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ペルセウス座流星群のページ

このページは、毎年8月13日の未明に極大を迎え活発な活動を見せるペルセウス座流星群についてのページです。

文章が多少(?)読みづらいかもしれません。


Contents

なんで毎年見られるの?

流星群とは何か

なぜペルセウス座?

いつごろに流れるの?

観測をするには?


流星群ってなに?

彗星はまれに地球の軌道と交差する軌道を持つ場合があります。流星群の主成分はたいていの場合それらの彗星がまき散らしたゴミ、つまり、彗星の尾です。その彗星は母彗星と呼ばれ各流星群ごとに違うものが起源となっています。ペルセウス座流星群の場合はスイフト・タットル彗星という彗星が、しし座流星群の場合はテンペル・タットル彗星が母彗星になっています。彗星(ほうき星)はピーナッツのような形の汚れた雪の玉なので、太陽に近づくと、次第に溶けてきます。すると彗星が通ったあとには、雪玉に混ざっていたチリが散乱します。そのチリはおびのようになり地球の軌道とぶつかります。そこに地球が突っ込むと、流星物質(彗星のチリ)があまりにもはやいスピードで地球の上層大気に飛び込んでくるため、摩擦によって、チリはプラズマイオンというイオンの状態に変わり、残されたプラズマガス(原子が電離した状態のガス)というのが発光します。しかもごみは彗星が巻散らしていったため、1個しかないわけではないのでたくさんの流れ星が流れます。このことから流星の群れ流星群と呼ばれます。


なぜペルセウス座?

普通の人ならば『なぜペルセウス座?』と疑問をもつはずです。意味もなく付けているわけでもなく、ちゃんと理由があります。理由はペルセウス座の星座を中心にして放射状に流れるためです。ちなみ中心点を輻射点といいます。なぜ放射状に流れるかというと、絵画法である1点透視図法を覚えていますか?立体的な絵は遠くから来る平行線を1点に伸ばすと楽に描ける。というあの図法を考えればなぜ放射状に飛ぶのかが分かります。・・・・・・・・分かりますよね?流星物質が遠くから、ほとんど平行に飛んでくるからです。ほら、SF映画などでまっすぐ飛んでくる隕石とかは近くに来ると放射状に避けていきます。あの感じです。


いつごろに流れるの?

大体輻射点が上がってこないと観測できないのと流れ星が観測しやすい時間帯が夜半過ぎであるため、夜半過ぎ位から良く流れるはずです。しかし一晩中流れるので、一晩中見ていることをおすすめします。またペルセウス座流星群の場合、チリの帯が広がっているので極大日の前後2〜3日間ぐらいは活発に活動しています。極大は8月12/13日(12日の晩から13日の朝)です。また、今年は月があるので月が見えない場所で観測するか、もしくは月が目に入らないような工夫をして観測すると良いでしょう。


タダ、見てみる

眼視観測

写真観測

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タダ、見てみる

道具を準備しよう。

流星を見るときに決まって必要というものはありませんが、以下のものは必要でしょう。

・防寒具
・暖まるような飲み物、食べ物
・寝転がれるようなシート
・赤いセロファンを張った懐中電灯

夏とはいえ観測中はとても冷え込みます。そのため防寒具が必要です。また寒いので暖かいコーヒーや寝袋、シート、テントなども持っていくといいでしょう。暗い夜道では懐中電灯が必需品。でも、この懐中電灯には少し改造が必要です。改造といっても、ただ赤いセロファンなどをライトの部分に張ればいいだけです。

僕が寒いときに持っていくものはコーンスープの粉末とお湯を入れた魔法瓶の水筒。寒い中で飲むコーンスープはとってもうまい!(僕はコーンスープが好きなのです)たまに、豚汁などを入れていくこともあります。

見る前に。。。

一般的な流れ星は普通の星より暗いため、明るいところから急に外に飛び出して「さぁ!流れ星を見よう」といっても目が慣れず、なかなか見ることが出来ません。ですから、見ようと思ったら30分ぐらい前から外に出ていると瞳孔もきちんと開き、暗い流れ星も見ることが出来ます。

