会うたびに感じる「その漢字の持つ雰囲気」ごと、漢字を受け入れるのが理想の形だと考えます。

 また、受験用教材の低学年下の影響で、長文読解に焦点を絞った教材もありますが、まず、漢字や文字を読むことや書くことに慣れてから、次の段階として、そのような発展的な内容に流れを持っていくべきだと思っています。

 「読み書き」の「書き」の部分を中心に考える場合、書写の教材も大変参考になりました。書写の教材は、書体に教科書体を使用していますし、字の大きさも適当で、とても参考になりました。しかし、あくまで「書写」ですので、当然、その他の国語学習の領域にはそれほど踏み込んでおりません。ページ数もとても少ないのが実情です。

 書き込み式の教材も参考になりました。しかし、そのほとんどが、小学校高学年から中学生向きの内容のものばかりでした。また、一年を通して学習するには、量が少ないようです。


国語教育・読み書きの重要性と「かきまくれっ!こくご トレーニングペーパー」

 全ての教科の学習は国語(日本語)で行われます。つまり、算数の文章題、理科・社会の資料分析や、英文を訳すときの適切な言葉選びなど、すべてに際し、日本語の能力が大きく関わってきます。その中でも、特に、基本的な部分である、いわゆる「読み書き」については、徹底した学習が必要です。この「かきまくれっ! こくご トレーニングペーパー」では、1学期になぞり書き、2学期にうつし書き、3学期に聞き取り書きを中心に学習し、それをくり返しています。読み書きの習慣を定着させるとともに、読むこと、書くことに苦痛を感じないさせないよう工夫しています。本当の「読み書き」の力を養いましょう。


学習時間と親が勉強をみてあげる意味

 最後にもうひとつ。私は国語の学習にはある程度、まとまった時間が必要だと思っています。「1日5分でOK」と宣伝する教材もありますが、本当にそうでしょうか? 経験から言いますと「学習を開始してから5分」という時間は、ようやく子どもの姿勢が整ってきたぐらいの時間なのです。
 私は少なくとも、学年に15をかけた時間以上の学習の時間は必要だと思っています。つまり、小学1年生なら最低15分、2年生なら最低30分、3年生なら最低45分は学習時間を確保すべきだと思います。特に、宿題をあまり出さない学校に通っている場合は、ご家庭で課題を設けて、学習時間を確保するべきだと思います。

 また、最近の子どもが、集中できる時間は、15分が限界だと言われています。しかし、ご家庭で、毎日ある程度まとまった時間集中して、学習する習慣が身についている子どもは、たった15分で集中力がなくなったりはしません。

 「かきまくれっ! こくご トレーニングペーパー」は、1年生対象でも15分以上の学習時間を要するように作りました。この教材で集中力も養えれば、と思っています。

 保護者用説明プリントでは「一緒に国語辞典をひきましょう」「このことについてお子さんと話し合ってみましょう」などのお願いをしています。

 このトレーニングペーパーは、ひとりでもできるように作ってありますが、ひとりでさせずに、ぜひ、親子で取り組んでください。効果が大きく大きく違います。

「毎月の季節の歌を、書き終えた後、親子で歌っています。学校で習わなくなったけれども、日本人として子どもには知っていてほしい歌ばかりです。」
「毎日のプリントで、知らなかった言葉を、親子で国語辞典で調べています。最近では辞書をひくのが早くなってきました。」
「子どもの教材を私も音読しています。」
「プリントで書いた文の続きが読みたいといったので、親子で図書館に行きました。」
「金曜プリントの解説ページを、読んであげています。」
「作文の課題について、家族で話し合ってみました。」

このような、感想のメールが、数多く寄せられています。

お子さんと一緒に勉強できる機会なんて、一生の内にほんの数年です。
この時間を楽しんでみませんか?


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