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近況と雑記:



7/1 少し働こう

 あたしが働かないと自分も動かないなんてイケズなことをうっちーさん言われてるし。ふむー。
 10秒間黙考。
 うっちーさんに色々やらせて色々書かせるために雑記を書こうと思うのこと。

にゅーす
H−Yさん帰還。
 IDさん経由で知る。
 私とH−Yさんの接点は1999年。KANON発売後、自分がもっとも精力的にネット上で活動をしていたと思われるころのこと。
 ここでいうところの、氏が >KeyBBSに余計な事をして〜 のくだりでしょうか。KeyのオフィシャルBBSで議論していたころ、氏のBBSの住人だった源内さんや遊氏に煽られて出張って、そのまま氏のページ・BBSに半ば居ついていました。
 期間にするとそれほど長いものではなかった気もしますが、内容的には濃い議論が多く、色々と楽しませていただいたものです。氏のページで知り合ったことが縁となって、今でも親交の続いている人もいます。
 今回はH-YさんのところにBBSがないので、ここでお帰りなさいと言っておきます。

 …なんてことを自分とこの掲示板やらで言ってたら、IRCでいきなり呼ばれ、プライブでチャットしてるという罠。
#伝言板的なeメールや掲示板でのコミュニケーションが携帯主体で行われるようシフトしたのに対して、PCでのコミュニケーションがメッセンジャーソフトやIRCチャットなんかで、本人を探して直接話す…という風に変わってきているのは、私だけではないよーだ。
 なんだかんだで二時間話し、話の流れからKtFのプレイを薦めてしまうのこと。
 数多い話題作の中、薦めたのがKtFというのは人としてよかったのかどうか微妙なところだけれど、美少女ゲームの今を見るには必要な作品だし、いいよね?<誰に同意を求めているのか
 H-Yさんは源内さんにもやらせるよう働きかけてみるとか、かなり乗り気。
 プレイ後あたりにGameDeepあたりで語り合いましょうと約束。やったぜ原稿のネタゲット(ぉ

にゅーす その2
Wind小説版発表

>>ギャルゲーじゃなくて、街の物語に特化して、可能な限り尺を詰めてダイジェスト版にすれば、あらすじの方が面白い罠の法則によって、結構まとまる可能性もあるが、具体的に誰かのシナリオの再現、とかやると、おそらく破綻する風味。ベクトルはみなもベースに、望とわかばのエピソード系を中心に差し替えていくとよさ気かも

 …とはやまさんの談。
 ほぼ同意。本当に力のある人間がゲームでなく企画書から再構成したら、とてつもない傑作になりえるかもしれない。…まずそんなことはないだろうけれど。
 というわけで、↓の発言にも同意なのだった。

>>相当に力がある人が手がければ、とてつもない傑作になりそうなくらい面白い内容だからこそ、結果的にゲームはもてあましてしまった、というのが正直なところ



7/2 不意打ち

 最近はいきなりプライブしかけて驚かせるのが流行なのだろーか。
 想定外の人のつながりの存在にびっくるのこと。<それをいうなら「びっくりした」でせう。
 世界は繋がっている。
 どうでもいいけど、世界との連結を実感するときというのは、感心・感動と同時に恐怖であったり残念だったりして、いわゆる不思議な気分になるね。