実際に見てみよう。

流れ星は何処を見ていればいいのでしょうか?決まった方向はありません。ただ、考え方として明るい流れ星を見たいならば北東のペルセウス座のまわり、長い流れ星を見たいなら南西のペルセウス座から離れた方向を見ていると良いです。

1999年8月13日3時 東京の画像(StellaNavigator3)


眼視観測ーちょっと天文らしいことをやってみたい。

必要なもの

・書くもの。
・書かれるもの(記録用紙)。
・赤セロファンを張ったペンライト。

5人1組で並びます。並び方は、北、東、西、南、中央(記録者)で並んで書く方位の担当者が流れたら、『東、流れたっ!』と叫びます。そしたら、次に、記録者が時間や方位などを記録用紙に書き込みます。ただそれだけです。もう少し詳しく観測したいなら、まわりの星とかとの比較をやり『東、群流星(ペルセウス座流星群であるか否か)痕あり(流星が流れたあとに残る煙みたいなものが見えるか)1等星』とまで記録すれば完璧です。数を数える程度ならそこまでやる必要はありません。しかし、流星嵐までいくと、流れすぎて計測できなくなるので、ラムカ観測や簡易ラムカ観測をやります。

ラムカ観測等の説明は省略します。

こういったの情報を記録して流星観測団体に報告すると喜ばれます。高校生の団体などもあります。


写真観測

・準備するもの

・一眼レフカメラボディー
・魚眼レンズ〜標準単焦点レンズ
・フード
・レリーズ
・高感度フィルム
・三脚
・懐炉orヒーターorブロアーorドライヤー
・観測記録用紙

・レンズの選び方

レンズは一般的に広角レンズや超広角レンズ、魚眼レンズなどがいいといわれます。
確かに、そういったレンズは網が広くて流星を捕える数が増えますが、逆に、光の淡いものは捕えられなくなります。そこに登場するのが標準レンズ。たいてい50mmの場合、F1.2位(口径比)まであります。このF(口径比)が大きければ大きいほど、光をフィルムに移しやすくなります。だから、たくさん流れると分かっているときは、捕える確率を考慮して50mmF1.4以下のレンズをおすすめします。

(注)絶対広角はダメという分けではありません。

・撮影の仕方

カメラを3脚につなげ組み立てて、好きな方向に向けます。

(注)星座も一緒に撮ると作品としていいものになります。

それから露出をかける前に、開始時間を記録用紙に正しく秒まで書きます。後で分析するときのためです。市街地では10分も露出時間をかけると真っ白になるので、せいぜい5分位までが限度です。しかし空のくらい山の中や田舎などでは10分ぐらいは楽々かけられます。そして適当な時間たったら、シャッターを切ります。そのときの正確な時間もとって下さい。

・構図の決め方

構図はさっきも言った通り、星座をバックにいれます。そして、できれば輻射点近くを狙ってください。
なぜ輻射点近くがいいかというと、輻射点近くの流星は長い時間明るく流れます。逆に、輻射点から遠いと、早くて暗い流星が流れます。ので、写真に撮りたければ、輻射点近くを撮るといいでしょう。

・フィルムの選び方

フィルムはISO-400が主流ですが、たいていの流星は、増感処理でもしない限り写りません。したがって、ISO-1600〜をおすすめします。お勧めフィルムとしては、

・富士カラースーパーHG1600 24/135/¥730 36/135/¥995

・コニカカラーGX3200プロ 24/135/¥730 36/135/¥995 12/120/¥685(生産停止らしい)

・コダックエクタクロームP1600プロ 36/135/¥1560

・富士クロームプロビア1600プロ 36/135/¥1390 12/120/¥890

です。

天体写真撮影法は天体写真を撮るーっ!の初級編をご覧ください。


参考文献:東京大学教育学部付属中・高等学校天文部 獅子座流星群勉強会レポート

    :誠文堂新光社『天文年鑑1998』

    :誠文堂新光社『天文年鑑1999』

    :誠文堂新光社『1998年 天文ガイド10月〜12月号』

    :発行社不明『1992年 月間天文12月号』(地人書館かな?)

    :ヨドバシカメラ『フィルム完全カタログ98』

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