少女に与えられたのは、大きな銃と、小さな幸せ。
 繋がりというと、去年のMyBESTに選んだ「BSF」(DCでも出るぞ)と繋がる作品群が非常に面白い。
 掲示板だのなんだので個人的に騒いでいる、最近最も楽しみな電撃大王連載の漫画「GUNSLINGERGIRL」はBSFの原画、相田裕氏の作品だし、まもなく発売のこれまた個人的大期待ゲーム、Littlewitchの「白詰草話」も、BSFのシナリオ担当の古我氏が参加しているのである。
 BSFと関係なく、この二つの作品は非常に気に入って期待しているのだけれど、電撃大王での相田氏のインタビュー記事には、BSFの構想通りのものを実現するには時期尚早だった、というような発言があり、白詰とGUNSLINGERGIRLの二つが設定やコンセプト的に似通った部分があり、BSFとも通じる部分があるとなったら、別の側面から興味も出てくるというもの。
 一方で漫画、一方でゲームという表現形式を選び、BSFの中枢二人がこれからどんな風に歩いていくのか。それらを通じて、BSFで目指していたものがなんだったのか、その先にあるものが見えてくるんじゃないかとか、そこら辺でもこの2作品は注目なのです。
 ちなみに、元々、相田氏はLittlewitchの大槍氏とは同郷の友人らしく、そこら辺の繋がりで古我さんが参加となったのかもしれません。BSFの製作会社、minoriの酒井nbkz氏の存在と発掘斡旋コネクションを考えれば、ここら辺の年代のクリエイター間の協力関係については何が起こっても不思議でない気もしますが。
※でも、白詰に音楽で鳥煮亭のyanさん参加とはビビったけど。反則気味のBorn to be freeのアレンジとか、聴きまくってたし
※こういうのも、データベース的な消費とかクリエーター幻想とかいうのかしらん
※一応断っておくが、ここら辺の作家の作風が少女萌えってところは注目にはあんまり関係ない。
※ちなみに2chのLittlewitchスレを漁ると、スタッフの口から管野ひろゆきの事とかがあんまし望ましくない形で出ていたりもする。…うーむ。

お買い物メモ
・アフタヌーン8月号
 …先月号、買ったのに読んでないよ俺。



7/3 わからなくていい

 昨日のBSF繋がりに関してBBSでIDさんからツッコミ。
 どうも、古我さんも大槍さんの後輩らしい。
 ネットは広大だわ(いやむしろ狭いのか?)。
 大槍さんと元早稲田大学成年コミック研究会・現Littlewitch広報担当取締役の堀井氏の関係とか、web日記のリファラーな交流スタイルの走り的存在で巨大な人脈を誇るminoriの酒井nbkz氏のこととかそのお嫁さんのこととか、調べてみるとまだまだ面白そうなのだけれど、まぁ、人なんてどっかで繋がっているもんであり、同じような趣味や職種の人間ならなおさらであるし、これ以上興味もって調べていくと作品を見るときに邪魔になる感情が入ってきそうなので止めておこう。

白詰草話」という作品への期待
 いよいよ二日後に迫った7/5、発売の日。
 プレイの前に、このゲーム作品について今現在思っていることを書き残しておく。
 FFDという大仰な名前のついた表現システム、BSFで気に入った古我氏の書く言葉、恐ろしく綺麗な美術周り、人造少女と銃などの興味を惹かれるさまざまなガジェット、ヨーグルト氏やyan氏の音楽。
 さまざまな部分についてプレイを楽しみにしているのだけれど、それ以上に私がこの作品について気になるのは、この、ゲームの持つさまざまな幻想を取り払いそこから開放されている(ように見える)作品が、如何にしてゲームというシステムを使ってみせるのかという点である。
 ネットゲームが現実化し、私がゲームに抱いていた幻想の一つ(異世界の存在)がもっともしょうもない形で実現され、高まったフェイク技術のネタばらしというAirで、彼岸に届くというやさしい嘘と希望がもっとも残酷な形でもたらされ、一方でGPMがAirと同じく現状のゲームの形をフルに用いながら究極の大法螺エンターテインメントとし完全にプレイヤーを騙し、その後ネタ晴らしをしてプレイヤーに幻想を現実化しようとする(或いは究極の嘘をつき通させようとする?)意思を植え付けようとするにいたって、ようやく自分が愛してきた現状のビデオゲームのシステムがほぼ全て幻想をもたらせるために生まれたフェイク技術だという事実に思い当たった私にとって、そのフェイク技術の使用をやめるでもなく、なおも騙すためでも、騙し騙されるお約束のための様式美としてでもなく、その形の持つ本質的な機能を表現のために使おうというこの作品は、非常に眩しく、嬉しく映っている。

お買い物メモ
・アワーズ8月号
・電撃姫8月号



7/4 世界っていう言葉がある

 白詰草話到着。
 6〜7時間で終わるらしいぞ。
 登場人物は全て18歳以上だと断りが出るぞ(やまさん曰く「『人物』はそうでしょうね」。むう、真理だ)。
 とりあえず、体験版の向こうの二話まで進むぞ。
 二話冒頭で主人公がエマたんと一緒の布団に入るぞ。萌えだぞ。
 延焼を食い止めるために一旦止めるぞ。
 …せっかく毎日更新始めたのに、三日坊主になるとこだったぞ。危うく朝までノンストッププレイしちまうところだった。

ハマり込む前に白詰メモ…
・プレイステーションコミックとの違い。プレコミが利用したのがゲームというハードであったのに対して、白詰はゲームというソフトも利用しているのではなかろうか。ゲームを排除するのでもゲームに乗っかるのでもなく、ゲームのシステムも使うということ。
・フィギュアは沙友。エマたんが欲しかったのにー。800円出してコンプしようかどうしようか。
・ゲームについてどーたらこーたら考えるるる…… ゲームと呼ばれるものは、その形式やルールによって、そのゲームに従うプレイヤー(達)独自の世界を生み出す。  スポーツ競技。様々な卓上ゲーム。STGやADV、RPGといったビデオゲーム。  野球でもサッカーでも格闘技でもSTGでもいいが、競技ゲームを例にとって考えよう。  それらが作り出す世界というのは、いわゆる実生活とは違った価値観に則った世界である。  球を打って遠くまで飛ばせる技術や能力が役に立りもてはやされるのは、野球という世界の中の話であって、実生活では本質的にはなんの役にも立たない。もちろん、野球のように多くの人間に認められた世界であれば、実生活でも様々な意味を持つ場合があるけれど、STGで何百万点、何億点ととれるというような超絶的な技術は、基本的にそのゲームの中以外ではなんの意味も持たない。  しかし、それでも競技スポーツやSTG等の愛好者は存在し、彼らはそのゲーム世界にしか通用しない技術を磨くことに時間をはじめとする様々なものをかける。  その理由としては精神的肉体的な体感としての快楽などを初めとして、様々なものが考えられるが、私はこれらゲームに参加するプレイヤーが求めるものの一つに「(異)世界」、そのゲームが生み出す、自分が普段触れ生活しているのとは異なった世界(或いは物語)、その世界(或いは物語)への介入をあげたいと思う。  例えば学力が評価基準となる学校という世界において、勉強がまったくできない学生が、自分を無価値だと感じているとする。  しかし、陸上という世界では学力ではなく足の速さという身体能力が価値基準であり、STGという世界ではハイスコアを叩きだせるものこそが神である。  もしも走ってみたら平均よりもかなり上の記録を出せた、STGをやったらその店のハイスコアを更新できたとなると、彼の価値は勉強を価値基準とする世界とはがらりと変わる。それらの世界では、学校で勉強のできて自分より順位の高い人間より上であったりするとわかりやすいかもしれない。  彼にとって、自分の価値が確認・発見できた陸上やSTGという世界は魅力的に映るだろう。  彼が陸上やSTGというゲームに傾倒していったとするなら、そこには、自分にとって都合の良い世界を求めた心が、少なからず存在しているのではないだろうか。  上記は少々ネガティブな喩えだが、逆に、そこで勝てないから別の世界を望むのと反対に、そこで勝利したからそことはまったく別のゲーム、別の世界を求めるという向きもあるだろう。  人がゲームに求めるものの中には、異世界に触れる刺激、違った世界での普段の自分とは違う自身の価値存在を確かめるという魅力もあるように私は思うのだ。  そうした観点で、様々な「世界」を求めることをゲームを求める理由と考えるなら、重要になってくるのは、そのゲームの持つルールや形式によって構築される世界であり、その世界に対するプレイヤーとしての居心地である。  競技としてのゲームは勝敗や能力でそれを確認するが故に、ヒエラルキー下層のいわゆる敗者にとっては居心地は決していいものとはならない。  ゲームを「世界」だけでなく、そこでの快適な居心地を提供するサービスと考えるならば、そのような敗者の存在するような状況は望ましくない。  それに、必死こいてそのゲームの中での技術を磨きトップとなったとしても、多くの場合、それは世界を離れれば無意味となる。  ゆえに当初は競技的な性格を持ち、その世界での向上を目的としていたゲームが減り、単に魅力的な「世界」をプレイヤーに与えることを目的とするかのようなゲームが増えていったのは自然な成り行きだったのかもしれない。  ………あああああ、終わらねえよ、白詰まで話がたどりつかねえよめんどくさいいいや、やっぱ白詰やろう。エマたんに沙友たんに透花たんに宮藤たんに会いたい。会おう。会えるとき。それが今。

お買い物メモ
・「ファミ通ブロス8月号」
  HoenyRoseのためだけに今月も。
・「白詰草話インフォメーションブック」
  結局買ってるし。




7/5 白詰中

 第7話に突入したらそこがタイトルロール。
※用法ミスにつき減点。作品タイトルと同じタイトルのサブタイトルとゆー意味で使ってるようだが、そゆのタイトルロールいうのはちと違う。うう、恥い>俺様
 タイトルロールを見るとわくわくしてしまう。気合も入る。
 まぁ、肩透かしという場合も多いのだけれど(ファイアーエムブレムとかな)。
 多分、この後は一気見せな気がすまないだろう。時間的体力的な問題も鑑みて一旦中断。

これまでの感想
・メインのストーリーラインがけっこうへっぽこかもしんない。
・しかし無条件に愛情と尻尾を振りまく猫少女三人と過ごす日々は萌えだ。炎上。
・おーやりさんのプリメ同人誌欲しくなったぞと。
・無垢な少女と暮らすという部分、少女の描写に力を入れるということは、そのために相対的に少女でない女性やエセイノセンスなモラトリアムダメ人間や汚い大人とかゆーのを描くことの理由になったりもするのか。なるほど。
・裏でもなんでもなく正当ヒロイン品藤でしょこれ。
・一言で言えば、(もう廃れた)ハイエンド系なんて言葉が似合いそうな感じの少女ゲーか<一言じゃないし
・イグナクロスとココロ図書館を足して二で割ったよーな<わけがわかりません
・目指したものは 1クール分入ってるアニメ漫画のパッケージ? 毎回OPとED流れるし
・毎回のEDの、その回で使った原画線画(たまに指示書きみたいのもあり)が流れてるのがとても素敵。プレイ開始前はOP曲のESCAPEのが好きだったのだが、今はED曲のシナリオのほーが好きだ。サントラCDからリピート。
・で、結局どんな話なのかとゆーと、猫耳と尻尾を装備して甘えてきたり、お風呂入ったりお食事したり一緒に寝たり。主人公は、自分の胸の穴を埋めるために自分でこの子らを作ったダメ人間な自分のことをうじうじと悩むのだ。でもそんな生活が楽しいので日々流されるとそーゆー話だ。
・しかしそれではオチがつかないので、少女(型戦闘兵器)の育成生活という夢のよーな日々と、それを許さない世間との戦いでちょっとメリハリとカタルシスとあてつけを…とそういうお話なんていうと語弊がありまくりか、流石に。
・なにか意図がありそうな説明の仕方だと思うのは、気のせいです。

反応のふりをした戯言
 こんな風なことをぐるぐる考えるから、えいえんなんてもんにハマるんだ僕たちは。傷ついても壊れないものを探し続けたんだ(ちょっと違う)。
 私は我々と関係なく存在し、我々が愛そうと介入しようと否定しようと忘れようとそれとは無関係に、なお存在しようとする世界が欲しい。

アドレスメモ
へるばれ
  しーくえんすの人。
Bungle Bungle
  痕の人たち。そういえば思い出したが手元の「ダグラム・ザブングル メカ大百科」には、Xabungle→The Bungle〔へま、失敗〕最高傑作の名前が失敗だなんて、イノセントのギャグだとしか思えない、なんて項目がある。